Posted in Web, 生活 at 21:45:30 by ジュンヤ

最近、僕が最初に就職した会社の人と会う機会が急に増えた。

僕が最初に選んだ会社は通信キャリアだ。会って話をする彼らは人事畑、営業畑だったり、転職した人もいれば、そのまま頑張っていたりと様々な境遇でそれぞれ色々な世界で生きている。その彼らと話をすれば、僕が普段どっぷりつかっているネットの世界がいかに狭くてかなり特殊なのかということを思い知らされる。

彼らとたまに会って話をすれば、普通の感覚をなんとか呼び起こし、あるいは想像できる。そんな彼らに使ってもらえるようなサービスを作ることが多くの人に喜んで使ってもらえるサービスにつながると思っていて、そういう意味で非常に貴重な存在なのだ。

さて、前置きが少し長くなってしまった。

彼らと会うと、こっちが当たり前と思っていることでも彼らにとっては全然当たり前じゃなかったり、その逆もしかりだったりする。そんななかで、これはプログラマーでなくても絶対知っておいたほうがいい、と思ったコンピューター周りのことを挙げておく。

パソコン教室に一時期通っていた母から聞いたのだが、入るとまず Word や Excel の使い方を習うのだそうだ。年賀状の書き方とか。そんなことより僕だったらまず以下のことを教えると思う。もう少し大きくなってコンピューターを使いこなすことになるだろう息子たちにも。。。

1. (プログラマーならほとんどが使っているはずの)RSS リーダーを使おう

お気に入りやブックマークの代わりに RSS リーダーを使うべし。使うサービスはGoogle リーダーあるいは livedoor Readerあたりを勧める。僕は使っていないのだけれど、使っている人は多いし、使いやすいという声を多く聞くので。

RSS リーダーを使う前後で、僕のなかに流れ込んでくる情報の量がまったく変わってしまい、驚愕したことを今でもよく覚えている。「なんでもっと早くから使ってなかんだろう」と思ったものだ。2003年 RSS リーダーの先駆けだった bloglines がでて間もない頃だ。

RSS リーダーがまだ普通の人の間ではまったく浸透していないのは非常にもったいないことだ。みんなが RSS リーダーを使うようになったら、みんながいままでよりも少しだけ賢くなり、世界の知的レベルが少しだけ底上げされるような気がするのに。

2. (プログラマーがいつでも思っているように)できるだけ楽をしよう、怠けよう

プログラマーって細かくて、几帳面で、勤勉で、というイメージがあるようだ。細かくて几帳面というのは確かに必要な素質だとは思う。(僕はどっちかというとそうではないのだけど。。)でも勤勉というのはちょっと違う。あえて言えば、多くのプログラマーは楽をすること、怠けるために勤勉なのだと思う。

たとえば、ワープロで作成された文書に100ヶ所登場するキーワードを別のキーワードに変更しなくてはいけなくなったら、100個のキーワードをひとつひとつ修正するなんてことはしない。どんなワープロソフトやテキストエディタにもあるはずの一括置換機能を使って置換する。

それと同じ考え方をすべてのタスクに適用しようとするのがプログラマーだ。どんな仕事でも自動で、つまりコンピューターにおしつけてしまい、自分は楽をしようと思っている。一括置換機能を使うだけには飽き足らず、仕事の定型化されている部分を自動でやってくれる専用のプログラムを自分で書いてしまうところまで行けば立派なプログラマーの仲間入り。

そこまで行かなくても、常に「どうしたら楽にできるか」ということを考えるといい。あるいは周りのプログラマーの人に聞いてみれば、たいていのことなら楽する方法を知っているはずだ。

3. (プログラマーが良く使っている)ショートカットキーを覚えよう

2. の楽をしよう、と同義といえば同義だ。

アプリケーションや最近だと Web サービスでも、各機能を呼び出すショートカットキーが用意されているものだ。これを知っていると知っていないのとでは効率がものすごく違ってくる可能性がある。それぞれの操作で、ショートカットキーを使うのと使わないのではわずか数秒の違いかもしれないが、良く使うアプリケーションならそれが積もり積もって結構な差になるはず。

