僕は発展途上技術者

シリコンバレーの会社で働くには?


シリコンの谷は、いま。


http://www.1101.com/siliconvalley/index.html


この連載、私にとって非常に面白い。共感できるところがたくさん、というか境遇があまりに一緒。


僕はサンフランシスコベイエリアにあるソフトウェア会社で働く国際化QA(Quality Assurance)エンジニアだ。今までは、自分がアメリカでどんな仕事をしているのか、どんな会社にいるのかということを、例えば親や親戚に説明するのが難しかった。ソフトウェアの話から始まって、ソフトウェアの国際化・多言語化の話、なんてしだしたらもうわけがわからなくなってしまう。易しく説明するのが難しいのだ。


この連載は上田ガクさんというシリコンバレーで働くソフトウェアエンジニアの方が、シリコンバレーの状況、そしてどんな仕事をしているのかといったことを非常にやさしく、わかりやすく説明してくれている。第4回の「シリコンバレーの会社で働くには?」などは、まさに私がこちらに来れたパターンそのものを説明してくれている。これは良い。今度から、「どんな仕事をしているの?」と素人に聞かれたら、この記事通りに説明するか、「この記事を見てください。だいたい同じようなことをしています」と言えるようになった。



マトリックスレボリューションズ


点数: 6/10


妻と子供が日本に遊びに帰っている。アパートの管理人に「あなた、Bachelorだね」なんてニヤニヤされて言われた。Bachelor=独身あるいは学士だ。学士と一緒の綴りとは知らなかった。アメリカで生活して3年経ったけれども、まだまだ知らないことはたくさんある。


というわけで、今週は映画をすでに2本も見てしまった。昨日観に行ったのがこれ。つまらない、つまらない、という前評判をたくさん聞かされていたけれど、実際観たら、まあそれほどつまらないわけではなかった。つまらないと聞かされていると「それほどでもないじゃない」、反対にすごく面白いと聞かされていると「評判に反してつまらなかった」、と自分は思うみたいだ。


人類最後の砦、ザイオンでの戦いは映像的にただただ圧巻。あの映像を作りだすための膨大な人手と時間を考えたら、映画を違法コピーしちゃあいけないなあ、と感じました。あと、僕は映画前半のフランス人の部下達との銃撃戦が結構気に入りました。なんだかあのシーンが、ただただかっこいいアクションシーンを撮ろうという、マトリックスの原点だったような。そしてそれに続くフランス人との交渉決裂、銃を皆がお互いに向け合って双方とも動けず、という場面は「男達の挽歌」などの香港映画そのまま。かっこいいのだ。


小難しいことが色々と挿入されて、それで賛否両論だが、結局マトリックスはアクションエンターテイメント。1作目は、銃弾をスローモーションでよけるなどの斬新な映像、2作目は、カーチェイス、そして3作目は人類が操るロボットとわさわさと大量に現れる蟲みたいな機械との闘い、これらを監督は撮りたかったんだと思う。であれば、充分成功しているのではないだろうか。


帰りのフリーウェイで、車を運転しながら、「この車は自律的に人を殺したりはしない。人を殺してしまうのは僕が運転をミスしたときだけだ。今は人間と機械が平和な関係を保っている時代なんだなあ」などととりとめもない考えが頭に浮かんでいた。



タダより高いものはない?オープンソースソフトウェアの話


この日記を良く読んでくれている人たちからは、「またかよ」という声が聞こえてきそうだが、梅田望夫氏のコラムの引用。


「オープンソース現象の新たな可能性」


http://www.mochioumeda.com/archive/sankei/030919.html


厳密には オープンソースソフトウェア=無料 というわけではなかったとは思うが、ほぼ全てのオープンソースソフトウェアは無料で使うことができる。そして驚きなのが、同じ機能を持つ有料のソフトウェアとほとんど変わりない、あるいはたいていはそれを超える性能を持っている、ということだ。


タダより高いものはない、なんて言葉があるが、ソフトウェアに関してはどうやらこの言葉はあてはまらない。私は、子供の頃から本が好きだったので、図書館で本がタダで借りられるということを初めて知ったときにはものすごく感激した。そしてオープンソースソフトウェアを初めて知ったときにも同じような感激を覚えた記憶がある。


私も今、POPFile というオープンソースソフトウェアの日本語化という、些細な貢献をしているが、この開発に関わっているのがすごく楽しい。世界中からこのソフトの開発に協力したいという人たちがフォーラム上に集まってきて、皆が少しずつ自分の得意分野での協力を無償で提供する。プログラムができる人は機能改善やバグの修正案を提案したり、プログラムができない人はじゃあドキュメントを作る手伝いをしたり、ドイツ人はマニュアルやソフトウェアのユーザーインターフェースをドイツ語に翻訳したりというように。こうした活動が、ソフトウェアの作者であるリーダーの緩やかなガイドだけによって、不思議と形を成し、しかもそれがパッパッと迅速に進むのが驚きである。


例えば、私が関わっている日本語化は今年始めに提案したのが受け入れられて、近々登場する次のバージョンではいよいよ取り込まれる予定なのだ。私が昼間勤めているソフトウェア会社は元はベンチャーだから大企業よりは迅速に物事が進むとはいえ、こうまで素早くソフトウェアの日本語化が進むことはない。


オープンソースソフトウェアへの関わりについては、まだまだ書きたいことがあるので、また別の機会にでも。メールマガジンにでもしてみようかなとも思っていたりする。



POPFile が Yahoo Japan News で紹介されています


スパムに汚染されたメールアドレスを生き返らせる方法?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000004-inet-sci



