100SHIKI PR Board が主催するワイヤレスピクチャー会議に参加してきました。
Nikon製の無線LANを搭載したデジタルカメラ COOLPIX S50c を一ヶ月間モニターさせていただけることになりました。
目玉はなんといっても、無線LAN搭載で PC を介さず、直接 Nikon の写真サーバーにアップロードできるところ。無料で 2GB まで保存可能なので普通のユーザーにとっては十分でしょう。
ということで、そのPCレスで写真がアップロードできるところまでを今回レポートします。
写真をサーバーに送信する機能は COOLPIX CONNECT と名付けられています。この COOLPIX CONNECT のメニューを呼び出すと「SSID 検索中」と表示され、飛んでる電波をキャッチしにいきます。自宅の無線LANの SSID がちゃんと表示され、「おお、ちゃんと見えてる!」となるわけですが、用心深い人なら普通 WEP などでデータを暗号化していると思うのでここでキーの入力となります。
WEP だと、数字とアルファベットの組み合わせで計26文字。これをひたすら打ち込むのは結構骨が折れます。利便性と引き換えにセキュリティを取っているわけですけれども、この WEP キー打ち込みという作業はなんとかならないものか、といつも思います。
COOLPIX S50c だと、数字、アルファベット小文字、大文字、@マークなどの記号、と4つの入力モードがあるのですが、WEP キーの入力に使うのは数字とアルファベットは a から f だけ。ならば、この16文字しか入力できないモードに自動的に切り替わってくれるという一工夫があれば、「お、なかなか気が利いているな」と思わせ、ポイント高くなるのでは。(まあ、わかる人にだけですけど)
さらに我が家の無線LAN環境では、MAC アドレスフィルタリングもかけています。これは指定した MAC アドレスを持った無線インターフェースからの電波しか接続を認めないというルーター側の設定。
COOLPIX S50c の接続を認めるためには、カメラが持つ MAC アドレスを知る必要があるのですが、これはさすがに勘を頼りにあちこちメニューをいじってみても見つけることはできませんでした。
マニュアルにはしっかり書いてありました。セットアップメニューの[バージョン情報]のところで確認できます。
こうして2つの壁を通り抜けようやく接続完了。
すごく便利なのは、充電ケーブルを接続すると、自動的にそれまで撮った写真がサーバーに転送される機能です。これがあるおかげで、SDカードを抜いて PC に差し込み、ローカルに保存するなり、写真サービスにアップロードするなりして写真を移動するという手間がまったく必要ないのです。
最初のセットアップは面倒ですが、そこを代わりにやってあげれば、PCに不慣れなために、デジカメで写真撮る -> メモリを写真屋に持っていく -> プリントアウト というアナログのカメラとほとんど変わらない行動パターンの方々(たとえば僕の親とか)にも、新しい楽しみ方を提案できる可能性を持っていると感じました。
そんなところが第一印象。
PCレスをつきつめて、今度は Nikon COOLPIX S50c で撮った写真を Wii で見てみるという試みをやってみようかと思っています。これができれば、写真撮る -> 自動的にサーバーに写真を転送 -> リビングで写真を見る という完全 PC レスを実現することができます。
2007/05/01 14:37:22