長男が留学でシアトルに発ってから約2週間が経とうとしている
長男が留学でシアトルに発ってから約2週間が経とうとしている。
ブログシステムを Next.js で自作して、近況を報告してくれるようになったので、僕も思い出したようにこの自作ブログを久々に更新しようと思う。
心配する僕の家族(長男にとっては祖父母)にブログのリンクを送ったら、父親から、
約50年前に一人でアメリカ、メキシコ経由でミラノからペルージャに行き、下宿屋を探して苦労したことをついこの間のことのように思い出しました。
という感想が送られてきた。僕は1歳から約2歳までミラノで育ち、その後はパリで8歳になる少し前まで育ったのだが、初めて聞くエピソードだった。
僕も、約20年前、アメリカ、カリフォルニアに妻と引っ越すことになり、着いてすぐにソーシャルセキュリティオフィスでSSNを取得したり、Wells Fargo に行って約2時間もかかって銀行口座を開いてもらったりした苦労を思い出す。
でも、父の時代からももちろんそうだが、この20年でもおもにスマホとインターネットの力で格段に便利になっていることを痛感する。
出発前、Amazon ですでにアメリカのプリペイドのSIMカードを買っていたので、空港に着いたらすぐ SIM カード入れ替えて、無事到着の一報を LINE で受け取ることができる。
僕のときは、一晩かけて日本ではやっているらしい音楽を Napster などからダウンロードしてきて DVD に焼いていたりしたが、いまはストリーミングサービスで気軽に聴ける。
郊外に住んでいたので、1時間近くかけてサンフランシスコのジャパンセンターにある紀伊國屋書店まで行って、1.5倍から2倍近くする日本の本を購入していたりしたのだが、今は電子書籍を定価でいつでも購入することができる。
AAA(日本のJAFにあたるロードサービス)に入会すると、アメリカ中の地図を無料で取得できるということで、旅行で行く可能性もあるところも含め、住む場所近辺の地図などを取り寄せ、出かけるときにはいつもそれらの地図と Mapquest で道案内を調べてプリントアウトしたものが欠かせなかったのだが、いまでは Google Maps があればどこにでも行けるとのこと。
うらやましい。
とはいえ、やはり異国での生活というのは苦労の連続だ。これからたくさん苦労するのだろうなと思うと、心配でもあり頼もしくもあり、複雑な気分だ。
2021/09/28 00:11:00