僕は発展途上技術者

Libron を兵庫県内、京都府内の図書館に対応させました

また Libron の話題かよー、と言われそうですが、僕自身も驚きのスピードで進化しているのでしかたないのです。


大阪府内の図書館に対応していただいたnegachovさんが、今度は兵庫県内の図書館にも対応してくださいました。


また、これは完全に僕の思い違いでいままで京都府対応と謳っていたのですが、実は京都内だけだったところを、takanovさんが、追加して京都府内も対応してくださいました。


本当にありがとうございます。


また、Twitter の libron 関連の発言をひろっているのですが、軒並み好評価で感激しています。使っていただき感想をつぶやいてくださった方々、ありがとうございます。なんかちょっとライフワークになってきちゃいました。すこしずつ対応エリアを増やしていきます。


教育のプラットフォーム化も必要だよね

一つ前のエントリー


»Libron を作ってみて思ったこと - 政府はプラットフォーム化しなくてはならない : 僕は発展途上技術者


にトラックバックをいただいた。


トラックバックしてもらったエントリーに言及したいときはトラックバックで返すのがマナーでしたよね、確か。などと思い出しながらひさびさトラックバックを打ってみる。



教育もそうだなあと思ってます。

英語ってどの先生も教えている内容は変わらず、アプローチの仕方が違うだけです。だったら、英文集みたいなもの、アクティビティみたいなものを無料で用意して、一元化してくれたら、とっても楽だったりします。


» Pool of Water 教育のプラットフォーム化


なるほど。そういえば、僕の妹も学校の教師をやっていますが、新人のころは深夜おそくまで教材作ってたなあ。いまはもうちょっと要領よくやってるのかな?


ただ、政府に集まってくるデータは、政府が公開してくれなきゃどうともならないものだけれど、なにを教えるか、どう教えるかとか、教材に至ってはどこか権威があるところが用意して公開してくれるのに頼らなくても、みんなで作り出し共有するという方法もあると思います。


以前、NHK の番組で紹介されていたのを見たのですが、アメリカには教材やカリキュラムを先生で共有しあう


» Curriki - WebHome


というサービスがあって、そこではアメリカ国内で遠く西海岸と東海岸とに離れた教師同士がカリキュラムを共有しあっていたり、なんと中国やインドの教師とも共有しあっているということでした。


アカデミックな世界では知をグローバルに共有するという考えはネットが発達する前からあったけれど、それが web やオープンソースの世界でも当たり前になりつつある。学校教育のレベルでもそういう流れになっていくのかな。。そんな風になったら面白いな、素敵だなと思ったのでした。


Libron を作ってみて思ったこと - 政府はプラットフォーム化しなくてはならない

「政府はプラットフォーム化しなくてはならない」はティム・オライリー氏の完全な受け売りです。


» ティム・オライリー特別寄稿:ガバメント2.0―政府はプラットフォームになるべきだ (元記事はリンク切れのためInternet Archiveへのリンク)


Libronという Amazon の検索結果に、図書館への蔵書検索リンクを表示するツールを作っています。Amazon の売り上げを奪ってけしからんという声が聞こえてきそうですが、図書館で本を借りる機会を増やし(エコ)、読書の習慣がつく -> 新刊はどうせ図書館にはないし人気がある本は100人待ちとかざらなので、結果的に Amazon で本を買う機会が増え、ユーザー・図書館・Amazon みんなハッピーなはずだと、自分を納得させています。


さて、その Libron を作ってみた思ったことが2つ。


1) 図書館の蔵書検索というはっきり言ってやることは一つ、共通化しちゃってもいいものを各自治体で個別に開発していて無駄なんじゃないの?それでいて微妙な違いがあるので、Libron のようにそれを束ねようとしても個別対応が必要で余計なコストがかかる。


2) 図書館の検索システムはユーザビリティが貧弱すぎる。民間(Amazon)が提供するものには到底及ばない。


ということです。


そこで冒頭のオライリーの話につながるのです。


政府がプラットフォーム化に徹し、そこに集まってくるデータを共通化し、誰でもそれに簡単にアクセスできる口を提供しさえすれば、あとはユーザーに使ってもらえなければ死あるのみ、厳しい世界でしのぎを削っているあまたあるベンチャー含む民間の企業、ユーザビリティだったり最新の技術を好きで好きで年中研究しているような開発者が、ユーザーにとって一番使いやすい形で提供できるのです。


図書館を指定し、ISBN を投げたらその本があるかないか yes or no で返してくれる共通 API を提供してくれるだけで、Libron の開発は格段に楽になるし、じゃあそれを google maps とつなげてとかあれとこれをつなげて。。。など便利なサービスのアイデアがたくさん生まれます。


