2004.03.08
はてなダイアリー vs ココログ
一度ココログに浮気したが、またはてなに戻ってきた理由を挙げてみる。
http://d.hatena.ne.jp/jishiha/20040307#p1 では単にココログは面倒と書いたが、id:hyuki さんよりその面倒とは「手間」の問題なのか、それともシステムの「重さ」が問題なのか、という質問があった。僕の答えは「手間」:「重さ」は 6:4 くらい、つまり手間の方が若干上だが、両方とも問題だと感じた。
- ココログでは記事が表示されているページから編集のページにすぐに飛ぶことができない。はてなでは、日記のページに自分のIDでログイン(通常はクッキーにID情報が保存されているからこの手間も普通は省略)していれば、「編集」リンクが表示されており、クリックすればすぐに編集できる。ココログでは記事が表示されているページとは別の編集画面というのがあって、この画面には記事のページから飛ぶことができない。ブックマークに登録しておけば良いではないかという話だが、記事が表示されているページと編集画面が全く分断されていては、はてなで編集するときのように、今目の前に表示されているものに手を加えているという感覚が得られない。このため、ココログでは「今から書くぞ」というちょっとした気構えが必要で、はてなのときのように思いついたときにすぐ書き込むことができない。
- これも手間の問題だが、記事の中に例えば、リンクを貼りたいという場合、はてなでは単に URL を貼り付ければ、それがそのままリンクになるのに対し、ココログでは、リンクにしたい部分をマウスでハイライトし、[リンク]ボタンを押して表示されるダイアログボックスの中に URL を貼り付け [OK] ボタンを押すという手順が必要。文字を太字にするときなども同様で、はてなのときのようにどんどん書き進めることができず、頻繁に書く作業が中断されてしまう。
- ココログで記事を書き、[変更を反映]というボタンを押すと、処理がどのくらい終わったかを示すプログレスバーが表示されしばらく待たされる。プログレスバーを表示するというのは親切なことなのだが、逆にこれはユーザーをそれだけ待たせますよというサイン。はてなでは「この内容を登録する」というボタンを押して、次に表示されるのは変更が反映されたページ。プログレスバーなど表示する必要がないほど、その処理はすぐに終わる。
HTML を自分で書いて日記/blogのような形式のページを作るよりかは、確かにココログは遥かに楽。しかしそのココログよりもはてなダイアリーの方がさらに楽。DSL やケーブルでインターネットに接続する環境に慣れた後には、ダイアルアップの環境に戻ることは考えられないように、はてなに慣れてしまった僕にとっては、ココログでの Blog は苦痛に思えた。
2004/03/08 09:00:00