僕は発展途上技術者

大人のためのスクラッチ(1) - ダーツを10万本投げて円周率を求める

大人でも楽しめる題材でスクラッチを楽しんでみようということで、「大人のためのスクラッチ」というシリーズでスクラッチのプロジェクトを作ってみる。

第1回目は、ダーツをランダムに投げまくって円周率を求めてみよう、ということをやってみる。

元ネタは、「プログラミング練習問題集」というページのこちら↓

» モンテカルロ法で円周率を求める

モンテカルロ法というのは、本来は数学の理論などを駆使して計算で求めるべきことを、ランダムな結果がでるテストを膨大な回数繰り返して力技で求めてしまう手法のことを言う。

半径1の円とそれにピッタリくっつく1辺の長さ2の正方形があったとする。

いまからやたらめったらどこも狙わずにこの正方形の内側に10万回ダーツを投げたとして、そのうち円の内側に何本ダーツが入ったかを数えれば、円の面積と正方形の面積の比率がわかる。

正方形の面積は 2 x 2 = 4 なので、

円の面積 / 4(正方形の面積) = 円の内側に当たったダーツの本数 / 100000(ダーツを投げた回数)

と考えていいだろう。

たとえば、もしダーツがちょうど半分当たったら、円の面積も正方形の半分と考えていいだろうということだ。

両辺に4をかけて、

円の面積 = 円の内側に当たったダーツの本数 x 4 / 100000

となる。

さて、円の面積の公式を覚えているだろうか?小学生のときの記憶を思い起こしてみよう。

円の面積 = 円周率(π) x 半径 x 半径

が円の面積を求める公式だ。

なぜ、円の面積が上記の公式で求められるのかを直感的に説明したアニメーションをスクラッチで作ってみたので、公式だけ示されても納得いかない、モヤモヤするという方は見て欲しい。

もう一度、ダーツを投げる円と正方形の図をみてみよう。

この円の半径は1なので、

円の面積 = 円周率(π) x 1 x 1

円の面積 = 円周率(π)

つまり円の面積はそのまま円周率と同じなのだ。

赤字で書いた式を書き直すと、

円周率 = 円の内側に当たったダーツの本数 x 4 / 100000

で求めることができる。

実際に正方形と円が描かれた厚紙を用意して10万本ダーツを投げてみるのは面倒くさいので、それをスクラッチでシミュレーションしてみる。

まず、ペンを使って赤い円を描く。

実はスクラッチ上では長さを100倍引き伸ばした世界でシミュレーションする。

なので、半径が100の円を描くのだが、これは、太さ200のペンを一回ポチッと下ろすだけで描くことができる。

そして、ダーツを10万回投げるプログラムがこちらだ。

total という変数に 100000 をセットしている。

これがダーツを何回投げるか、つまり繰り返す数だ。

繰り返しの中身はこうだ。

前述したように、スクラッチ上では長さを100倍引き伸ばした世界でシミュレーションしているので、0, 0 を中心とした1辺200の正方形の中にランダムにダーツを投げることになる。

