これから何回かに分けて Scratch で Minecraft を動かす方法を解説します。
まずは Mac 上で Python で動かすまでです。
API がオープンになっていて、Python でプログラミングできるのは Raspberry Pi 版の Minecraft のみなのですが、調べてみたら MOD を使うことによって Raspberry Pi 以外でもできることがわかりました。
» Running Python Programs without a Raspberry Pi…
に書かれているままではあるのですが、英語であるのと、あちこちリンク先の情報を参照しながら進めていかなければならなくて若干わかりにくいので、以下に各手順を示します。
なお、環境は MacOS 10.8.5 です。Windows あるいは Linux でもできるようですが、ここでは解説しません。
[2016/2/21 追記] 現在 CraftBukkit はメンテナンスされなくなっており、下記リンク先からはダウンロードはできないのですが、アーカイブなどを保存しているサイトが他にあります。あくまで自己責任でこれらからダウンロードして利用する方法を含め、他の手順についても詳しく次の YouTube 動画で紹介されていますので良かったら参考にしてください。 → 6歳からのプログラミング #1 〜minecraft×scratch〜 CraftBukkitとRaspberryJuice
- Minecraft と minecraft.net より購入した有料アカウント
- CraftBukkit サーバー
- Raspberry Juice プラグイン
- CraftBukkit サーバーのダウンロードページより CraftBukkit サーバーをダウンロードします。このとき、Minecraft のバージョン番号にあった Build を選ぶ必要があります。
- ダウンロードしたファイルの名前を craftbukkit.jar に変更します。
- CraftBukkit という名前でホームディレクトリなどにフォルダを作成し、craftbukkit.jar をその下に移動します。
- 同じフォルダ内に以下の内容で start_server.command という名前のファイルを作ります。
- ターミナルより chmod a+x を実行して実行権限を与えます。
- 必要なフォルダや設定ファイルが準備されるように、一度 start_server.command を実行しておきます。
Raspberry Juice プラグインを CraftBukkit サーバーに入れることで、Minecraft をプログラムで動かせるようになります。
- Raspberry Juice プラグインのページの右メニューにある Download リンクよりたどっていって、最新版をダウンロードします。(このエントリーを書いた時点での最新版は v1.2)
- 先ほど起動した CraftBukkit サーバーを停止します。停止するには、CraftBukkit のコンソール上で stop と入力します
- CraftBukkit/plugins 以下にダウンロードした Raspberry Juice プラグインのファイル(raspberryjuice-1.2.jar) を移動します。
- もう一度 CraftBukkit サーバーを起動します。(start_server.command を実行)
- CraftBukkit のコンソール上で plugins と入力します。
のように RaspberryJuice が表示されていればインストール成功です。
- Minecraft を起動します。
- マルチプレイを選択します。
- CraftBukkit サーバーを登録するために、Add Server ボタンを押します。Server Name に CraftBukkit、Server Address には localhost と入力し、Done ボタンを押します。
- CraftBukkit サーバーが起動していれば、登録したばかりの CraftBukkit が選択できるようになっています。選択して「サーバーに接続」ボタンを押します。
- 正常に接続できれば、CraftBukkit サーバーのコンソールにログインした旨のメッセージが表示されます。
- Minecraft API のライブラリが必要なので、Minecraft Pi Edition のページより Minecraft Pi をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍するため、ターミナルより tar zxvf minecraft-pi-0.1.1.tar.gz を実行します。
- 解凍したフォルダ内の mcpi/api/python/ 以下にある mcpi フォルダを作業フォルダの下にまるごとコピーします。(作業フォルダを ~/python/minecraft としたら ~/python/minecraft/mcpi)
- 以下のコードを ~/python/minecraft の下にコピーします(mcpi フォルダと同じ階層) 。ファイル名は sample.py にします。
- ターミナルより python sample.py と実行します。
- このプログラムは、minecraft の世界の中のプレイヤーが今いる場所の目の前にブロックを置く簡単なサンプルプログラムです。プロックが目の前に現れたら成功です。
以上、簡単なサンプルですが、Python でプログラムを書いて Minecraft を動かすところまでの手順です。
プログラムが書ければ、複雑な構造物なども一瞬で作れてしまいます。
また、ブリッジプログラムを書けば、Scratch から Minecraft を操作するといったこともできます。
それらの方法などもこれから順次紹介していきたいと思います。
まずは Mac 上で Python で動かすまでです。