» 全国で配信されている安全・安心メールマガジン(不審者情報・防犯・防災メルマガ)の情報を集めたサイトです


というサービスを作っている方もいて、これなんかは、LocoSticker 位置表現特定API (プロジェクト:位置情報)を使って、住所らしき箇所をメールから抽出して google maps にプロットするという、高度な工夫をおこなっています。でも、そもそも政府がこうした情報を統一した形式で簡単にアクセスできる形で公開してくれれば、もっと楽に、しかも正確に処理できるはずです。


国民、市民にもっと情報を公開しなくては、という考えをもう一段階進めて、コンピューターがわかる形で公開する、ということまで考えてもいいんじゃないかな。人口が減っていくのは避けられないのだから、これからは少ない人数で効率よく社会を動かす必要があると思ってる。そのとき、うまく使えばコンピューターは人間の数千倍、数万倍のスピードと正確さで仕事をこなしてくれるのだから、うまく使わない手はない。


Libron を神奈川県、千葉県内の図書館に対応させました

Libron、すごい勢いで進化しています。


またまた協力してくれる方が現れ、神奈川県対応版のソースコードを提供していただきました。それと僕の方ですすめていた千葉県対応版を含め、Libron ver.1.4 をリリースしました。sudabonさん、どうもありがとうございます。


libron_v_1_4
Uploaded with plasq's Skitch!

sudabonさんには、「Amazonの検索結果にアンカーテキストがない場合に図書館へのリンクが貼られない」という Libron のバグも修正していただいたので、その修正も今回のバージョンアップに含めています。


こういった自分サービス or ツールをリリースしたとき、以前はそれを紹介してくれている(あるいはダメ出ししてくれている)ブログの記事を読むのが楽しみでしたが、最近はそれに加えて Twitter での発言が気になります。そんなとき便利なのが Twitter 検索結果を表示してくれるウィジェット。「Libron」での検索結果を貼ってみました。





マイコミジャーナル掲載記念、Libron を京都府内の図書館に対応させました

Libron がマイコミジャーナルに掲載されました。


» 【レビュー】アマゾンで探して買……借りる! 図書館蔵書検索ツール『Libron』とは? (1) Amazon.co.jpから図書館蔵書を検索 | ネット | マイコミジャーナル


懇切丁寧にインストール方法から使い方まで解説された記事で感激です。はっきり言って、Libron のサイトよりもこちらを見てもらった方が良い感じ。「Greasemonkey をインストールしてください」と僕がたった一行で済ませてしまっているところを、スクリーンキャプチャ入りでとてもわかりやすく説明してくれています。


さて、今日は木曜日、三鷹プログラマーズカフェの日だったのですが、Libron のことを少し紹介したあと、カフェでもくもくと更新。マイコミジャーナル掲載記念ということで、京都府内の図書館に対応させました。


京都版は、takanobuさんから提供いただいたコードをそのまま使っています。GitHub で Pull Request をもらい、それを Merge してリリースという流れを初めて経験したのですが、これは楽しい!!改めて GitHub 最高(くどいですが。。)と思いました。


»Libron - 無料で本が読めるライフハック


東京都、大阪府、京都府の方、よかったら使ってみてください。


Libron が大阪府の図書館に対応しました

Amazonに図書館の蔵書検索リンクを追加するGreasemonkeyスクリプトLibron(説明長い :-))ですが、東京都内の全図書館に続き、大阪府内の図書館にも対応しました。


» Libron - 無料で本が読めるライフハック


Amazon.co.jp: rails - 和書: 本
Uploaded with plasq's Skitch!

Libron は GitHub にてソースを公開しているのですが、



まずは神奈川県や大阪府の図書館から攻めて、人口比で大きくカバーしていきたいと思っているのですが、それ以外でもソースを fork し、最寄りの図書館に対応させて協力(pull request)していただける方がいれば大歓迎です。


» Libron - 無料で本が読めるライフハック : 僕は発展途上技術者


と呼びかけていたところ、negachovさんが大阪府内の図書館に対応したバージョンを pull request してくださいました。


今回のバージョンアップは、それを取り込んだ形での機能追加です。negachov さんに感謝です!!


はじめ調布市しか対応していなかった自分専用ツールが、少しずつ対応範囲を拡大してきたのはひとえにインターネットにオープンソース文化のおかげ。友達申請の代わりにソースコードでつながっていく、開発者向けSNSと言われる GitHub も素晴らしい。


都道府県別の処理を今回モジュール化し、別ファイルに切り出したので、東京都や大阪府以外の都道府県にも対応しやすくなったはずです。いまのところ僕の方で追加しようとしているのは千葉県なのですが、他のエリアで協力いただける方がいたら大歓迎です。


東京都の全54図書館対応、Amazonに図書館の蔵書検索リンクを追加するGreasemonkey/GreaseKitスクリプトLibronをバージョンアップしました

先日公開したLibronですが、さっそく、ユーザーの方々の指摘を反映しての修正、自分が不便だと思っていた部分の変更を取り入れて ver.1.1 にバージョンアップしました。