黒い点のスプライトを x 座標が -100 から 100 の間のどこかに、y 座標も -100 から 100 の間のどこかに定めて移動する。

これがつまりダーツをその場所に投げたということだ。

そして、赤色、つまり縁に触れたら inside という変数を1増やす。

つまり、inside の値は円の内側に当たったダーツの本数だ。

これを10万回繰り返し、最後に、円周率 pi の値を求めている。

赤字で書いた式と同じだ。

それでは実際にスクラッチのプログラムを実行してみてほしい。

10万回の繰り返しは時間がかかるが、シフトキーを押しながら緑の旗ボタンを押せば、ターボモードになって処理速度が速くなるので、少し待てば結果が出る。

ここまでで実際にやっているのは、正方形と円の中にダーツをただひたすら投げ、円の中に当たったダーツを数えているだけだ。

そんな力技で円周率を自分で求めることができるというのが面白い。

Scratch Day in Tokyo 2017 振り返り

Scratch Day in Tokyo 2017 が開催された。

今年は6年前と同じ青山学院アスタジオでおこなわれました。初めて Scratch Day に参加したときの会場で、懐かしい場所。

こちらがそのときのブログエントリーです。

» Scratch Day 2011 in Tokyo に参加してきました

阿部先生も言ってましたが、原点回帰というか、和気あいあい、草の根的な雰囲気で、個人的には一番 Scratch Day らしい盛り上がりだったなという感想を持ちました。

ハッカソンスペースの熱気、子供たち中心で企画、運営されていたペアプログラミング、応募者全員が発表できるよう時間枠を今までの90分から計120分に伸ばし、ハッカソンスペースの成果発表も取り入れた Show & Tell といったところに、これは Scratch が好きな Scratcher のためのイベントなんだという色が色濃く出ていたと思います。

Scratch を楽しむ大人だっているのだけれど、Scratcher の多くは小中学生なので、そのこどもたちを主役にしようという方向性に徐々になっていったのが結実した感じでした。

2012年の Scratch@MIT で本家 Show & Tell を実際に見たのがきっかけで、これを是非日本に持ち帰り、一般的にはプレゼンが苦手とされる日本のこどもたちに、たくさんの人の前で発表する機会、場数をたくさん持ってもらいたいという思いで始めた日本版ショウアンドテルは、今年で5回目を迎えました。

昨年よりさらに枠を増やし、ハッカソンの発表を含めて全18作品が発表されました。

良く誤解されるのが、優秀な作品だけが発表の機会を与えられると思われているのですが、過去5回全て基本的には応募作品は全て採用し、全員が発表できるように枠を調整してきています。

今年発表された作品は以下のスタジオから見ることができます。

» Show & Tell @ Scratch Day 2017 in Tokyo

どの作品も、それぞれのレベルに応じてとても独創的で、毎回これらの作品を Scratch Day 本番前に見ることができるのを、運営者特権の楽しみにしています。

さて、大人たちにお願いです。これらの作品を見てみて何らか感じることがあったら、スクラッチアカウントを取っていないならユーザー登録した上でログインして、ぜひともコメントを残していって欲しいのです。

これらは彼らが何時間も時間をかけて苦労して作った作品です。それをちょろっと触ってみて、「ふーん」となんのレスポンスも残さず素通りしていくのはあまりに失礼なんじゃないかと思うのです。なんでもいいから一言、反応を返すというのが、大人であればできることではないかと思うのです。

さて、例年おこなっている Show & Tell の振り返りです。

Keep(来年も続けたいこと)

  • できるかぎり応募者全員の作品を採用する。
  • 宮島くんの司会。
  • マウスを用意。
  • 2部構成。後述するホットコーナーの機能を無効にできた例のように、第1部のトラブルを第2部では修正できる。
  • ハッカソン作品の紹介の枠をもうけた。
  • 発表後、採用作品すべてに、スクラッチサイト上でコメントを残す。

Problem(問題点)

  • こどもはマウスを結構大きく動かすため、画面の四隅を触れると画面が切り替わってしまう Mac のホットコーナーの機能がたえず起動してしまい見ている人に見苦しい思いをさせてしまった。無効にする方法がわかって第2部では修正できた。
  • 僕のワイヤレスマイクがきかなくなり、こどもたちのPCの操作を助けたり、マウスを持ってあげたりというサポートに徹してしまったが、全作品を時間をかけて触ってみた感想や、その子の自慢ポイントをおさえているはずなのに、それをコメントできないのは良くない。

Try(来年改善したいこと、やってみたいこと)

  • こどもたちのPCの操作やマイクのサポートは、手伝ってくれる人を募集しその方にお願いする。僕はコメント役に徹する。
  • ハッカソン作品の紹介枠を増やす。
  • こどもたちに手伝ってもらう。宮島くんに代わる司会進行役など。

