ファン歴30年の僕が選ぶデビュー30周年スピッツの曲ベスト10
スピッツのメジャー・デビューは1991年3月25日で、それまで大学の受験勉強にほぼすべてのリソースを振り向けていたあとに解放された僕の乾いた心にすっと入ってきたのがスピッツの曲だった。最初のアルバムの「スピッツ」と2枚目の「名前をつけてやる」は、楽器やバンドに興味を持っていた弟が買ってきたものだった。「このバンドが良い」とすすめてきて、僕もミニコンポが置いてあった弟の部屋でその2枚を良く聞いていたものだ。3枚目のアルバムの「惑星のかけら」は大学の生協だけに許される、発売日に10%引きで買った。卒業論文の執筆、研究で毎晩のように研究室で徹夜で過ごしていたときは、「ロビンソン」がヒットする前で、その当時まだほとんど知られていないスピッツのアルバムをヘビーローテーションでかけていたら、同じ研究室の同学年の仲間たちが気に入ってくれて、論文を書き上げたあとの打ち上げでカラオケに行ったときにはみんなでスピッツの曲を歌っていた。
僕は自分が好きだと思ったものは、ほぼだいたいそのままずっと好きのままでいることが多い。映画なら5歳のときに初めて観た「スター・ウォーズ」がずっと好きだ。スピッツは今年メジャー・デビュー30周年だそうで、ということは僕はファン歴30年だ。30年というのは今までの人生のほぼ3分の2にあたる。30年間、どの瞬間をとってもスピッツの曲を聞いていたので、スピッツの曲を聞くとそのときの自分を思い出す。
30周年を記念して、 スピッツデビュー30周年 みんなで作った!スペシャルプレイリスト - スピッツ が発表された。どれも納得の曲だが、スピッツの曲はどれも外れがない。せっかくなのでこのベスト30に入っていない僕のベスト10を挙げてみた。
- 魔女旅に出る
- 夏の魔物
- ウサギのバイク
- ヒビスクス
- 群青
- エンドロールには早すぎる
- 夕陽が笑う、君も笑う
- 快速
- ハニーハニー
- 謝謝!
40周年、50周年のときにこのリストがどうアップデートされるのか楽しみだ。
2021/03/28 23:24:00