僕は発展途上技術者

お仕事体験タウン「キッザニア」はオススメか?

話題のキッザニアに行ってきました。


キッザニアは子供たちがバリエーションに富んだお仕事の中から好きなものを選び、実際に体験して学ぶというメキシコ発のテーマパーク。ニュースやブログで取り上げられているのを見て僕もどんな感じなのか非常に興味を持っていました。数ヶ月先まで予約でいっぱいなのですが、昨日の午前の部だけがポッとなぜか空いていたのでインターネットで予約できました。団体のお客さんのキャンセルでもあったのでしょうか。


現地で妻が聞き出したところによると、実は予約でいっぱいでも入ることができる方法が。。。ブログで書いてしまったら、その枠がいっぱいになって自分たちが行けなくなりそうなのでその方法については内緒です :-)


さて、入り口に到着すると、ANAの飛行機が出迎えてくれます。飛行機でキッザニアという子供の国に飛び立つという演出なのでしょう。搭乗ゲートをくぐって入場するようになっていて、ちゃんとANAの制服を着たきれいなお姉さんが受付です。金属探知機があったり、チケットもそれっぽいポーディングパスになっていて、なかなかリアルです。


キッザニアの各お仕事は実際の企業とタイアップしており、企業ロゴが前面に出ています。Web上の掲示板で、この企業色が前面に押し出されていることを批判している投稿を見かけましたが、僕個人は別にいいんじゃないかと思いました。たとえば最初の入場のところにしても、これが架空の飛行機会社だったら、それだけでリアルさが半減しますし、制服だとかゲートやチケットのデザインといったディテールの部分もそれが架空のものだという甘えがでて、どうせ子供向きなんだからという考えとあいまって、手を抜いて作ってしまいかねません。子供ってあなどれないですよ。そういった部分を見ていないようで実はちゃーんと見ているのです。


まずはぐるっと一回りして子供たちがやりたいお仕事を探します。うちは5歳と2歳の男の子なのですが、次男が大の消防車好きなので最初のお仕事は消防士に決定。


消防署
消防署 posted from フォト蔵


8人一組で消防士のお仕事の内容の説明を受けたら、整列したり、「放水開始」などの号令の練習。防火服に着替えたら、火事が発生したという設定で全員出動です。消防車に乗り込み、消火活動に向かいます。火災現場ではさっき練習したとおり、整列したりした後、実際に水がでてくるホースを持って皆で消火します。さすがに火はリアルな火ではありませんが。


で、無事消火し終えて消防署に帰ってきたら、防火服を自分たちで片付け、今日のお給料ということで、キッザニア内で使用する架空のお金、キッゾと消防士の終了証ということでカードを受け取るのでした。二人とも満足そうに戻ってきました。「戻ってきた」というのはですね、キッザニアでは大人は子供が働いている姿を後ろから見守るだけ。消防署の外からビデオやカメラで撮影するだけなのです。


このあと、長男はソフトクリーム屋で自分が作ったソフトクリームを食べたあと、昼食。その後は妻+長男、僕+次男とで別行動。


長男はクロネコヤマトの宅急便で配達のお仕事。次男は幼稚園で少し遊んだあと、幼児向けパビリオンの「ウルパノハウス」というところで遊んでいました。


この幼稚園がなかなか面白い試みで、面倒を見てくれるのは保母さんのお仕事を体験しにきた子供なのです。小学生の女の子3人に紙芝居を読んでもらっていましたが、なんだかお互い不安そうでした。次男は「これは嫌だ、あれも嫌だ」と言ってお姉さんたちを困らせていました。保母さんの仕事も楽ではないと小学生の女の子たちは良く学んだのではないでしょうか。


以上で9時から3時までの午前の部が終わってしまったのでした。


「え、これだけ?」と思いませんか?そうなんです。ここまで良いことしか書きませんでしたが、キッザニアの問題は、回転が異様に遅くて待ち時間が長いということ。長男が選んだ仕事は確かに消防士と宅急便という、5歳くらいの子供たちにとってはわかりやすい人気の職種なのですが、それにしても消防士は40分、宅急便にいたっては1時間近く待たされたらしいのです。しかも、ディズニーランドのように行列が進んだり、凝った演出があるといったことはいっさいなく、ベンチでひたすらじーと待っているのですから、これは子供たちにはこたえます。(大人もですけど)


まだできたばかりでこのあたりの不手際はしょうがないのかもしれませんが、ディズニーランドのようなファストパス制度を導入したり、待ち時間でも楽しめる演出を考えたり、8人一組で順番に回しているところを、8人二組とかにしてどんどん回転させたりといった工夫が必須だと思いました。


また、一日働いてもらった給料でほしいものが買えるようになっているのですが、値段がありえないほど高く設定されていて、子供たちは何も買うことができませんでした。社会の厳しさを教える、という意味ではいいのかもしれませんが、それにしてはちょっとかわいそうです。もう少し妥当な価格を設定しないと、労働意欲を失いかねません :-)


いろいろなお仕事を体験してお金をもらい、計画的に使う、キッゾを預ける銀行で口座を開くこともできたりして、社会の仕組みを学ぶ上では非常によいところだと思いました。ですから、ぜひともつぶれないでほしい。改善する努力を続け、上に挙げたような問題を解消していけば、リピーターをしっかり確保して、ディズニーランドのように成功したテーマパークの仲間入りを果たすことができるんじゃないかと思います。


↓ 某ビザ屋さん。全然某じゃないですね。キッザニアや一日中夜という設定なので、挨拶は「こんばんは」です。

ピザ屋さん
ピザ屋さん posted from フォト蔵


↓ これまた某宅配屋。子供たちに人気です。

宅急便
宅急便 posted from フォト蔵


↓ いっちょまえに銀行口座開設です。説明を一生懸命聞いているところ

口座開設
口座開設 posted from フォト蔵


プロフィール

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