三角関数をなぜ習うのか

携帯の予測変換や、iPhone のフリック入力を発明したことで有名な増井氏のブログが面白くて端から順を追って読んでいる。

私の理解では、三角関数が重要なのは 振動や回転の理解や計算に必要 だからである。

» 三角関数は何故重要か : 続・ユビキタスの街角

音楽を習って楽器がひけるようになる、図工で習った版画で年賀状を作れるようになる、と同じことだと思う。三角関数を使えば、たとえば Scratch でこんなプロジェクトをサクッと作ることができる。「大きさとx座標を変えているだけなのに回転しているようにみえる、おもしろっ」となり楽しい。

三角関数を使うことができると楽しい。三角関数を習う理由としては、それで十分じゃないだろうか。小中学生、高校生の頃は、将来、何かの役に立つことになるから勉強するのだと思っていたのだが、40半ばになってわかったのは、大人になってそれを知っていないと困る最低限の算数、数学の知識って九九くらいまでだと思う。

「反原発の不都合な真実」読了 - ものごとを一方からだけから見てはいけない

「反原発」の不都合な真実 (新潮新書)
藤沢 数希
新潮社
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福島原発の事故から6年、これまで僕は原発、放射能の恐ろしさを伝える情報ばかりを見てきたため、一貫して原発とは恐ろしいもの、原発なんかなくなった方が良いと思ってきた。

一方で、父親の学生のころのエリート、優秀な人たちはこぞって原子力学科に進んでいったという事実、原子力が夢のエネルギーだと考えられていたのは知っていた。

国の政策としてそれまで原子力発電を推進してきたことはしかるべき理由があるのだということを。

「反原発の不都合な真実」では、

  • 原発をやめて火力発電に切り替えた場合、毎年4兆円、余分なコストがかかること
  • さらに火力発電による大気の汚染を考慮した場合、統計的に計算すると数千人規模で余計に死者が増えるということ

を論じている。

火力発電を増やした場合の大気汚染により、死者が増える根拠については筆者のブログの以下の記事に詳しい。

» 原発ゼロにすると大気汚染の増加で何人ぐらい死ぬのか?

大気汚染により死者が増えるという点にピンと来ないという人は多いと思う。僕も、この四月にトランジットでほんの少しだが北京に滞在するという経験をしていなかったら実感できなかったと思う。北京空港の窓から見る外の風景は、うっすらと黄色いモヤがかかっており、飛行機とターミナルの間ほんの一瞬だけ外に出たというのに、僕も妻もそれから北京を離れた数時間、鼻水が止まらないという強烈なアレルギーのような症状に悩まされた。汚染された大気の直接的な影響を体感し、喘息などを持っていたり、もともと体が弱かったり、幼児、老人で長期的に影響を受ければそれが原因で死に至る場合もありえると想像できた。

原子力発電の場合、いったん事故が起こってしまった場合の影響が放射線というまったく目には見えない、一般の人には良くわからない不気味なものであることから、圧倒的に危険なものと感じられてしまう。こういうとき、冷静な科学的な見方が必要だということを本書は教えてくれる。

違うものを比較する場合に「単位をそろえる」という考えかたは算数や理科でも習う科学の基本的な考え方だ。原子力と火力でどちらがより危険かを比較するとき、その恩恵である出力できる電力あたりの犠牲者数で比較している。ものを燃やして発電する火力と比べて、原子の質量が変わることでエネルギーを発生させる原子力は、高校の物理でも習う E=mc^2(このときcは光速なのでmが小さくても莫大なエネルギー)でわかるように圧倒的に効率がいいことも本書で解説されている。結果、単位エネルギーあたりで比較したとき、原子力発電は火力発電含めて、他のあらゆる発電の方法と比べても犠牲者は少ないとのことだ。

