僕は発展途上技術者

ゴルフレッスン


毎週水曜日、会社が終わってからゴルフのレッスンに通っている。仕事は仕事、プライベートはプレイベートとしっかり分けて考えるカリフォルニアならではできること。


今日は今後の僕のゴルフ人生を変えるかもしれない(大袈裟?)気づきを2つ得ることができた。


僕の悪い癖はボールを打つとき、打ったあと、どうしても頭が動いてしまうこと。ボールの行方が気になって見ようとしてしまうのである。ヘッドアップといってこれは良くない。


これを直すのに、「動かないように、動かないように」と念じて打つのだがどうしてもうまく行かないときがある。そこでコーチからもらった一言アドバイス。「動かないようにと思うのではなく、反対側に少し動かすようにしたらどうか」。これがすごく効くのである。ヘッドアップは右利きの場合頭が少し左を向いてしまうこと。これを打つ瞬間、ちょっと意識してほんの少し右に向けるようにすることで簡単に直せるのだ。


「○○しないように」よりも「○○するようにしよう」という静よりも動、ネガティブよりもポジティブな動きの方が効果が得られる、という他のスポーツにも仕事にも応用できそうな気づきだ。


そしてもう1つ。ゴルフは止まっているボールを打つため、そして毎回同じように打たなければならないという先入観からか、僕のスイングは初心者の頃から硬い。同じ場所を同じように打つのだから、体をガチッとかたくしていればうまくいきそうに思えてしまうのだ。典型的にそれが現れるのが体重の動きと手首の動き。体重移動はできるだけ少なく、そして手首はなるべく固定しよう、としてしまうのだ。実は全く逆のことをしなければならない。体重移動がないと腰がうまく回らないし、手首は意識して返すようにしないとボールはまっすぐに飛んでいかない。


コーチからもらったアドバイスは、ボールを打つ前にクラブを振り上げたとき、つまりバックスイングのとき、野球のピッチャーが振りかぶるように体重を右足に乗せるということ。そして手首の動きは、自分で気づいたのだが、野球のスイングを意識して手首を返すようにすれば理想的な動きになる。


先入観を取り払うには、ゴルフではなく野球という別のスポーツをイメージに取り入れるとうまくいく。これも他のスポーツにも仕事にも応用できそうなことだ。


会社を早めに終えてゴルフのレッスンを取る、なんて日本ではけしからんと言われそうなことだ。でもそうした課外活動から、仕事にも活かせそうな気づきを得ることができるのだから、仕事ばっかりやっているのが良いというわけではない。



プロフィール

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