ショートカットを集めた Cheat Sheet というものがあって、たとえば Gmail なら

» Gmail Shortcuts (printable cheatsheet)

のようなものが検索すれば見つかるので、こうしたシートを印刷しておくでもよし、とにかく何度か同じ操作をやってるなあ、と思ったらそれをショートカットキーを使うことでサクッとできないかを考えるようにするといいと思う。

プログラマーが何か作業をしていたら、背中の後ろから見てみるといいかもしれない。マウスを動かしていないのに、次々、アプリケーションの機能が呼び出されていたら、それはその人がショートカットキーを使っているからかもしれないので教えてもらうか、技を盗んでしまおう。

まとめ

なんか文体が偉そうになってしまった。途中で没にしようかとも思ったのだが、せっかく書いたので公開してしまう。

僕としては、

  • 営業でない人が知っておいて損はない営業の常識
  • 人事でない人が知っておいて損はない人事の常識
  • マーケティングでない人が知っておいて損はないマーケティングの常識

とか聞いてみたいな。

誰か書いてください。

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  1. 投稿者:akhk

    2008/05/14 at 12:19:36

    これはいいですね。
    『営業でない人が知っておいて損はない営業の常識』を書いてみようと思いましたが、あまりいいのが思いつきませんでした。。

  2. 投稿者:ジュンヤ

    2008/05/14 at 13:11:42

    営業だと、読んだ当時はメルマガでしたが、

    「営業マンは断ることを覚えなさい」
    http://www.kotowaru-eigyo.com/book/index.html

    を読んだとき、目から鱗でしたねえ。
    僕のなかでの営業のイメージって、何としてでも売ってくる、ってイメージがあったのですが、それが「断る」って。。何それすごいな、と思いました。

    要はこちらが主導権を握るってことなんですよね。

    それって、できるだけ自分でコントロールできる範囲を広くしておく、そのためにツールとか使う言語とかプラットフォームは自分で選択したい、と思うプログラマーの考え方と似ているな、と思うのです。

  3. 投稿者:akhk

    2008/05/14 at 14:05:03

    なるほどなるほど。
    そういうことを書けばいいんですね!

    口の立つよく喋る人間が売れるように思われるかもしれませんが、実際は、「喋る」よりも「喋らせる」能力の方が重要だと思います。何を売るにせよ、相手のことを知らずに売ることは難しいです。
    逆に相手のことを知ることさえできれば、一見関係なさそうな顧客のニーズを、自分の商品に無理やり結びつけて、売ることも可能です。いいか悪いかは別にして・・・

  4. 投稿者:ジュンヤ

    2008/05/14 at 14:13:50

    なるほどー。

    そういうのぜひまとめてブログで公開してくださいな。

    「プログラマーの常識〜」みたいなエントリーはたくさんあるけれど、営業はじめほかの職種ではあまり見受けられないので、非常に有益だと思います。

  5. 投稿者:Tom

    2008/05/18 at 19:51:02

    「人事でない人が知っておいて損はない人事の常識」
    無理くり作った感はありますが、人事版としてこんなのあげてみます。
    1.採用は会社PRのために存在する
    2.異動希望は言い続ければいつかはきっと叶えられる
    3.評価分布の基本は2・6・2の法則
    4.報酬が少ないと不満足度が高まるが、報酬が多くても満足度は高まらない
    5.メンバー育成ができないとマネージャーとしては罰点
    6.退職は円満退職で

  6. 投稿者:ジュンヤ

    2008/05/19 at 11:23:29

    一時期、採用面接を担当していたときは 1. は少なからず意識していました。
    2. はアメリカで働いていたとき、周りにいる日本人を見れば明らか。みんな「アメリカで働きたい」と言い続けていた人ばかり。実体験が裏付けてた。
    いくつか会社を経験し、フリーになっていろんな人と協力して仕事を続けてきて思うのは、結局は「人が大事」ってことなんだよね。
    そういう意味で、採用や人事はとても大切、ノウハウとかもっと共有すべきだと思ってます。

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