また、地球温暖化につながるとされる排出される二酸化炭素の量を比較したときにも原子力発電の方が圧倒的に少ない。

ビル・ゲイツはこの点に注目し、次世代型原子炉の研究開発をおこなっているテラパワーに出資していて興味深い。

» 「ゼロへのイノベーション」 ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る。

ここでは触れられていない様々な問題も他にあると思うので、これらをもって、やっぱり原発を推進すべきだ!と全面的にはならないけれども、原発 = 悪と刷り込まれていた考えは改めないといけないと強く感じた。

ものごとを一方からだけから見てはいけないということに気づかせてくれる良書だと思う。

はじめてのプログラミング (学研まんが入門シリーズ) - もし僕がこどもの頃に読んでいたらプログラマーになろうと思ったに違いない

はじめてのプログラミング (学研まんが入門シリーズ)
橋爪 香織 たきりょうこ
学研プラス
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を読了。

学研のまんが「〇〇のひみつ」シリーズはこどもの頃にたくさん読んだので懐かしい感じ。

まんがでスクラッチプログラミングを学ぼうという内容だが、ゲームの作り方、ネットとのつきあいかた、それぞれの長所を活かしたチームワークが紹介されていて、とてもいい感じだ。また、まんがとして、ストーリー、物語としてとても良くできている。

ゲームばかりやってないで、といまだにネガティブに捉えられがちのゲーム。そのゲームを作るというプロセスを非常に肯定的に描いているし、ネットにしても、ネガティブなところばかりをネットリテラシーと称してこどもたちに教えがちになるところを、ネガティブな面に注意しつつポジティブに利用しようというところが丁寧に描かれている。

そして、全体を通して描かれているのが、登場人物それぞれの得意なスキルを持ち寄り協力してプロジェクトを完成させるという欧米流と言っていいチームワーク。なぜチームワークを欧米流と呼ぶかだが、日本の学校で教えるのは、宿題もテストも誰の力も借りずに独力で対応する個人主義だからだ。

以前、テレビの番組でチームラボの猪子さんがそのことを主張していたのを聞いてとても納得した。下の記事でも同様のことに触れている。

日本の学校って個人主義を徹底的に刷り込むようにできているんですよ。宿題をするのは一人、テストも一人、もちろん受験も一人で対応して、それが評価の対象になる。  チームで成果を問うってないでしょ? たまにグループを作って共同で何かすることもあるけど、それが成績に反映されることはないですよね。そして個人に短所があれば先生に叱られる。短所をつぶして個人として完結することを強く要求されるんです。

» チームラボ・猪子寿之:日本は「グループ」、欧米は「チーム」、その違いは何か?

もちろん、メインのスクラッチでプログラミングの部分は、「5才からはじめる すくすくプログラミング」著者の橋爪さんが執筆していて、わくプロシリーズ通して監修している阿部先生のチェックが入っているので、万全の内容で安心しておすすめできる。

ネタバレになるので詳しくは書かないが、映画やまんが、物語の定番の形と言っていいこのまんがのこういうエンディングがとても好きだ。僕はこどもの頃にはプログラマーになりたいとは思わなくて、30代半ばでようやくこれが向いてそうだなと思ってプログラマーになったのだけれど、もしこどもの頃にこの本を読んでいたら、大人になったときにプログラマーになりたいと思ったに違いない。。