あなたもいままでの10倍速く本が読める


amazon でこの本を購入


私の悩みは本を読むのが遅いことである。1分1ページといったところか。この本を読んでからは、少しは速くなった。おかげでこの数週間にたくさんの本を読んだので、この日記でいちいち感想を書くのが面倒になってしまった。それらの本については最後に題名と一口感想だけを並べるだけにする。


この「速読本」は私が30年間ずっと行っていた読書方法が間違いだったと気づかせてくれた、というただその1点だけで大きな価値があった。私は小説でもビジネス本でも漫画でも、どんな本でも1語1語丁寧に漏らさず読んでいた。でも、そんな方法は間違いで、読む本によって目的によって読み方とスピードを変えるのが当たり前、とこの本は教える。要点さえつかめば良いと思われる本は、極端な話、目次と見出しと第1段落だけ読めば良いという具合。


本を速く読める人にとっては、こんなことはごく当たり前のことなのかもしれないが、私みたいに本を読むのが遅い人にとって、そんな当たり前のことにずっと気づいていないのだ。一部の人に当たり前と思われることをあえて丁寧に説得力ある文章にすることによって、それが当たり前でない人に気づかせる、というのは価値がある。これからの読書生活が一変する機会を与えてくれたこの本にとても感謝している。


最近読んだ本:



ソニー会長兼CEO 出井伸之さんのエッセイ。OFF つまり仕事以外の生活も大事というお話。おいおいゴルフばっかりしてるじゃないか、とつっこんでしまいたくなるのだが、でもハンデ13は100を切るのに苦労している私にとってはすごいと思う。何でも極めようという姿勢が大事です。



2チャンネルって怪しい、危ない、なんかドロドロ、っていう偏見を取り去ってくれました。すごいんですね、2チャンネル。



  • ビジネス・ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術(ASIN:4093874131)


大好きな大前研一本。読んだあとはいつも「よしやるぞ」という気になる。三種の神器、IT・英語・財務。私に足りない、というか全く無なのが財務。勉強しなきゃ。



  • シリコンバレー流意思決定―ビジネスを成功させる7つの質問(ASIN:4478372500)


読むなら大前研一のビジネス・ウェポンの方が頭に入りやすい。



  • EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方(ASIN:4532149754)


要はリーダーシップにはこころの知能指数 EQ が高くなければならないというお話。そんなの当たり前じゃない、と思ってしまった。まあでも、「あなたもいままでの10倍速く本が読める」で書いたように、それが当たり前と思っていない人には響くお話なのかもしれない。私には響かなかった。



  • きれいな歯並び―大人の矯正Q&A ビューティ・ブック(ASIN:4418024018)


30になって歯の矯正を決心したので読みました。また日記のどこかで書くかもしれないが、アメリカでは歯の矯正に関する考え方が違うし、なにより安い。こちらにいるうちにと思って始めます。



またまた大前研一本。これを読んで決心したこと。日本に帰ったとしても家は買わない。買うとしても妻の実家がある長野あたりに週末用のを買い、東京には職場にかなり近いところに賃貸。そうでないとオフィスまで車で10分(最近は電車通勤だがそれでも Door to Door で 30分)というカリフォルニアの環境に慣れてしまった身には耐えられない。



San Francisco Zoo


San Francisco Zoo へ行ってきた。今回が二度目。以前はまだ動物にピンと来なかった息子も、成長してゾウやキリンがわかるようになり楽しそうにしていた。


3歳以下の子供は入場料無料なのだが、それでもチケット売り場では、写真のように無料のチケットを手渡される。Complimentary とは無料という意味。入場ゲートでは大人と同じように、係の人にそれを手渡すのだ。何でもまねしたがりで、大人と同じように扱ってもらいたいという小さい子供の心理を良く理解した粋なはからいだと思う。



祝 POPFile 0.20.0 リリース!!


日本語化がオリジナルのリリースに取り込まれました。


http://popfile.sourceforge.net/manual/jp/manual.html



アホでマヌケなアメリカ白人


amazon でこの本を購入


人種差別・銃崇拝・環境破壊・教育軽視。アメリカがいかにとち狂った国なのかをまざまざと見せられ、すぐに荷物をまとめて逃げ出したくなってしまった。でも、この本を書いたマイケル・ムーアみたいな人がいるということ、そしてこの本が各メディアから無視されながらも全米でベストセラーになったという事実、にアメリカの救いを感じる。大統領始めどうしようもないアホがうようよいる一方でまた、うなるようなすごい人たちがたくさんいる、両極端が激しい国なのである。



鉄板焼き


参加しているゴルフトーナメントのパーティーでこちらでは有名な鉄板焼きチェーン店の Benihana に食べに行った。包丁をクルクル回したりするパフォーマンスに2歳の息子は大喜び。日系アメリカ人の方に、「こういうスタイルのレストランは日本にあるのか」と聞かれたが、どうなんだろうか?「あまり見かけない」と答えておいたが。あのパフォーマンスもお店がはやっている一つの理由だろう。子供連れには良い。エンターテイメントの国、アメリカならではだ。


「料理の鉄人」はアメリカで「Iron Shef」という番組名で放送され人気があったので、ついにアメリカ版 Iron Shef が登場した(今もやっているのかどうかは知らない)が、「味」や「デコレーション」とかと並んで、評価の一つに「パフォーマンス」があったのを思い出した。



10秒ルール vs 3秒ルール


動物園で昼食を食べているときのこと。アメリカ人の子供が食べ物を地面に落としたら、親が「10 seconds' rule。拾って食べても大丈夫」と言っているのを妻が聞いたそうだ。10 seconds' rule、つまり10秒ルール、10秒たつまでは大丈夫というわけだ。日本の「3秒ルール」と同じ。日米、同じような表現があるものだと二人で感心していた。


もっとも、日本は3秒、アメリカではその3倍以上の10秒。衛生に対する考え方の違いが現れているのだろうか。



プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Raspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

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