変更点は以下の通りです。



  • バージョン番号を表示

  • アフィリエイトタグ内では起動しないようにした。

  • DVDなど本以外の商品に対しても蔵書検索を試みていたのをやめるようにした。

  • Libronが起動するAmazon商品個別ページと検索ページの種類を増やした。

  • デフォルトの図書館を「都立図書館」に設定


以下リンク先ページの右窓、ダウンロードの部分よりダウンロードしてください。


» Libron - 無料で本が読めるライフハック


バグ報告や要望大歓迎です。


Libron - 無料で本が読めるライフハック

ちょっと釣り気味なタイトルではありますが、少なくとも僕の場合には実際これでだいぶ節約できています。


紹介するのは、Libron という greasemonkey/greasekit スクリプト。(Firefox か Safari でないと使えません。IE や他のブラウザのユーザーの方、ごめんなさい)



Amazon のページから最寄りの図書館(*1)の蔵書を検索できる便利なツールです。


*1 現在対応している図書館は東京都内の図書館に限ります。


以前、Amazonに調布市立図書館の蔵書検索リンクを追加するGreasemonkeyスクリプト : 僕は発展途上技術者というのを作り、ずっと愛用していました。おかげでこの2年間、


Amazon で本を探す -> 図書館で蔵書検索 -> あれば即予約して借りる -> ないか、あっても数人から数十人待ちなら Amazon でお買い上げ


という流れができあがって、本代をだいぶ浮かすことができています。


Amazon に怒られそうな話ではありますが、実は Amazon で本を買う機会は増えています。さすがにでたばかりの新刊は図書館には置いていないことが多く、あっても予約が殺到していてすぐに借りられないので、そういう本はポチッと購入ボタンを押してしまいます。このツールのおかげで本を読む機会、絶対量が増えたのです。僕は読書量が増え、図書館は使ってもらう機会が増え、Amazon は売り上げ増、というみんながハッピーになるツール!!


このところ毎週木曜日に参加している三鷹プログラマーズカフェで元になった調布市限定版を紹介したところ、何人か他の参加者に興味を持ってもらい、三鷹市立や世田谷区立など他の図書館にも対応してくれ、という要望をいただいたので、調布市民限定を東京都民限定にまで拡げてみました。


Libron という名前(Library + Amazonですね)もつけ、ドメインも取得して、簡単なサイトも立ち上げましたので、詳しい説明やインストール方法などは以下からどうぞ。


» Libron


デモ用のスクリーンキャストも作ってみました。



三鷹プログラマーズカフェがなければ、調布市限定のツールのままでした。興味をもっていただき、色々とアドバイスをしてくださった参加者の皆さんに感謝!!


greasemonkey/greasekit スクリプト自体は GitHub で公開しています。


» champierre's libron at master - GitHub


ちょっと手を加えれば、東京都以外の図書館でも使えるはず。まずは神奈川県や大阪府の図書館から攻めて、人口比で大きくカバーしていきたいと思っているのですが、それ以外でもソースを fork し、最寄りの図書館に対応させて協力(pull request)していただける方がいれば大歓迎です。


DateHelperJa プラグインを Rails 2.3.3 上で動作確認

業務連絡、業務連絡。


DateHelperJa が Rails 2.3.3 でも動作することを確認しました。


DateHelperJa は date_select/datetime_select を日本語表示させる Rails プラグインです。


参考:

» DateHelperJa プラグインで date_select/datetime_select を和暦に対応させる : 僕は発展途上技術者


フォントをヒラギノ丸ゴシックに変えました

中学・高校の同級生とかなり久々に再会し、その中の会話がきっかけ。彼のブログを読むというより、なんとなく眺めていて、なんだかフォントがとてもかっこよく思えたのです。


css から設定を拝借。body の定義を以下のように変更。


/* before */

font-family: "Lucida Sans Unicode", Tahoma, Geneva, sans-serif;


/* after */

font-family: "Hiragino Maru Gothic Pro" ,"HG丸ゴシックM-PRO" ,verdana ,arial ,sans-serif;


この通り見違えました。(Windows の方は Safari でみてね)




↑ Hiragino 使用前




↑ Hiragino 使用後


ヒラギノ - Wikipediaのすごさは噂では聞いていましたが、ここまですごいとは。


教えてくれた彼はいまは文筆家をめざしているんだけれど、「ヒラギノじゃないとやる気がでない」と言っていた。


余談だが、中学のときに彼が描いた絵やデザインしたTシャツが素晴らしくていまでも印象に残っており、建築の設計の仕事もしていた彼に、「欧米のウェブサイトが格好良いものが多いのにくらべてどうして日本のウェブサイトってかっこ悪いものが多いのかな?」と聞いたところ、「それは、日本人が格好悪い建物や街に囲まれて育っているからだよ」という答えが返ってきて、とても納得だった。


プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

オンラインコンテンツ: 大人のためのScratch

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

Email: webmaster at champierre dot com

Twitter @jishiha

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