調布市民のためのMastodon「チョウフドン」で位置情報付きの発言(トゥート)をできるようにしました

引き続き、一部で盛り上がっている Mastodon ネタを。

調布市民のためのMastodon「チョウフドン」で位置情報付きの発言(トゥート)をできるようにしました。

» 調布市民のためのMastodon「チョウフドン」

「チョウフドン」で発言するときに、公開範囲(地球のアイコン)をクリックして、「公開(位置情報付き)」を選ぶと発言に位置情報が付きます。

公開範囲

公開(位置情報付き)を選んで、トゥートすると。。。

地図付きToot

自分の発言に地図が付きます。

通常の発言には位置情報は付きません。自宅から発言すると、家がバレてしまうので、気をつけて使ってください。

さて、Mastodonはこのように、改変すれば様々な独自機能を追加できるのが魅力なのですが、悪用することもできてしまいます。

しかし、Mastodonのソースのライセンスは、AGPLというライセンスです。昨日参加した「マストドン会議」で登壇した江添氏のお話で知ったのですが、以下にあるとおりマストドンを変更したソフトウェアのソースコードをサーバーで動かしている場合でもユーザーに公開しなければならないのです。これにより、いくらかはこの悪用を防ぐことができるのかもしれません。

「AGPLはGPLと非互換なライセンスで、サーバーに対しても適用される。AGPLなソフトウェアをサーバー上で動かして、それによってサーバーが提供するサービスの利用者には、AGPLに従ってサーバーで動くソフトウェアを自由にしなければならない。つまりユーザーに対してソースコードを公開しなければならないし、その気になればユーザーが全く同じ互換サーバーを立ち上げることも可能になる。

マストドンのライセンスはAGPLである。

[本の虫: マストドン会議で技術と自由を語る](https://cpplover.blogspot.jp/2017/04/blog-post_29.html)

まだReactがよくわかっていないでスピード重視で実装したので、見苦しいコードではあるのですが、AGPLが定める通り、「チョウフドン」のソースコードを以下に公開します。

» 位置情報付きToot by champierre · Pull Request #1 · champierre/mastodon

位置情報付きトゥートを試してみたい方は、調布市民以外にも門戸は開いていますので、「チョウフドン」を使ってみてください。

東京都調布市在住者・勤務者など向けMastodon「チョウフドン」を立ち上げました

ここ数日で急速に話題が広がっているMastodon。既に1週間ほど出遅れた感じはありますが、オープンソースで誰でも自由にインスタンスを作ることができるってことで、何はともあれ自分のインスタンスを建ててみました。

その名も「ヨミドン」!

読谷村向けMastodon「ヨミドン」立ち上げてみた

まちクエストを一緒にやっているogaworksが、地元沖縄県読谷村のインスタンスを立ち上げた、ということで僕も真似して、調布市のインスタンス

» chofudon.tokyo - チョウフドン

を立ち上げてみました。

Chofudon

なんとなく、地域コミュニティのSNSとしても使えるんじゃないかな?って気もするので、とりあえず自分はこのヨミドンインスタンスで読谷村に関する情報をゆるくポストしていってみようかなと思います。

おすすめのスポットや開催中のイベントなど、地域の情報こそリアルタイムな情報が欲しいのですよね。

小規模で独自なTwitterライクなSNSサービスを運営することができるMastodonは、実は地域コミュニティとの相性がとてもいいのではないかと思いました。

ユーザーが調布市関係者だけであれば、見ず知らずの人の発言が流れるローカルタイムラインであっても、どの発言にも興味深い情報が含まれるんじゃないかと。

Mastodonには、まだ位置情報付きの発言をする機能はないが、chofudon.tokyo - チョウフドンでカスタマイズして、その機能を先行して実装し、地図に表示するといった機能も提供したら便利そう。

というわけで、調布市在住者・通学者・勤務者、あるいは調布市が好きな方、お気軽にご参加ください。

手ぶら生活を始めた

Rebuild FMのエピソード 175で、ゲストのhigepon氏が推奨していた手ぶら生活を始めた。現在業務委託という形で、週5日電車通勤をしているのだが、PCは会社に置きっぱなしにして、何も持たずに通うことにした初日。体も心も楽になり、かなり快適だ。

首の痛みがなかなか治らないので、病院で診てもらったら軽い頸椎症と診断されたのがきっかけだ。スマホを見ることが多く姿勢が悪いのも原因だと思ったので、SNSを極力避けることにした。TwitterもFacebookも電車内とかではチェックしない。おかげでいろんなことがはかどるようになった。

