僕は発展途上技術者

Show & Tell(ショーアンドテル) at Scratch Day Tokyo 2015 振り返り

今年も Scratch Day Tokyo 2015 が大盛況と言ってんじゃないだろうかという盛り上がりで終わりました。
主催側だとステージ上でのプログラムがなかなか見られないのですが、今年はニコニコ生放送で全編放送されていたおかげで、
それのタイムシフト視聴で存分に楽しめることができました。いまさっき観終えたところです。



僕は昨年、一昨年に引き続き、こどもたちが自分で作ったスクラッチの作品を自分で紹介する Show & Tell を担当しました。さっそく振り返ってみたいと思います。



KEEP(今年できて、今後も続けていきたいこと)




  • このエントリー同様に、昨年も振り返りを残しています。

    きちんと振り返ることで、KEEPで挙げていた点は継続し、PROBLEMに挙げていた点に対しては確実に対策できていると思うので、
    引き続き今年も、もしあれば来年以降も続けていきたいと思っています。

  • 昨年のPROBLEMに挙げていた、オンライン環境が不安定な場合にそなえて作品をあらかじめダウンロードしておくべきだった
    という反省を活かし、作品の差し替えは前日の 20:00 までという制限を設けた上で、それ以降にすべてダウンロードしておきました。
    ダウンロードしたファイルおよびあらかじめ提供してもらった動画ファイルも含めて、発表順に、1番は 1_◯◯ ではなく 01_◯◯ のように
    0 始まりの二桁で番号付けしておくことをきちんとおこなっていたので、この点では手間取ることはありませんでした。

  • Show & Tellに参加したこどもたちの交流の機会をまったく用意することができなかったという昨年の反省があったので、
    Show & Tellが終わって、参加者にもう一度整列してもらったあと、ステージ横に一度集まって写真撮影をする機会を設けました。
    こうすることで参加者同士の顔を覚えたり、Scratch ID を交換するきっかけになったらと思ったのですが、お膳立てはここまで、
    あとはこどもたちにおまかせしました。
    倉本さん中心にOtOMOメンバーで用意したスクラッチIDが書かれたシール、実はプログラミングバトルとShow&Tellに出たこども達は
    ブルーのシールで一般参加者のオレンジのシールとは別だったのです。これによって誰が登壇者なのかがわかるような仕掛けになっていて、
    これも交流の一助になることができたんじゃないかと思います。
  • マルチプレイの模様など、当日のデモでは見せることが難しい部分はあらかじめ動画を用意してもらい送ってもらっていました。

    これは阿部先生にもらったアドバイスに従ったものだったのですが、Facebook グループにて Show&Tell 選考の模様を逐一報告していたために
    もらえたアドバイスなんじゃないかと思います。

  • 申し込みフォームはこれまでの
    フォーマット
    を利用したりとこれまでの資産を存分に利用しました。採用通知に関しても
    Gistに共有
    しているので、来年以降もこれを参考に利用できるようにしています。採用の過程や、特に文面に神経を使う不採用通知はあらかじめ
    Facebook グループでスタッフ間で共有し、チェックしてもらうことでトラブルになりそうなところを事前につぶせたんじゃないかと思います。



PROBLEM(来年以降、今後解決していきたいこと)




  • オフラインエディタで発表することという条件だったので安定した環境は作ることができたのですが、クラウド変数を使いたかったりなどオンラインでないと
    披露できない機能を持った作品に関しては、ブラウザで発表してもらっても良かったなあと思っています。

  • ターボモードでないとストレスなく動かないという作品に関しては、あらかじめ聞いておき、オフラインエディタでもターボモードに切り替えて
    あげて発表してもらえたら良かった。配慮が足りませんでした。

  • スクラッチの日本語フォーラムをきっちりとフォローしておくべきでした。Show&Tellに関する質問を結構フォーラムで
    受けていたのですが、阿部先生にこんな質問来てますよーと教えてもらってから答えるみたいな感じになってしまい、
    レスポンスが悪かったように思います。

