僕は発展途上技術者

Joker Racer と行ったカリフォルニア

うーむ、題名が微妙なんですが、サイドフィード赤松さんの


» where2.0 2009 に参加した理由と感想 : a++ My RSS 管理人ブログ


にならい、Joker Racer と Where 2.0 の感想などを書きたいと思います。


» Joker Racer


僕はサイドフィードには所属しておらず、Joker Racer はいまのところサイドフィードのサイドプロジェクトという位置づけなので、以降の文章は僕個人の視点として受け止めていただきたいと思います。特に、赤松自身に対する記述は、あくまで個人として正直に感じたことを書いているだけであり、メンバーが代表を持ち上げるとか社員が社長を持ち上げているといった類のものではないので。。。(書くまでもないかなとも思ったのですが、まあ一応)


きっかけ


3月始め、赤松さんから、Joker Racer が Where 2.0 に出展することになったのでその準備を手伝ってくれないかというお誘いを受けました。


最初からターゲットを世界に置いていることに大きな魅力を感じ、そして「あとで行く」が「あとで読む」に対するオマージュであることからもうかがえるようにかねてからリスペクトしている赤松さんの誘い、ということもあって二つ返事でお手伝いさせていただくことになりました。


iPhone アプリ


Joker Racer をコントロールする iPhone アプリを開発できる、というのも大きな魅力の一つでした。


知識全くゼロからの開発でしたが、Erica Sadun 女史による iPhone デベロッパーズ クックブックかなぶん を開発していただいている id:Kanta さんに大いに助けていただき、なんとか Where 2.0 までにプロトタイプとよべるものが完成しました。


Where 2.0 で紹介されているほかのプロダクトでも、Web + iPhone という組み合わせが多く、うまくそのトレンドにはまっていたように思います。Nintendo コントローラーには操作性の上ではまだまだ及ばないのですが、「iPhone でも動く」ということはデモに来ている人たちの反応を見る限り、結構なインパクトを与えていたように思います。


ただ「え、これって App Store からダウンロードできる??」と聞かれることが多かったので、欲を言えば App Store からダウンロードできる状態にまで作り込んでおけばよかったかな。


偶然と努力



自分で書くのもなんですが、このプロジェクトは本当に強運で、いろんなことがなぜかすべてうまくいくのですw。

調子の悪かったマシンが本番の大舞台だけはシャキンと動いたり、今回の Launch Pad の発表の件しかり、結果的に良い方向になるということが多く、つまりは、なんでもポジティブに捕らえている状態なので、えっと、えっと、where2.0 もすばらしかったです(笑)。


と赤松さん自身、冒頭に紹介したエントリーに書いているのですが、その運をひきよせた裏には赤松さんと大森さんの大きな努力と、チャンスを最大限に生かそうとするどん欲さの両方があったということは、今回一緒にプロジェクトに関わることがなかったら知るよしもなかったでしょう。


Launch Pad のプレゼンでは、ご本人は謙遜しておられますが、英語で堂々とプレゼンをおこない、きっちり笑いと賞賛の拍手を獲得していました。赤松さんならクールにスマートに、練習なんてそこそこにさらっとあのくらいできてしまうのだろう、というのがいままでの僕のイメージでした。


そのかっこいいスーパーマンなイメージをひっぺがしてしまうようで、赤松さんには申し訳ないのですが、いやいや実はその裏には、何度も何度もストーリーを書き直し、暗記するためにホテルで繰り返し繰り返しリハーサルをされている赤松さんの姿があるのです。


僕の好きな言葉にルイ・パスツールの le hasard ne sourit qu'à l'esprit préparé というのがあります。「偶然(あるいはチャンス)は準備のない者に微笑(ほほえ)まない」と訳されることがあるのですが、まさにその通りのことが次々と起こっていったのを目の当たりにしました。


当然のごとく偶然とともに良い結果も努力をおこなった人のところにしか訪れないのだということも。。。



Joker Racer の楽しさ


プロトタイプのかなり初期の段階のものを触らせてもらったときにその楽しさを実感しました。遠隔のものをコントロールするというのは、たぶんそれだけで楽しいことなのですが、その対象との距離が遠くなれば遠くなるほどドキドキします。見えない場所、危険な場所、あるいは遠いどこか別の国にあっても操作できるのが、Joker Racer の楽しさなんじゃないかと思っています。


それを端的に表しているのが、以下の動画です。僕も会場を一周させてみたのですが、車がブースの裏側にまわり自分の視界から消えた瞬間から楽しさが一気に倍増するのです。(下の動画だと 1:40 あたりから)


Joker Racer はこれからも確実にどんどん楽しくなっていくと思います。


» Joker Racer



懐かしきカリフォルニア


さて、最後に Joker Racer からちょっと離れた個人的な話を。。。


2000年 - 2004年の間生活した後、帰国して以来初めてサンフランシスコベイエリアを訪れました。


Where 2.0 を終えたあと一日時間をもらい、勤めていた会社のオフィスを訪ねたり、その後転職した元同僚や友人の家を訪ねてまわりました。


僕の後任として呼んだ韓国人の同僚であり友人の奥さんは会計士の資格をとるべく主婦業のかたわらコミュニティカレッジに通っていたり、転職した元同僚は次のステップを考えて Bio Informatics の学位を Distance Learning (いわゆる通信教育)で取得中だったり、ジュエリーショップを購入して自分のビジネスを立ち上げつつある友人女性など、ここではだれもが前向きに一生懸命に努力して生きているのです。


