Posted in Web, libron at 13:43:17 by ジュンヤ

「政府はプラットフォーム化しなくてはならない」はティム・オライリー氏の完全な受け売りです。

» ティム・オライリー特別寄稿:ガバメント2.0―政府はプラットフォームになるべきだ

Libronという Amazon の検索結果に、図書館への蔵書検索リンクを表示するツールを作っています。Amazon の売り上げを奪ってけしからんという声が聞こえてきそうですが、図書館で本を借りる機会を増やし(エコ)、読書の習慣がつく -> 新刊はどうせ図書館にはないし人気がある本は100人待ちとかざらなので、結果的に Amazon で本を買う機会が増え、ユーザー・図書館・Amazon みんなハッピーなはずだと、自分を納得させています。

さて、その Libron を作ってみた思ったことが2つ。

1) 図書館の蔵書検索というはっきり言ってやることは一つ、共通化しちゃってもいいものを各自治体で個別に開発していて無駄なんじゃないの?それでいて微妙な違いがあるので、Libron のようにそれを束ねようとしても個別対応が必要で余計なコストがかかる。

2) 図書館の検索システムはユーザビリティが貧弱すぎる。民間(Amazon)が提供するものには到底及ばない。

ということです。

そこで冒頭のオライリーの話につながるのです。

政府がプラットフォーム化に徹し、そこに集まってくるデータを共通化し、誰でもそれに簡単にアクセスできる口を提供しさえすれば、あとはユーザーに使ってもらえなければ死あるのみ、厳しい世界でしのぎを削っているあまたあるベンチャー含む民間の企業、ユーザビリティだったり最新の技術を好きで好きで年中研究しているような開発者が、ユーザーにとって一番使いやすい形で提供できるのです。

図書館を指定し、ISBN を投げたらその本があるかないか yes or no で返してくれる共通 API を提供してくれるだけで、Libron の開発は格段に楽になるし、じゃあそれを google maps とつなげてとかあれとこれをつなげて。。。など便利なサービスのアイデアがたくさん生まれます。

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というサービスを作っている方もいて、これなんかは、LocoSticker 位置表現特定API (プロジェクト:位置情報)を使って、住所らしき箇所をメールから抽出して google maps にプロットするという、高度な工夫をおこなっています。でも、そもそも政府がこうした情報を統一した形式で簡単にアクセスできる形で公開してくれれば、もっと楽に、しかも正確に処理できるはずです。

国民、市民にもっと情報を公開しなくては、という考えをもう一段階進めて、コンピューターがわかる形で公開する、ということまで考えてもいいんじゃないかな。人口が減っていくのは避けられないのだから、これからは少ない人数で効率よく社会を動かす必要があると思ってる。そのとき、うまく使えばコンピューターは人間の数千倍、数万倍のスピードと正確さで仕事をこなしてくれるのだから、うまく使わない手はない。

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  1. 投稿者:Pool of water 教育のプラットフォーム化

    2009/10/20 at 21:27:06

    […] なるほど!という記事。 Libron を作ってみて思ったこと – 政府はプラットフォーム化しなくてはならない : 僕は発展途上技術者 […]

  2. 投稿者:sudabon

    2009/10/21 at 22:53:18

    法律が社会変化にライムリーに追随できないのと同様に、「国」の提供する公共サービスが国民のニーズにタイムリーに応えるのは非常に難しいと思います。特に、凄まじい勢いで進歩するIT関連の公共サービスとなれば、なおさらのことでしょう。
    あと、すばらしい仕組みを最初に作るのは「国」ではなく、間違いなく「民」だと思います。
    結局、「国」が動き出すまでは、「民」が力尽くで対処するしかないのでしょう。

    既にご存じかもしれませんが、こんなサイトを発見しました。

    http://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/link/todofuken.html

    twitterで「愛知県がないからLibronを見送った」みたいな呟きがあったので、ちょっと調べてみましたが、愛知県内にもいろんな検索システムがあるみたいで、愕然としてしまいました。
    ほんとムダなことしてますなぁ。

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