  • 相変わらず大人顔負けのMCぶりを披露してくれた宮島くんに安心しきってしまったのですが、今回から手伝ってもらう
    ことになったIくんのフォローが足りず、結果的にちょっとつらい思いをさせてしまいました。事前にきちんと運営側で打ち合わせを
    すべきで、役割をきちんと決めておくべきだったし、簡単なところから手伝ってもらうみたいに緩やかに慣れてもらう手段を
    取るべきだったなと思っています。

  • こちらが用意した環境でない、自身が用意した特別な環境での発表も認めていたのですが、どうしても
    発表に手間取り、結果的には割り当てられていた時間をオーバーしました。ちょっとどう解決すべきか
    まだ具体策が思いつかないのですが、次回までには何らかの策を用意しておきたいです。

  • [追記] ニコニコ生放送は、かなりクオリティが高く、後から視聴できる僕にとってはありがたい限りなのだが、一方で一部登壇している僕でも、コメントを見るのはかなり勇気がいる。こどもにとっては結構酷なコメントも散見されるので、特に登壇しているこどもが後から観る場合には、心ないコメントはゴミみたいなものだから全く気にしなくて良いということをきちんと説明する必要があるし、必要ならば、コメントをオフにして観てもらう、あるいはそのことを親御さんにあらかじめ説明しておくべきだったと思っている。



TRY(次回挑戦したいあらたな試み)




  • PROBLEMというにはあまりに贅沢な悩みなのでTRYに挙げるのですが、年々作品のレベルが上がるし、応募数も
    増えてきて、このままだと次回どうなってしまうのだろうという感じです。これまで基本、ほぼ応募してくれた
    作品は受け入れてきたのですが、来年以降どうしても選考に漏れてしまうという作品がでてきそうです。
    しかしそれは正直やりたくない、応募するというだけでもかなりの勇気が必要で、
    そのすべてに発表する機会をあげたいと願っています。また、今年はびっくりするくらいレベルが高い作品が
    めじろ押しで、そのこと自体は本当に凄いことなのですが、あまりに Show&Tellの作品が凄すぎて、
    「ぼくの、わたしの作品ではダメだわ」とはなからあきらめてしまう子供がでてきてしまうのでは
    とも危惧しています。僕がMITで観たアメリカのShow&Tellでは、天才的な凄い作品もあればそうでない
    作品も等しく受け入れられ評価されていたのを覚えていて、そこが素晴らしいと思い日本でもやりたいと
    思ったわけで、その原点に立ち返り何か良い方策を用意したいと考えています。

  • [追記] 来年は壇上とは別で、ミニShow & Tellコーナーを設けて、初心者でも参加できる雰囲気を作り、そこでひたすら Show & Tell をやるという企画を検討したい。スクラッチデーに来られない人でもリモートで接続できる環境を用意する。さらにひろげて、show & tell の動画を自分で撮って投稿できるサイトを用意し、マイクラ紹介動画のような感覚でこどもたちが気軽に自分のスクラッチ作品紹介動画を投稿できるような場を用意する。

  • 昨年に引き続きやはりゲーム主体、男の子が応募しやすい形式にしてしまっているなあと思っています。
    昨年と同じTRYです。「ゲーム部門、ストーリー部門、音楽部門、ツール部門のように部門をいくつか作る必要があるかもしれません。
    女の子の応募をしやすくする工夫も必要そうです。」

  • PROBLEMにあげたことの解決策もTRYも、もしかしたら大人だけで考えているから良い解決策が思いつかないのかも
    しれません。スクラッチの日本語フォーラムを通して、現役スクラッチャーのこどもたちに助けを借りるのが
    いいのかもしれません。また、スクラッチデーの運営、その中の Show&Tell の運営にも、もう少し
    こどもたちが関われるような工夫をしていく必要があるのかもしれません。

プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Raspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

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