僕は発展途上技術者

日替わりでドットコムを紹介しつづけた『100SHIKI』が更新終了

なんと、百式が更新終了だそうだ。

これまで毎日更新してきましたが、本日、2018年8月31日をもって更新終了としたいと思います。突然ですが。いままで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

» 2000年から日替わりでドットコムを紹介しつづけた『100SHIKI』

アメリカで働いていた頃は、オフィスに来たらまず百式と asahi.com を読むのが日課でした。日本語の情報に飢えていたのとドットコムやネット界隈、スタートアップという世界への憧れがあったからでした。

そんなある日、百式管理人がサンフランシスコに来る予定で、管理人の独り言コーナーに「近くの方、ぜひご一報を」と書かれていたので、メールをしたのでした。

» ド派手な演出 (Tail Viper.com)

快く会ってくださり、さらにその翌日だったかサンフランシスコにいる起業家の人たちとの飲み会があるので一緒に参加する?と誘ってくれたのでした。

そこで今はメルカリの会長になった山田進太郎さんに出会い、日本に帰国後に、進太郎さんが起こしたウノウに転職することになったのでした。

フリーランスになってからは、開発合宿に呼んでもらったり、「ひとりで作るネットサービス」探訪ではインタビューしていただいたりとずっとお世話になっています。「ドットインストール」では、いまはなくなってしまいましたが添削のサービスのお手伝いをしたり、息子もその添削のサービスを体験させてもらったり。

百式がなかったら、今の僕はなかったと思います。大げさでなく、僕のなかでひとつの時代が終った感があって少しさびしいですが、今後のさらなるご活躍を楽しみにしています。

Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(Maker Faire編)

» Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(観光編)

からの続きとなります。

Maker Faire Singapore は Our Tampines Hub という多目的スタジアムもある公共施設で開催されました。

Maker のタグとバッジ。

機械学習で画像を認識し、認識結果をScratch(厳密にはScratchX)に送ることで、簡単に機械学習をつかったアプリケーションをつくることができる ML2Scratch で出展しました。ペットボトルのキャップをテーブル上で動かすことで、Scratch 上のネコを操作したり、あるいは MiP という倒立ロボットを操作できるデモを展示しました。

Yu Ishihara に UI をデザインしてもらい、一気にわかりやすく親しみやすくなった ML2Scratch。

日本からの出展は僕の他は、First Four Notes という会社をやられている由谷さん、渋谷さん。機械学習で振動のパターンを学習して、アクリル板を叩くと、叩いた場所によって違う音を鳴らして、楽器にできるという展示で注目を集めていました。

金土日と開催された Maker Faire Singapore の一日目は School Day ということで学校関係者だけが出展、参加していたりと、Maker Faire Hong Kong 同様、学生や学校関係者が多く参加していました。

日本語を勉強中ということで、何度もブースに訪れてきては日本のことについていろいろ聞いてきた学生さんと仲良くなりました。

彼らのプロジェクト。ゴミを回収したり、ろ過することで池の水をきれいにするロボットだそうです。環境問題に関連したプロジェクトが多く、水の問題、空気の汚染の問題は狭い国土を持つシンガポールの切実な問題のようです。

Maker Faire Singapore は Maker Faire Hong Kong と同じくらいの規模、東工大あるいは未来館でやってた数年前の Maker Faire Tokyo くらいな感じでした。

ML2Scratch の説明をちゃんと理解しながら聞いてくれて、賢そうな人だなあと思ったら Mayor of the North East District of Singapore(シンガポール北東地区の知事)Desmond Choo さんという方でした。若い…

シンガポールもSTEAM教育に対する関心は高く、機械学習というバズワードの効果もあって ML2Scratch を面白いと思ってくれる方は多かったです。「Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンス」も合わせて展示していたのですが、リップサービスもあるのかもしれませんが、英語版はないのか?あるいは出ないのか?と繰り返し何人の人から聞かれました。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンス
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あと、シンガポールでも Scratch2MiP で動かせる倒立二輪ロボットの WowWee MiP はこども達に対して安定の人気でした。

