僕は発展途上技術者

メールマガジン「ハッカーへの道」

POPFile の日本語化を進めてきて、オープンソースプロジェクトってすごく面白いと思うので、その面白さを形にして伝えようと思い、メールマガジンを発行することにしました。

http://popfile.sourceforge.jp/hacker/index.html

ハッカーへの道 ~ 僕がオープンソースプロジェクトから学んだこと ~

このメールマガジンではPOPFile(日本語化に関する情報はここ)というオープンソースソフトウェアのプロジェクトに関わる中で僕が学んでいること、学んだこと、それからオープンソースソフトウェアの魅力を伝えていきたいと思っています。

毎週月曜日発行です。11月17日創刊予定。

Flogman

http://flogman.sourceforge.net

手がけているプロジェクトのひとつ。

メールの添付写真をホームページに自動アップロードする写真日記簡単更新ソフト。

POPFile

http://popfile.sourceforge.net

こちらがもう一つのプロジェクト。メールを統計的な手法を使って自動的に分類してくれるツール。来たメールをごみ・普通・重要のように分けてくれ、画期的なのは、このツールは最初はまるっきり馬鹿なのだが、ユーザーが「これはごみ」、「これは普通」、「これは重要だよ」と教えていくことによってどんどん賢くなっていくところ。

関わっているのは、このプロジェクトの日本語化の部分であり、少し修正を加えることによって日本語でも十分動く。

http://jishiha.hp.infoseek.co.jp/POPFile/ にまだ英語のみではあるが日本語化の説明を載せてある。

日本語化の部分を正式なバージョンに取り込んでもらうよう、作者にかけあっている最中。次のバージョンあたりで取り込んでもらえればいいのだが。

POPFile 日本語マニュアル

以前から紹介しているスパム(ごみメール)を自動的によりわけてくれるフリーソフト POPFile の日本語マニュアルが公開された。「訳者注」なんて書いているその訳者は私。翻訳家になった気分だ。こうして公開されると、なんだか翻訳された本が出版されたようでうれしい。

http://popfile.sourceforge.jp ではインストーラーも公開したので、かなり楽にインストールできるはず。今まで POPFile で日本語のメールを扱うには、英語のマニュアルを読んだり、ファイルをコピーしたり、設定が面倒だったりとパソコンに詳しい人向けだったが、マニュアルとインストーラーがそろったことで、自信を持って広く一般にお勧めできるようになった。

POPFile を slashdot.jp に紹介

したら、すごい反響。日本語化パッチのページのカウンタは昨日1日だけで500以上カウントされていた。

slashdot.jp の記事につけられたコメントを読むととてもためになる。パッチを作っておきながら、肝心なベイズ推定のことなんてあまり良くわからなかったのが、コメント内のリンクをたどっていくことで、随分と勉強になった。id:masah さんの日記でも紹介されていたスパムへの対策 ---A Plan for Spamが特に面白い。

私のお気に入りのゴンさんのサイトでゴンさんが言う

知識はブーメラン。出せば出すほど戻ってくる。

あるいは、namazu の作者高林哲さんのサイトで高林さんが「作品を公開する理由」で言っている

情報は情報を公開する人のところに集まる

という言葉を身を持って体験した。

POPFile の推薦文

okdt さんが POPFileインストール記録を書いてくれている。「まるで浄水器をとりつけたような快適ぶり」という表現がうまい。まさにその通り。

popfile.sourceforge.jp

「POPFile の日本語化」ページを http://popfile.sourceforge.jp に移しました。Sourceforge.jp のプロジェクトに承認されたのです。フォーラム(http://sourceforge.jp/projects/popfile/forums/)では、日本語での投稿が可能なので気軽に利用していただきたい。

タダより高いものはない?オープンソースソフトウェアの話

この日記を良く読んでくれている人たちからは、「またかよ」という声が聞こえてきそうだが、梅田望夫氏のコラムの引用。

「オープンソース現象の新たな可能性」

http://www.mochioumeda.com/archive/sankei/030919.html

厳密には オープンソースソフトウェア=無料 というわけではなかったとは思うが、ほぼ全てのオープンソースソフトウェアは無料で使うことができる。そして驚きなのが、同じ機能を持つ有料のソフトウェアとほとんど変わりない、あるいはたいていはそれを超える性能を持っている、ということだ。

タダより高いものはない、なんて言葉があるが、ソフトウェアに関してはどうやらこの言葉はあてはまらない。私は、子供の頃から本が好きだったので、図書館で本がタダで借りられるということを初めて知ったときにはものすごく感激した。そしてオープンソースソフトウェアを初めて知ったときにも同じような感激を覚えた記憶がある。

私も今、POPFile というオープンソースソフトウェアの日本語化という、些細な貢献をしているが、この開発に関わっているのがすごく楽しい。世界中からこのソフトの開発に協力したいという人たちがフォーラム上に集まってきて、皆が少しずつ自分の得意分野での協力を無償で提供する。プログラムができる人は機能改善やバグの修正案を提案したり、プログラムができない人はじゃあドキュメントを作る手伝いをしたり、ドイツ人はマニュアルやソフトウェアのユーザーインターフェースをドイツ語に翻訳したりというように。こうした活動が、ソフトウェアの作者であるリーダーの緩やかなガイドだけによって、不思議と形を成し、しかもそれがパッパッと迅速に進むのが驚きである。

例えば、私が関わっている日本語化は今年始めに提案したのが受け入れられて、近々登場する次のバージョンではいよいよ取り込まれる予定なのだ。私が昼間勤めているソフトウェア会社は元はベンチャーだから大企業よりは迅速に物事が進むとはいえ、こうまで素早くソフトウェアの日本語化が進むことはない。

オープンソースソフトウェアへの関わりについては、まだまだ書きたいことがあるので、また別の機会にでも。メールマガジンにでもしてみようかなとも思っていたりする。

POPFile が Yahoo Japan News で紹介されています

スパムに汚染されたメールアドレスを生き返らせる方法?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000004-inet-sci

POPFile v0.19.0 リリース

POPFile (http://popfile.sourceforge.net/) の新バージョン v0.19.0 がリリースされた。

http://sourceforge.net/forum/forum.php?forum_id=284199

ユーザーインターフェースの日本語化モジュールを提供。

http://sourceforge.net/tracker/index.php?func=detail&aid=754405&group_id=63137&atid=502958

機能自体の日本語化パッチは現在テスト中。近日中にアップロードする予定。

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