代わりに定額で本の朗読を聴けるAudibleを始めてみた。まだあまりコンテンツは充実していないのだが、普段あまり読まないジャンルのものを読む(聴く)ようにして意外と楽しい。

お酒はほどほどなら良いと言われているのだが、飲んだ翌日は悪化することが多いので、ほとんど飲まないようにしている。そのおかげか首以外は体調がすこぶる良い。

首が痛いのは辛いが、おかげで生活が改善された。

1月・2月で読んだ本、観た映画

一ヶ月にひとつはブログの記事を書くという目標をすっかり忘れていて、「今月書いてないですよ」とつい先程指摘されたので残り1時間で書く。

以前ブログを良く書いていたころは、読んだ本、観た映画の感想をこまめに書いていた。あとから読み返してそのとき考えていたことを思い出し、初心を思い起こしたりといったことがあるので、これから再開してみようと思う。

読んだ本

ハーモニー

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤計劃
早川書房
売り上げランキング: 2,753

rebuild.fm のエピソード170 でN氏(星新一っぽい)がオススメしていたのを読みました。

Googleなどが医療業界に本格参入すればこんな未来が来るのかもと思わせて面白い。この時点でまだ一冊しか読んでなかったのだがこれが2017年ベストの一冊かもと思いました。

虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤 計劃
早川書房
売り上げランキング: 3,867

ハーモニー読了したことをツイートしたら、未読ならこちらを、ということでオススメされたので、読みました。

ハーモニーとセットで読むべき本。。ただ、こちらは読んだあと重い気持ちになります。

観た映画

StarWars ローグ・ワン

観た後の Facebook に投稿した感想。

ローグ・ワン観てきました。いや、もう文句なし、大満足です。 スターウォーズシリーズは通常なら初日、遅くても最初の週には観るのだが、今回は受験準備中だった長男に気を使い、というか願掛けもあって、合格するまでは観ないとしていた。それもあって、期待がどんどん大きくなってからの鑑賞だったので、なおさらその期待に応える傑作だったと思います。 以降、ちとネタバレなので、まだ観ていない人は読まない方がいいかも。 モルジブのあんなに綺麗な場所をボンボン爆発させてしまってもいいのだろうか。木とかバンバンなぎ倒してしまっていたけどあれってCGなのかなあ?といらぬ心配してしまいました。 あと、登場キャラクターの名前が覚えにくいのは僕の年齢のせい?盲目の座頭市の人、観終わっての家族の会話では「頭にチがつくあの棒の人かっこよかったねー」といったようにまったく名前が出てこない。

数日後に祖母が習っている長唄を聞く機会があり、そのときの演目が「勧進帳」だったのだが、元帝国側のドロイドのK-2SOが敵に怪しまれないように、キャシアン・アンドーをこづく場面があるのを思い出し、あれは「勧進帳」だったのではないかと気づきました。

この世界の片隅に

こどものとき観たドラえもんの映画以来じゃなかろうか、映画を立ち見で観たのは。

戦争中の話をこのように描けるのは、日本人だけなのかもしれない。。。

主人公すずを演じるのがのんじゃなかったらこれほど印象に残らなかったのかもしれないというくらいはまり役だと思います。

「君の名は。」と比較されて、こちらのほうがずっといい、という声もありますが、全く別過ぎて僕は比べることはできない。

どちらもとても良い。

高い城の男(The Man In the High Castle) - Season 1

Amazon プライム・ビデオで観られます。

枢軸国側が勝利し、アメリカがナチスと日本とに分割統治されているパラレルワールドでのお話。

4年間住んでいたサンフランシスコ(日本に統治されている)の風景が良くでてくるので懐かしく思いながら観ていました。

日本人を演じている役者が中国系(あるいは韓国系?)の人が多く日本語の台詞が拙かったり、ちょいちょい日本と中国をごっちゃにしたような描写にもやもやすることも多いのだが、設定が興味深く、楽しんで観られました。