トイザらス WowWee ミートミップ 白
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今回参加できたのは、Maker Faire Hong Kong のときにブースを訪れてくれて、「これ Maker Singapore でやったらウケると思うから出ませんか?」と誘ってくださったスイッチサイエンスの高須さんのおかげです。ブーススペースの確保など色々とアテンドしてくださって感謝いたします。

各国の Maker と仲良くなれるし、訪れた国のことを知ることができるしで、各国 Maker Faire めぐりは楽しいです。今後開催される各国の Maker Faire はこちらで確認することができます。次は、Maker Faire Taipei に参加したい。

» Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(観光編)

» Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(Maker Faire編)

Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(観光編)

» Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(観光編)

» Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(Maker Faire編)

Maker Faire Hong Kong に引き続き、Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました。

香港に行ったときに時差が少なくてとても快適だなあと感じたので、しばらくこの時差1〜2時間以内の範囲で行動しようと思い立ち、アジアやオセアニア地域の Maker Faire を制覇していこうと思ったのです。

金土日は Maker Faire で、それより数日前に家族と現地入りして、シンガポールの観光三昧でした。

地震がなく、お金をふんだんにかけることができるからか、ユニークな形のビルが乱立しています。

定番の観光コースということで、ガーデン・バイ・ザ・ベイ。

巨大なガラスのドームの中、人工の滝が流れるクラウド・フォレスト。「天空の城ラピュタ」などのジブリのアニメの世界を連想しました。

こちらは、人工の木「スーパーツリー」。「アバター」の世界のようです。

定番中の定番、マーライオン。

シンガポールは華僑の人達の国というイメージがあったのですが、街を行き交う人達の人種は様々。中国系だけでなくイスラム系、インド系、そしてまれに欧米の人たちもいて、アメリカのような他民族の国なんだなという印象を受けました。

アラブ・ストリートを歩き、巨大なモスク、サルタン・モスクを訪問。残念ながら行ったその日は閉館していて中身は見られなかったのですが、まわりはアラブの雰囲気で、ゼルダの伝説のゲルドの街を連想しました。

どこも整然としており、ガムの国内持ち込み禁止、地下鉄の飲食、ポイ捨ては厳禁(違反すると罰金を取られるらしい)ということから予想はしていましたが、トイレを始めどこも清潔で、いままで訪れた国の中では断トツで綺麗でした。

国全体がディズニーランドのようなテーマパークというか、映画、小説や漫画、ゲームに登場する未来都市のようでした。アジアの雑然とした感じが少し覗いているところもあるのですが、それを人工的に統制、管理している感じでした。

約1週間の滞在中、そういえば一度も警官らしき人を見ることがなく、治安が悪そうな雰囲気をいっさい感じることがなかったのも印象的でした。防犯カメラはいたるところにありましたが。。

シンガポールの人たちも全体的にとても親切で、国全体は清潔で、治安も良いと全く嫌な思いをすることのない完璧な家族旅行でした。

シンガポールの国の成り立ちに興味を持ち、帰りの飛行機と帰国してから、物語 シンガポールの歴史 (中公新書)という本を読んでみて、その種明かしをされたようでした。

アジア各地域から移民が集まる小さな国を、アジア屈指の経済大国に成長させた裏には、リー・クアン・ユーという強烈な個性を持ったリーダーを持つ国民行動党という独裁政権が隅々までデザイン・管理していたのだというカラクリを知って、何だか複雑な気分になりました。

言論の自由がない、超エリートに管理・統制された社会、独裁政権、とこれらのキーワードだけを見ると、どんなディストピアだと思ってしまうのですが、実際にこの目で、治安が良く清潔で整然とした街並みを見て、体験してしまうと、それも悪くないんじゃないかと思ってしまうのです。実際、今後僕の中での好きな国の一つに挙げることになると思いますし、住むのも悪くない、またもう一度行ってみたいと思っています。

