僕は発展途上技術者

Pythonistaで合気道の審査技イメージトレーニングアプリを作ってみた

合気道には試合がない代わりに昇級・昇段審査というものがあります。技の名前を言われたら、それを演武するのですが、級・段が上がるに従い、その数が増えていきます。審査というものは、普段の生活ではなかなか味わえない緊張感を感じるもので、プチパニックに陥り頭が真っ白になってサッと体が動かないこともままあります。また、記憶の引き出しの金具も錆びついてきていて、なかなか滑りが悪くシュッと引き出すことができなくなってきています。

そこで、ランダムに技の名前を言う、というだけのイメージトレーニングアプリを作ろうと思い立ったのですが、たったそれだけの機能を作るためのiOSアプリを作るのは面倒だなと。。電車に乗っているときに聞けるように、iPhoneで使えるようにはしたいのです。

そこで、以前に購入してインストールはしていたのですが、積読ならぬ積アプリになっていたPythonista 3を使ってスクリプトを作れるのではないかと、実際に触ってみたのですが、これがびっくりするくらい強力でちょっと引くくらいでした。よくこれ、App Storeのレビューを通ったなと… 簡単に言ってしまうとPythonの開発環境で、Pythonでちょっとしたスクリプトが作れるくらいに思っていたのですが、iOSの様々なAPIにもアクセスでき、Objective Cとのブリッジ機能も提供しているので、もはや何でもできてしまうんじゃないかという強力ツールでした。

Pythonistaがどれだけ革命的かは、こちらに書かれています。

» [t:http://hitoriblog.com/?p=42145]

で、できたのがこちらの審査技イメトレアプリです。配列に入れた審査技をランダムに言ってくれます。全て漢字で書くとおかしな読み方をする箇所があったので、そういうところはひらがなで書いたり、うまく切って読んでくれるように、適当な場所に読点を打ったりしています。

僕はこれを聞いて、頭のなかで技の型を思い浮かべるのです。

配列の中身を変えれば、英単語の練習だとか、いろいろ応用できそうです。大したコードではないですが、一応、このエントリーの最後に公開しておきます。

そして、Pythonista、App Storeを通さず、自分用にちょっとしたアプリを作ることができて大変便利そうです。たとえば、位置情報を取得して、最寄り駅 + 「もうすぐ帰るよ」というLINEメッセージを送るだけのアプリだとか、いろいろと作ってみたいと思います。

プロフィール

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Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

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