API がオープンになっていて、Python でプログラミングできるのは Raspberry Pi 版の Minecraft のみなのですが、調べてみたら MOD を使うことによって Raspberry Pi 以外でもできることがわかりました。
» Running Python Programs without a Raspberry Pi…
に書かれているままではあるのですが、英語であるのと、あちこちリンク先の情報を参照しながら進めていかなければならなくて若干わかりにくいので、以下に各手順を示します。
なお、環境は MacOS 10.8.5 です。Windows あるいは Linux でもできるようですが、ここでは解説しません。
[2016/2/21 追記] 現在 CraftBukkit はメンテナンスされなくなっており、下記リンク先からはダウンロードはできないのですが、アーカイブなどを保存しているサイトが他にあります。あくまで自己責任でこれらからダウンロードして利用する方法を含め、他の手順についても詳しく次の YouTube 動画で紹介されていますので良かったら参考にしてください。 → 6歳からのプログラミング #1 〜minecraft×scratch〜 CraftBukkitとRaspberryJuice
必要なもの
- Minecraft と minecraft.net より購入した有料アカウント
- CraftBukkit サーバー
- Raspberry Juice プラグイン
CraftBukkit サーバーのインストール
- CraftBukkit サーバーのダウンロードページより CraftBukkit サーバーをダウンロードします。このとき、Minecraft のバージョン番号にあった Build を選ぶ必要があります。
- ダウンロードしたファイルの名前を craftbukkit.jar に変更します。
- CraftBukkit という名前でホームディレクトリなどにフォルダを作成し、craftbukkit.jar をその下に移動します。
- 同じフォルダ内に以下の内容で start_server.command という名前のファイルを作ります。
- ターミナルより chmod a+x を実行して実行権限を与えます。
- 必要なフォルダや設定ファイルが準備されるように、一度 start_server.command を実行しておきます。
Raspberry Juice プラグインのインストール
Raspberry Juice プラグインを CraftBukkit サーバーに入れることで、Minecraft をプログラムで動かせるようになります。
- Raspberry Juice プラグインのページの右メニューにある Download リンクよりたどっていって、最新版をダウンロードします。(このエントリーを書いた時点での最新版は v1.2)
- 先ほど起動した CraftBukkit サーバーを停止します。停止するには、CraftBukkit のコンソール上で stop と入力します
- CraftBukkit/plugins 以下にダウンロードした Raspberry Juice プラグインのファイル(raspberryjuice-1.2.jar) を移動します。
- もう一度 CraftBukkit サーバーを起動します。(start_server.command を実行)
- CraftBukkit のコンソール上で plugins と入力します。
>plugins
16:19:51 [???] Plugins (1): RaspberryJuice
のように RaspberryJuice が表示されていればインストール成功です。
Minecraft を CraftBukkit サーバーに接続する
- Minecraft を起動します。
- マルチプレイを選択します。
- CraftBukkit サーバーを登録するために、Add Server ボタンを押します。Server Name に CraftBukkit、Server Address には localhost と入力し、Done ボタンを押します。
- CraftBukkit サーバーが起動していれば、登録したばかりの CraftBukkit が選択できるようになっています。選択して「サーバーに接続」ボタンを押します。
- 正常に接続できれば、CraftBukkit サーバーのコンソールにログインした旨のメッセージが表示されます。
Python で書いたプログラムを実行する
- Minecraft API のライブラリが必要なので、Minecraft Pi Edition のページより Minecraft Pi をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍するため、ターミナルより tar zxvf minecraft-pi-0.1.1.tar.gz を実行します。
- 解凍したフォルダ内の mcpi/api/python/ 以下にある mcpi フォルダを作業フォルダの下にまるごとコピーします。(作業フォルダを ~/python/minecraft としたら ~/python/minecraft/mcpi)
- 以下のコードを ~/python/minecraft の下にコピーします(mcpi フォルダと同じ階層) 。ファイル名は sample.py にします。
- ターミナルより python sample.py と実行します。
- このプログラムは、minecraft の世界の中のプレイヤーが今いる場所の目の前にブロックを置く簡単なサンプルプログラムです。プロックが目の前に現れたら成功です。
以上、簡単なサンプルですが、Python でプログラムを書いて Minecraft を動かすところまでの手順です。
プログラムが書ければ、複雑な構造物なども一瞬で作れてしまいます。
また、ブリッジプログラムを書けば、Scratch から Minecraft を操作するといったこともできます。
それらの方法などもこれから順次紹介していきたいと思います。
2013/09/29 09:00:00