シンガポールにこれから行く人にはぜひおすすめなのですが、これを読んでから行くとネタバレになってしまいそうなので、僕のようにシンガポールに行ってから読むのがもしかしたらいいのかもしれません。

Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(Maker Faire編) に続きます。

物語 シンガポールの歴史 (中公新書)
岩崎 育夫
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MakerFaire Tokyo 2018 で出展した「子どもプログラミング喫茶」振り返り

MakerFaire Tokyo 2018で、昨年に引き続きOtOMO の一員として「子どもプログラミング喫茶」の出展に協力してきたので振り返ります。

子ども向けのプログラミング体験メニューを喫茶店のようにご注文いただきご体験いただけます(各体験15-20分程度)。Scratchを中心にフィジカルコンピューティングやロボットプログラミングにもチャレンジできます。

http://makezine.jp/event/makers2018/m0148/ より

昨年の振り返りはこちら↓

MakerFaire Tokyo 2017 で出展した「子どもプログラミング喫茶」振り返り

Keep (今後も続けていきたいこと)

  • 東京学芸大学附属国際中等教育学校 It is IT のメンバー始め、さまざまな方々の協力があって、メニューを提供する(プログラミングを教える側の)メンバーが今年はたくさんそろっており、昨年よりも増えた10あるテーブルで体験メニューを提供できるようになっていました。シフトを組んで余裕ある運営ができていたと思います。(とはいえ、それなりにきついのですが…)若いメンバーたちは、自分から考えて良く動いてくれていて、体力的にきつくなってきた年長者たちはだいぶ助かっていました :)
  • メンバーも増えたが、提供できるメニューも増えていて、micro:bit や IchigoJam、フィジカルに動かせる mBot などバラエティに富んだ体験を提供できていたと思います。
  • 例年、僕はマイクラ + Scratchのメニューを提供していたのですが、今年は、Scratch2MCPI に関する電子書籍 「Minecraft で学ぶ Scratch プログラミング」 を書かれた永岡さんに参加してもらい、マイクラ + Scratch のメニューはおまかせしていたので、機械学習とScratchをつなげた ML2Scratch のメニューや、見よう見まねで覚えた micro:bit や IchigoJam のメニューを自分でも教えてみました。Scratch を使った「クローンを使ったシューティング」のメニューでは、これをやりたいと言って選んでくれた子にはやや難しい内容だったので、内容を少し変えてその子に合わせてあげたりもしてみた。食べる人、飲む人にあわせてメニューを少し変更するというアドリブが要求される部分は、喫茶店のように注文されたものを提供するというメタファーとうまく合っていて面白さを感じることができた。

Problem (反省点)

  • 関わる人が多くなり、今年は MakerFaire 側の後援もいただいているやや公式な企画ということもあり、きちんとオーガナイズされた企画として提供しなくてはいけないという要求があるのは確かです。決められた通りに進行しなくてはいけない、あるいはお客さんの不満となりえるようなリスクは取れないなどあります。とはいえ、MakerFaire なのですから、まずは Maker の自分たちが楽しむ、トラブルを楽しむ、リスクテイク・チャレンジを楽しむというのが本来の姿なので、うまくバランスを取っていければなと感じました。
  • 例年痛感するのですが、他のブースをもっとまわって他の Maker と交流するという余裕がもっと必要でした。
  • Tokyo 以前に開かれた MakerFaire Hong Kong、あるいは続く MakerFaire Singapore で自分の企画で出展してみてわかったのは、やっぱり自分でも出展しないと楽しくない。

Try (今後ためしてみたいこと)

  • 来年は自分でも出展して、プログラミング喫茶にも協力と掛け持ちしたい。
  • どのメニューがどのくらい注文されたのかの集計をきちんと取りたい。

プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

オンラインコンテンツ: 大人のためのScratch

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

Email: webmaster at champierre dot com

Twitter @jishiha

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