また、仕事だけではない、ゴルフや BBQ の焼き方、庭で本格的に野菜を育てていたり、あるいはネイティブインディアンの美術に興味を持っていたりと、それぞれのやりたいこと好きなことに対してものすごい入れ込みようで、彼らの話を聞いて、カリフォルニアのあるいはアメリカ文化独特のエネルギーを注入された気がします。


かつて僕も持っていたものが、日本に帰ってきて生活するうちに、すこし忘れかけ、薄れていたのかもしれません。それを今回 Joker Racer に関わることで、また Where 2.0 のためにカリフォルニアを訪れたことで呼び覚ますことができたのはとても価値あることでした。


mp4 から avi への変換など、動画編集に役立つフリーウェア

ゴールデンウィーク最終日は、悲しくも雨。


というわけで今日は外出せず、インドアでなにかこども達を喜ばせようと、映画撮影のまねごとをしてみました。


以前


» 「ダースベーダー vs ヨーダ」 本編では描かれなかった闘い (ホームビデオです。悪しからず) : 僕は発展途上技術者


こんなものを作ったことがあるのですが、2年経って僕も子供達もちっとも進歩せず、あいかわらず僕らにとっては、映画 = スターウォーズ なのです。


というわけであいも変わらず、スターウォーズの名シーンをいくつか再現し、撮ったビデオに本編の音声を合成したりして楽しんだのですが、毎回毎回動画ファイルの変換をおこなうソフトウェアを探したり、手順を思い出すために無駄な時間を使っている気がするので、手順を自分のためにもメモしつつ、使ったフリーウェアを紹介します。


1. MPEG4形式のファイルをAVI形式のファイルに変換


xacti で撮ったビデオのファイル形式が MPEG4 で、後述する Windows ムービーメーカーで編集できる形式が AVI なので、MPEG4 -> AVI の変換をおこないます。


以前は、MPG2AVIというフリーウェアを使っていたのですが、なぜか動かなくなっており、しかもダウンロード元のページがなくなってしまっていたので、


» Free MP4 to AVI Converter 1.3 - Convert MP4, M4V, MP4V files to AVI or MPEG, iPod MP4 to AVI converter - Jacek Pazera


に切り替えました。


MPEG4 -> AVI の変換にしか使わないので、マニュアルを読むことなく操作できましたが、もっと高度なことがやりたい方は適当にググッてみてください。


2. DVDから音声を抽出


映画のDVDから音声を切り出してくるために僕がいつも使っているのが、


» Audacity: Free Audio Editor and Recorder


です。


DVD を再生し、Audacity の音源を選ぶセレクトボックスで「Stereo Mix」を選択し録音したあと、wav 形式で書き出します。


3. 動画や音声ファイルを編集


動画や音声ファイルを編集するときに使うのが、Windows ムービーメーカー。Windows XP に最初から入っていたソフトウェアですが、こいつが結構便利で使えるのです。


以上のフリーウェアがあれば、とりあえずそれっぽい動画を作ることができます。


番外として、「スターウォーズ好き」にしか役立たない情報ですが、


» スターウォーズのライトセーバー動画を無料ソフトウェアだけで自作する方法 : 僕は発展途上技術者


を紹介しておきます。


実は上記記事、rails や ruby、プログラマー向けの話題が多い僕のブログの中にあって、他を圧倒してダントツで読まれている記事だったりするのです。


passenger を使うときは .htaccess を削除!

サーバー周り、環境構築でここ数日よくはまる。


以前はまったことがあったのに、またまた同じところではまってしまった自分に厳重注意。


passenger を使うときは .htaccess を削除


皆さんもはまってます。


» Passenger を使う時は public/.htaccess に注意! - yuum3のお仕事日記

» Passenger(mod_rails)と.htaccessではまる - 仙台Rails社長


Ubuntu Hardy に ImageMagick と RMagick をインストールする

わかってしまえば超簡単なのですが、2時間近くはまってしまいました。


Slicehost 上の Ubuntu Hardy に ImageMagick と RMagick をインストールするには



% sudo aptitude update

% sudo aptitude install imagemagick libmagick9-dev

% sudo gem install rmagick


であっさり出来てしまうのですが、最初の sudo aptitude update をやっていなかったために、sudo gem install rmagick で



Building native extensions. This could take a while...

ERROR: Error installing rmagick:

ERROR: Failed to build gem native extension.


/usr/bin/ruby1.8 extconf.rb install rmagick

checking for Ruby version >= 1.8.2... yes

checking for cc... yes

checking for Magick-config... no

Can't install RMagick 2.9.1. Can't find Magick-config in /usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/usr/X11R6/bin


というエラーに悩まされ、ああでもこうでもないと散々パッケージのインストール、アンインストールを繰り返してしまいました。


sudo aptitude update は、man の記述



Updates the list of available packages from the apt sources (this

is equivalent to "apt-get update")


の通り、aptitude でインストールするパッケージ情報を最新に更新するコマンドです。これまで特に更新しなくても問題が起こらなかったため、甘く見てました。今度からは aptitude install でなにかパッケージをインストールするときは、事前に必ず aptitude update をおこなうことにします。


aptitude update 超重要ということはもっと認識されるべきです。(どこにもあまり書かれてない)


あと、sudo aptitude install imagemagick libmagick9-dev がなにごともなく通っているように見えて、ImageMagick が正常にインストールされている、と勝手に思い込んでしまったことも問題がどこにあるかわからなくなってしまったことの原因。


ImageMagick がインストールされているかどうかは、



% which convert

/usr/bin/convert


で確認できるということが、インストールがうまくいった後わかりました。


プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

オンラインコンテンツ: 大人のためのScratch

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

Email: webmaster at champierre dot com

Twitter @jishiha

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