僕は発展途上技術者

あなたもいままでの10倍速く本が読める


amazon でこの本を購入


私の悩みは本を読むのが遅いことである。1分1ページといったところか。この本を読んでからは、少しは速くなった。おかげでこの数週間にたくさんの本を読んだので、この日記でいちいち感想を書くのが面倒になってしまった。それらの本については最後に題名と一口感想だけを並べるだけにする。


この「速読本」は私が30年間ずっと行っていた読書方法が間違いだったと気づかせてくれた、というただその1点だけで大きな価値があった。私は小説でもビジネス本でも漫画でも、どんな本でも1語1語丁寧に漏らさず読んでいた。でも、そんな方法は間違いで、読む本によって目的によって読み方とスピードを変えるのが当たり前、とこの本は教える。要点さえつかめば良いと思われる本は、極端な話、目次と見出しと第1段落だけ読めば良いという具合。


本を速く読める人にとっては、こんなことはごく当たり前のことなのかもしれないが、私みたいに本を読むのが遅い人にとって、そんな当たり前のことにずっと気づいていないのだ。一部の人に当たり前と思われることをあえて丁寧に説得力ある文章にすることによって、それが当たり前でない人に気づかせる、というのは価値がある。これからの読書生活が一変する機会を与えてくれたこの本にとても感謝している。


最近読んだ本:



ソニー会長兼CEO 出井伸之さんのエッセイ。OFF つまり仕事以外の生活も大事というお話。おいおいゴルフばっかりしてるじゃないか、とつっこんでしまいたくなるのだが、でもハンデ13は100を切るのに苦労している私にとってはすごいと思う。何でも極めようという姿勢が大事です。



2チャンネルって怪しい、危ない、なんかドロドロ、っていう偏見を取り去ってくれました。すごいんですね、2チャンネル。



  • ビジネス・ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術(ASIN:4093874131)


大好きな大前研一本。読んだあとはいつも「よしやるぞ」という気になる。三種の神器、IT・英語・財務。私に足りない、というか全く無なのが財務。勉強しなきゃ。



  • シリコンバレー流意思決定―ビジネスを成功させる7つの質問(ASIN:4478372500)


読むなら大前研一のビジネス・ウェポンの方が頭に入りやすい。



  • EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方(ASIN:4532149754)


要はリーダーシップにはこころの知能指数 EQ が高くなければならないというお話。そんなの当たり前じゃない、と思ってしまった。まあでも、「あなたもいままでの10倍速く本が読める」で書いたように、それが当たり前と思っていない人には響くお話なのかもしれない。私には響かなかった。



  • きれいな歯並び―大人の矯正Q&A ビューティ・ブック(ASIN:4418024018)


30になって歯の矯正を決心したので読みました。また日記のどこかで書くかもしれないが、アメリカでは歯の矯正に関する考え方が違うし、なにより安い。こちらにいるうちにと思って始めます。



またまた大前研一本。これを読んで決心したこと。日本に帰ったとしても家は買わない。買うとしても妻の実家がある長野あたりに週末用のを買い、東京には職場にかなり近いところに賃貸。そうでないとオフィスまで車で10分(最近は電車通勤だがそれでも Door to Door で 30分)というカリフォルニアの環境に慣れてしまった身には耐えられない。



POPFile が Yahoo Japan News で紹介されています


スパムに汚染されたメールアドレスを生き返らせる方法?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000004-inet-sci



タダより高いものはない?オープンソースソフトウェアの話


この日記を良く読んでくれている人たちからは、「またかよ」という声が聞こえてきそうだが、梅田望夫氏のコラムの引用。


「オープンソース現象の新たな可能性」


http://www.mochioumeda.com/archive/sankei/030919.html


厳密には オープンソースソフトウェア=無料 というわけではなかったとは思うが、ほぼ全てのオープンソースソフトウェアは無料で使うことができる。そして驚きなのが、同じ機能を持つ有料のソフトウェアとほとんど変わりない、あるいはたいていはそれを超える性能を持っている、ということだ。


タダより高いものはない、なんて言葉があるが、ソフトウェアに関してはどうやらこの言葉はあてはまらない。私は、子供の頃から本が好きだったので、図書館で本がタダで借りられるということを初めて知ったときにはものすごく感激した。そしてオープンソースソフトウェアを初めて知ったときにも同じような感激を覚えた記憶がある。


私も今、POPFile というオープンソースソフトウェアの日本語化という、些細な貢献をしているが、この開発に関わっているのがすごく楽しい。世界中からこのソフトの開発に協力したいという人たちがフォーラム上に集まってきて、皆が少しずつ自分の得意分野での協力を無償で提供する。プログラムができる人は機能改善やバグの修正案を提案したり、プログラムができない人はじゃあドキュメントを作る手伝いをしたり、ドイツ人はマニュアルやソフトウェアのユーザーインターフェースをドイツ語に翻訳したりというように。こうした活動が、ソフトウェアの作者であるリーダーの緩やかなガイドだけによって、不思議と形を成し、しかもそれがパッパッと迅速に進むのが驚きである。


例えば、私が関わっている日本語化は今年始めに提案したのが受け入れられて、近々登場する次のバージョンではいよいよ取り込まれる予定なのだ。私が昼間勤めているソフトウェア会社は元はベンチャーだから大企業よりは迅速に物事が進むとはいえ、こうまで素早くソフトウェアの日本語化が進むことはない。


オープンソースソフトウェアへの関わりについては、まだまだ書きたいことがあるので、また別の機会にでも。メールマガジンにでもしてみようかなとも思っていたりする。



プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Raspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

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