僕は発展途上技術者

サインはローマ字?漢字? Birth Certificate の話


海外在住日記:二人目の子供が先月産まれた。アメリカで産まれた子供は自動的にアメリカ国籍を取得する。同時に日本人の子供として産まれたわけだから日本国籍も取得できる。日本国籍の申請のためには、アメリカの出生証明書 Bith Certificate が必要となるので、その写し(Certified Copy)を今日取りに行った。


友人 id:Tom日記に、


http://www.vitalrec.com


からオンラインで取得できるとあったので、チェックしてみたが、申請と一緒に結局 signed, notarized statement(公正証書。近くの銀行でも取得できるものだが、申請する人が本人であることを第三者に証明してもらう文書)が必要とあったので、面倒なのでオフィスに直接出向いた。オフィスに出向けば、その場で免許などの ID を見せ本人確認ができるため、notarized statement はいらない。三年前、一人目の子供のときにはそんなものは必要なく、フォームを郵送しただけで確か取得できたはずなのだが、法律が変わって必要になったらしい。第三者が勝手に Birth Certificate の写しを取得するのを防ぐ目的らしい。


余談だが、http://www.vitalrec.com のサイトのあちこちに、Find lost family and friends などと謳い、氏名を入力してその人の記録を探してくれるサービスの web 広告がある。興味本位でそのうちの一つに自分の名前を入力してみたら、バッチリ探し当てられ妻の名前と年齢とともに表示されたのにはびっくりしてしまった。便利は便利だが、ここまで便利だと少し気持ちが悪い。アメリカは SSN による国民総背番号制の国だから仕方がないか。


Birth Certificate 取得では以前に痛い思いをした。一人目の子供の時の話なのだが、Certificate 自体を申請するときにサインはいつものように漢字でおこなった。僕はそれまでアメリカの全ての書類・クレジットカード・免許などには漢字のサインで通してきた。それが僕の名前だし、一番書きやすいし、簡単に真似されないからだ。それで困ったことは一度もなかったのだが、この Birth Certificate に関しては、サインは英語でしろなどど言われ、申請後約一ヶ月して拒否されてしまったのだ。サインに英語も日本語もないだろう、と反論するもののらちがあかず、アホな担当者に当たってしまったとあきらめ申請し直した。


この記憶が鮮明に残っていたので、今回はローマ字で申請し、そして今日行ったオフィスでもコピーの取得申請のフォームには慣れない筆記体でゆっくりサイン(こんなのサインと言えるのだろうか)していたら、照合用のIDである免許には漢字でサインしてあったため、「サインが違うじゃないか」と言われてしまった。「まずい、またトラブった」と思ったが、一人目のときに漢字で却下されてしまった話を説明し、フォームにはローマ字と漢字の両方でサインして見せたら納得してくれた。郵送などでなく直接出向いていたのが良かった。


サインはやはりローマ字がいいのだろうか?いずれにしても統一することが肝心。そして今日の教訓は、現場に出向くのが一番安全、トラブったとしても解決しやすいということ。



プロフィール

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