子供用(?)の漢和辞典
友人のブログを読む。子供を持つ人の日記サイト・ブログには「子育て」ネタが多い。書くネタがつきないほど、子供を育てるということは新しい発見が多くて面白いということだろう。そりゃあ大変なこともたくさんあるけれど。
子供は親や周りの環境からどんどん学び、日々成長していくけれど、親も子供から学ぶことが多い。
さて、そんな友人の一人 id:NobuHat の日記に反応して。ハリーポッターシリーズを娘さんに朗読しているということなのだが、
それにしても、だ、この本は大体何年生向けなのだろう。また、ルビはどんな基準でふってあるのだろうか。かなり難しい漢字でもルビ無しの物がたまにある。娘がたまたま声に出して読んでいるのを聞いたとき、間違って読んでいたことがあった。漢和辞典を買って、「調べる」ことを教えようか。まだ、早いのか。悩ましいのである。
http://d.hatena.ne.jp/NobuHat/20040807#p1
だそうだ。
これに対する僕の意見。id:Nobuhat に比べたらまだまだ新米パパなので、あくまで IMHO(In My Humble Opinion、日本語だとどう訳すんだろう?愚見を述べさせてもらうと、って感じかなあ)。
「早い」なんてことはないんじゃなかろうか。ぜひ漢和辞典を買って「調べる」ことを教えたら良いと思う。で、その際、僕だったら小学生用ではなく、中学生とか高校生用あるいは思い切って大人用の漢和辞典を考えるかも。
小学生用の漢和辞典なら、調べやすいようにという配慮から説明文の難しい漢字にはルビがふってあったり、あるいは小学生には必要ないだろうと判断された難しい漢字は載っていないのだろう。でも本は、小学生が読めるようにとか中学生がわかるように、というように書かれているわけではない。読者が面白いと思ってくれるようにというただそのための書かれているわけで、使われている漢字・言葉に制限はない。だから、制限付きの辞典では用をなさないことも出てくるんじゃないだろうか。
3歳になる自分の長男を例に出すと、電車大好きな彼は「機関車トーマス」、そして「新幹線」命。
日本に遊びに帰ったとき、本屋で大人の新幹線マニアのための雑誌を見つけた。新幹線の写真はもちろん、それぞれの新幹線の特徴を説明した細かい解説や、座席の種類やトイレの種類まで載っている超ディープな雑誌だ。「子供用の雑誌ではなくて、これを買い与えたらどういう反応をするのだろう」となかば興味本位で買ってあげたところ、大喜びだった。
子供は興味さえあれば、ありがちな言い方だが、無限の可能性を持っていると思う。興味さえあれば大人の漢和辞典でも使いこなせるのではないだろうか。そもそも、小学生用の辞典といったようなものがない時代の子供達は、苦もなく大人用のものを使って調べていたはずなのだから。
僕も妻も心がけていることに、あまり赤ちゃん言葉を使わないというのがある。長男と話すときは、むしろあえて普通に大人に話しかけるように話している。わからないところは「何?なぜ?」と聞いてくるにまかせ、聞いてきたらもう少しわかりやすいように言い換えてあげる。いつのまにか「威嚇」だとか「自動」なんていう言葉を覚えているので、そういった言葉を得意そうに使っている長男を見るのも楽しみの一つだ。
2004/08/09 09:00:00