2007/06/21
「フェルマーの最終定理」はノンストップ ローラーコースター ドキュメンタリー
新潮社 (2006/05)
売り上げランキング: 2627

これは「数学」の本じゃない!
明快。
350年の問題、
タイトルはつりです。
高尚な題名が一気にチープに聞こえるかもしれないが、本の題名そのままでは絶対に素通りされてしまう。ここはあからさまなつりタイトルをつけてでも、この本を紹介したいと思った。(一気に読み終えてしまったのは本当で、それほど大袈裟ではないと思っている)
読む前、Amazon のレビューを少し覗いて、この本は只者ではないとは思っていたが、評判にたがわぬ素晴らしさ。
数学なんて大学受験以来、久しくまともに向き合ってはいないけれど、改めて「美しい学問」、「美しい世界」なんだと思った。
円周率 π は、3.1415…. と小数点以下はでたらめに続く数だと思っていたのだが、実は
π = 4 (1/1 - 1/3 + 1/5 - 1/7 + 1/9 - 1/11 + 1/13 - 1/15 + ….)
という美しい性質を持っていただなんて初めて知り、衝撃を覚えた。
本書はそうした数学の美しさとともに、一見無縁と思える人間くさいドラマを伝えている。
オリンピックやワールドカップなどで活躍する一流スポーツ選手を見て、我々は感動するけれども、それはスポーツが素人にとってわかりやすいからで、どんな分野でも、そこで超一流の人たちが作り出す努力、挫折、栄光の物語は同様の感動を与えることができるのだ。
問題は、数学という分野であれば、その物語をわかりすく伝える人がほとんどいないということ。それを成し遂げた本書の著者、サイモン・シンにはとても敬意を表したいし、訳者の青木薫氏はものすごく良い仕事をしていると思う。
一気にこの著者、訳者のファンになってしまった。ありがたいことにこのコンビによる以下の別の物語もあるようなので、こちらも読んでみたいと思う。
新潮社 (2001/07/31)
売り上げランキング: 5308

現代の暗号が何故存在しているのか?
歴史を縦軸に、技術を横軸に
さすがサイモン・シン!
新潮社 (2006/06/22)
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ビッグバン宇宙論を読んで
つい前作と比較してしまうが、分かり易さは流石
宇宙論の歴史です。
新潮社 (2006/06/22)
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夜空を眺めたくなります。
ビックバンの歴史書
ちょっと拍子抜け・・・
この記事にリンク
- 悪意あるコメントに傷つかない方法 -「BEST SOFTWARE WRITING」を読んで
- 「フェルマーの最終定理」はノンストップ ローラーコースター ドキュメンタリー
- 「OS自作入門」を読了しました!!






投稿者:いはら
2007/06/21 at 12:11:24
でしょ! ぼくもこの本が去年の読了本のベストです。
投稿者:ジュンヤ
2007/06/24 at 1:02:08
ほんとですね。僕にとって、この数年で読んだ本のうちのベストかもしれません。
投稿者:@わ
2007/07/19 at 16:07:57
初めまして。
フェルマーの最終定理のテレビ番組を昔みに観たことがあります。
再現フィルム等は使わず関係者の証言だけで構成されていたのですが、
フェルマーの定理の証明が公式の場で初めて行われた部分に
番組の進行がさしかかった、
非常に興奮したのを覚えております。
あまりに感動したことだったので、思わずコメントしてしまいました。
投稿者:ジュンヤ
2007/07/19 at 17:02:06
この本の著者が確か「フェルマーの定理」のドキュメンタリー番組のプロデューサーだった気がします。
その番組を観られたのでしょうかねえ。
僕もぜひその番組を見てみたいです。