僕は発展途上技術者

スター・ウォーズ エピソード2


今日は5月16日。さて何の日でしょう?題名を見れば一目瞭然でしょう。正解は「Star Wars Episode ?」の全米公開日です。子供の頃からのスターウォーズファンの私はさっそく見に行ってきました。


昨日すでにオンラインでチケットを買ってあったので、チケットが手に入らないという心配はない。劇場に着いたら、チケットカウンターに長蛇の列、を予想していたのに全然人がいないのでちょっと拍子抜け。席の心配をして始まる45分前に着いたのだが、館内に入ってもそれほど人はいない。まあ私が住んでいる所は田舎なので当然と言えば当然。12くらいあるスクリーンのうち5つが占められ、合わせて1日20回くらいやっているので、それほど混んでいないわけである。余裕で良い席に座れてうれしいのだが、ちょっとお祭り気分を期待していたので半分残念。ヨーダの格好をしている人が一人、今日が公開日だということを感じさせる程度。今年のハロウィンには、たくさんのアナキンやオビワン、ヨーダが見られることだろう。


会社の同僚に、「今日はスターウォーズを見にいくんだ」と言ったら、「レビューを見たけど評判悪いらしいよ」なんて聞いていたが、「I don't care」である。スターウォーズを見ることは、私にとっては楽しいに決まっているのである。5歳だった時に初めてエピソード4を見て感激したこと、フィギュアを買ってもらい夢中で遊んだこと、新聞紙を丸めて伸ばしライトセーバーのつもりで友達と遊んだこと、などの数々の思い出が映画が始まるのを待っている間に蘇ってきて、あと数分であのテーマ曲が聞けると思うだけでわくわくしてくるのである。


さて見終わった感想であるが、期待を裏切らなかった。エピソード1より面白いと思ったほど。内容については、これから見るかもしれない人のために、いっさい触れないけれども、見所がたくさんあって満足した。


全米公開日に見た私は、日本人の中でいったい何番目に早く見たのだろう、なんて想像してみた。直感で1000人くらいに入っているんじゃないかな、と。アメリカに住む日本人は796,700人、アメリカ人口 281,421,906 人の約 0.3 % だそうだ。エピソード?のデータはまだ見あたらないので、エピソード?の初日の興行収入2854万ドルを使うことにする。アメリカの映画館の料金は大人約8ドル、子供約6ドル、ざっと大人:子供=1:1 と考えてしまって、一人あたりの入場料を7ドルとする。初日の観客動員数は 2854万ドル/7ドル = 約400万人である。アメリカ人口に占める日本人の割合 0.3% そのままで、400万人の中に日本人が何人いたかを計算してみると 4,000,000 x 0.003 = 12000 人。なんだ結構多いではないか。



お銚子(徳利)の注ぎ口の秘密


お銚子でお酒を注ぐとき、注ぎ口を避けるのがマナーである、ということを聞いたことがあるだろうか?


会社でプロジェクトの完了を祝う打ち上げということで、日本食もどき(?)のレストランでランチを食べた。日本酒を頼んだ同僚達、彼らはロシア人なのだが、がお銚子とおちょこを興味深そうに眺めながら、「これはどう使うのが正しいんだ」と聞いてきた。私は学生の頃お酒の席で、お銚子でお酒を注ぐときには注ぎ口を避けるのがマナーだ、と聞いていたのでそれを得意気に説明した。同僚達は、「へえ、そうなのかあ」と驚いていたが、そこはチェスの国、数学の国、ロシアの方々である。次の瞬間には、「それはなぜなのか説明してくれ」ということになった。理由を知らなかった私は困ってしまい、宿題にしてもらった。


というわけで、うちに帰ってインターネットで調べてみると、「戦国時代、武将を暗殺するときは、お銚子の注ぎ口に毒を塗っていたことから、注ぎ口を避けるのがマナー」という説を発見した。ここここにあるけれども、まあ本当のところはわからない。けれどもそれらしい興味深い話なので、「こういう説もあるよ」ということで宿題の答えとして報告しておこう。


ちなみにお銚子とお銚子と書いてきたが、あの首のところがきゅっとしまったお酒を注ぐいれものは本当はお銚子ではなく徳利と呼ぶのが正しいようだ。ここを読んで知りました。


日本を離れてかえって日本のことを良く知るようになるものだ。


ETC の普及率を上げる作戦


毎日欠かさず見ている MSN ニュースに「高速道のETCレーン、賛否両論で公団も頭抱える」という記事があった。高速道路の料金所を現金などの支払いなしで通過できる ETC というものが日本で始まっていることを初めて知ったが、そのETCがなかなか普及していないとのこと。そして利用者の少ないETC専用レーンが渋滞をさらに悪化させているとして一般車から苦情がでているとのことだ。


普及しない理由ははっきりしている。ETC を利用するには車載器を車のダッシュボードなどに取り付けるのだが、これが3万-5万円、登録料に約3000円、取り付け代に約5000円だそうだ。冗談かと思う。


ここカリフォルニアにも Fastrak という同様のシステムがあり、私も使っていて大変便利に思っている。アメリカでは高速道路は無料だけれども、橋を渡るときにはお金を払う。サンフランシスコと言えばゴールデンゲートブリッジ、この橋を渡るにも $3 必要で、こうした橋の料金所で Fastrak は利用できる。


この Fastrak の気になるお値段は、というと、無料。登録料だって無料だし、取り付けは自分でおこなう。約10cm四方の薄い正方形の機械をバックミラーの裏の邪魔にならないフロントガラスの内側に強力な両面テープで貼るだけだ。その上、私が良く利用するベイブリッジの料金は$2なのだが、最近まで Fastrak 利用者は特別料金 $1.85 だった。渋滞を緩和するためには、なによりも利用者を増やすことが必要だ、ということがわかっている州の当然の戦略だ。


こういう状況を知っていれば、日本の ETC 車載器の料金が冗談と思えることをわかってもらえると思う。きっと日本道路公団は ETC を普及させたくないと思っているのに違いない。


車載器は無料にした上で、専用レーンをどんどん増やし、渋滞を横目にスイスイ通り過ぎていく ETC 利用車を一般車に羨ましがらせる。これが ETC の普及率を上げる至極当たり前の作戦である。


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