2014.08.22
デジラボおきなわ第3弾「クリエーターズキャンプ」にメンターとして参加してきました
先週末ですが、沖縄で開催されたデジラボおきなわ第3弾「クリエーターズキャンプ」にメンターとして参加してきました。
デジラボおきなわ クリエーターズキャンプは、第1弾、第2弾でソフトウェア、ハードウェア開発を学んだ小・中・高校生達が2日間の合宿で一からプロダクトを作る、あるいはそれまでの準備期間で作り上げたプロダクトの仕上げをおこない、最終日に発表するというハッカソン形式のイベント。
CoderDojo Okinawaの主催者であり、Ruby on Rails チュートリアルを翻訳した Yasslab こと安川さんと僕は、主に小学生を対象とした「スクラッチでピタゴラ装置を作ろう!」(Making Rube Goldberg Machine with Scratch) というプロジェクトのメンターとして参加しました。
2日間といっても最初の日はイベントの説明や各プロジェクトの紹介などがメインだったので、開発期間は実質1日。最初に定番のねこ逃げでスクラッチのおさらいをした後、それぞれの担当部分のプロジェクトを作り上げていきます。
ピタゴラ装置は全員のプロジェクトがうまく連携しあわないと成功しないので、自然と直接つながる隣同士とは協力しあわないと完成しないところがミソ。とかくプログラミングというと、集中してのめりこんでしまうので、ワークショップ中まったく参加者同士の交流がないといったことになりがちなのですが、このテーマだとコミュニケーションが必須というところが良いところだと思います。
こうして完成した作品を動画におさめ、発表のときに使用しました。
ゴールしたときのこども達の歓声に何度観ても笑みがこぼれます。
成功の裏側には数多くの失敗が。。。成功版もいいですが、こちらの NG 版も僕は好きです。エンジニアリングとは失敗の連続だということも学んでもらえたんじゃないかなあ。
2年前 Scratch@MIT でおこなわれ、僕も参加した教師向けのワークショップを参考に、OtOMO でおこなったスクラッチでピタゴラスイッチマシーンを作ろうを、今回は Raspberry Pi の上で動くスクラッチと電子部品数点で実現してみました。
安価にとても手軽に実現でき、ワークショップのネタとしておすすめで、安川さんがインストラクター向けのドキュメントを用意しているので興味ある方はぜひ参考にしていただきたい。
» ラズベリーパイ版「スクラッチでピタゴラ装置を作ろう!」(インストラクター向け)
さてさて最終発表会では、各プロジェクトが発表し、最後には各スポンサーから賞が手渡されたのだが、残念ながら「ピタゴラ装置」チームは賞を逃してしまいました。
まあ確かに、イベント概要に
とあり、
とあるので、「ピタゴラ装置」には分が悪かったかな?
でも、発表会の聴衆を楽しませ、そして何より参加している子供たちがハッピーなのは負けていないと思いました。
しかし、大賞を勝ち取った沖縄県西原市西原東中学校チームの「Scratch GPIO + Raspberry Pi でドラムの自動演奏」は文句なく圧巻でした。
Scratch GPIO を使ってドラムをスティックを動かすことを想像するのはそれほど難しくありません。そのアイデアを思いつくことは簡単かもしれない。しかし、それをここまで完成度高く実現した例は初めて見ました。アイデアよりも実践が大切、MIT も説くDemo or Die の精神を目の当たりにした思いで、演奏中感慨で思わずちょっと泣きそうになってしまいました。
最初から最初まで、ドラムを演奏しているのは人間ではなく Raspberry Pi の上で動くスクラッチのプログラムです。
教えにいったのに、実際には沖縄の子どもたちにいろいろと教えてもらった感じです。
おまけ↓ 沖縄の海はやっぱり綺麗でした。
デジラボおきなわ クリエーターズキャンプは、第1弾、第2弾でソフトウェア、ハードウェア開発を学んだ小・中・高校生達が2日間の合宿で一からプロダクトを作る、あるいはそれまでの準備期間で作り上げたプロダクトの仕上げをおこない、最終日に発表するというハッカソン形式のイベント。
CoderDojo Okinawaの主催者であり、Ruby on Rails チュートリアルを翻訳した Yasslab こと安川さんと僕は、主に小学生を対象とした「スクラッチでピタゴラ装置を作ろう!」(Making Rube Goldberg Machine with Scratch) というプロジェクトのメンターとして参加しました。
2日間といっても最初の日はイベントの説明や各プロジェクトの紹介などがメインだったので、開発期間は実質1日。最初に定番のねこ逃げでスクラッチのおさらいをした後、それぞれの担当部分のプロジェクトを作り上げていきます。
ピタゴラ装置は全員のプロジェクトがうまく連携しあわないと成功しないので、自然と直接つながる隣同士とは協力しあわないと完成しないところがミソ。とかくプログラミングというと、集中してのめりこんでしまうので、ワークショップ中まったく参加者同士の交流がないといったことになりがちなのですが、このテーマだとコミュニケーションが必須というところが良いところだと思います。
こうして完成した作品を動画におさめ、発表のときに使用しました。
ゴールしたときのこども達の歓声に何度観ても笑みがこぼれます。
成功の裏側には数多くの失敗が。。。成功版もいいですが、こちらの NG 版も僕は好きです。エンジニアリングとは失敗の連続だということも学んでもらえたんじゃないかなあ。
「スクラッチでピタゴラ装置を作ろう!」NG集 from Yohei Yasukawa on Vimeo.
2年前 Scratch@MIT でおこなわれ、僕も参加した教師向けのワークショップを参考に、OtOMO でおこなったスクラッチでピタゴラスイッチマシーンを作ろうを、今回は Raspberry Pi の上で動くスクラッチと電子部品数点で実現してみました。
安価にとても手軽に実現でき、ワークショップのネタとしておすすめで、安川さんがインストラクター向けのドキュメントを用意しているので興味ある方はぜひ参考にしていただきたい。
» ラズベリーパイ版「スクラッチでピタゴラ装置を作ろう!」(インストラクター向け)
さてさて最終発表会では、各プロジェクトが発表し、最後には各スポンサーから賞が手渡されたのだが、残念ながら「ピタゴラ装置」チームは賞を逃してしまいました。
まあ確かに、イベント概要に
自分自身のアイデアを活かして、実際に社会や家庭の課題を解決する製品、「プロダクト」の開発にチャレンジ
とあり、
おうちの人、地域の人、世界の誰かの課題や悩み、困っていることを解決したり、誰かをハッピーにするものが望ましい
とあるので、「ピタゴラ装置」には分が悪かったかな?
でも、発表会の聴衆を楽しませ、そして何より参加している子供たちがハッピーなのは負けていないと思いました。
しかし、大賞を勝ち取った沖縄県西原市西原東中学校チームの「Scratch GPIO + Raspberry Pi でドラムの自動演奏」は文句なく圧巻でした。
Scratch GPIO を使ってドラムをスティックを動かすことを想像するのはそれほど難しくありません。そのアイデアを思いつくことは簡単かもしれない。しかし、それをここまで完成度高く実現した例は初めて見ました。アイデアよりも実践が大切、MIT も説くDemo or Die の精神を目の当たりにした思いで、演奏中感慨で思わずちょっと泣きそうになってしまいました。
最初から最初まで、ドラムを演奏しているのは人間ではなく Raspberry Pi の上で動くスクラッチのプログラムです。
教えにいったのに、実際には沖縄の子どもたちにいろいろと教えてもらった感じです。
おまけ↓ 沖縄の海はやっぱり綺麗でした。
2014/08/22 17:22:47