シーズン1はまあまあ良かったが、シーズン2で失速してしまうんではないかと心配。

耳をすませば

テレビでやっていたのを録画して観ました。

こどもの頃にみたときは、他のジブリ作品と全く違う恋愛もの、現代が舞台であるため、つまんねーなーと思ったものだが、大人になって観たら面白かった。

20年前の風景が懐かしい。

京王線聖蹟桜ヶ丘周辺が舞台なので、今度行ってみよう。まちクエストにも関連するクエストがあるし。。


CoderDojo藤沢、CoderDojo 嘉手納が始まりました!

今日、2人の友人がそれぞれ別々の場所で主催者となり、CoderDojoの第一回目を開催しました。

ひとつはCoderDojo調布のメンターとしてずっと参加し手伝ってくださる向井アリーさんが神奈川県藤沢でCoderDojo藤沢を、そしてもうひとつはまちクエストを一緒にやっている小川さんが沖縄県嘉手納でCoderDojo嘉手納を開催しました。

それぞれ第一回目のレポートがいましがた投稿されたばかりです。

» CoderDojo藤沢 開催しました!

» 第1回 CoderDojo 嘉手納を開催しました!

無事第一回目を開催できて自分ごとのようにうれしいです。

CoderDojoを開催したことがある人は皆わかると思うのですが、会場をおさえ、協力してくれそうな人を巻き込んで、そして募集をかけて、開催当日までは果たしてみんな来てくれるのだろうかという不安もあり、当日は皆楽しんでくれるのかなあと気を揉んだりとそれなりに大変なんです。

それを少しでも緩和してあげたいということで、藤沢の場合は、各CoderDojoのメンターやこれからCoderDojoを開催しようと思っている方々が、助っ人でかけつけていました。僕も調布メンターの猪股さんやとがぞのさんと参加してきました。

第一回目は当たり前ですが、みんな不慣れなわけですからいろいろと「次回はこうしたほうがいいね、ああしたほうがいいね」というところがでてきます。僕も終わったあとのお疲れ様会での振り返りでいくつか指摘させてもらいましたが、ただ僕が思っていることをうまく言えなかったのでここに書くとすると、いままで誰もやっていなかったこと、つまりその場所でCoderDojoの第一回目を無事開催できたということだけですでに100ポイント、「あれ失敗したねえ、これは次回から直したいね」というたとえば僕の各指摘なんかはそれぞれ、-1、-2ポイントくらいのマイナスだと思うのです。そしてそれらは次回以降、別に全部いっぺんに直す必要はなく、できるところからひとつひとつ改善していけばいい。

今日はじめて参加したこどもたちが「プログラミングって楽しい」と少しでも思ってくれたなら、さらにメンターや主催者も楽しかったと思えれば、すでに目標の大半はクリアできているのだと思うのです。

CoderDojo を創設したJames氏から聞いた「Cool でなければならない」というCoderDojoの柱を、僕は「楽しくなくてはならない」ということと解釈しています。(小中学生へのプログラミング教育を考える - CoderDojo Tokyo または下北沢 ができること) あらためてそのことを思い出すことができました。

CoderDojo藤沢もCoderDojo嘉手納も、次回以降がまた新たなチャレンジですが応援しています。ずっと続けられるよう、おたがい頑張りましょう。そしてこれからCoderDojoをつくろうという方々も、ぜひぜひお手伝いが必要なら声をかけてください。

あと、来週は立ち上げに協力させていただき、こちらも応援しているCoderDojo渋谷の第2回目が開催されます。僕もメンターとして参加しますが、協力したいという方がいたらぜひご連絡ください。

» CoderDojo渋谷@dotinstall.com

プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Raspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

Twitter @jishiha

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