僕は発展途上技術者

行きたい場所を簡単登録、位置情報付きブックマークサービス「あとで行く」

ひと月ワンサービスシリーズの4月分をようやくリリースしました。


» 行きたい場所を簡単登録、位置情報付きブックマークサービス「あとで行く」


1.jpg


[05/13 追記] 「む、どこかで聞いたような名前。。。」というツッコミが聞こえてきそう。はい、このネーミングはもちろん、見ているウェブサイトを1クリックでそのままメール送信できる、大変便利なサービス「あとで読む」にインスパイアされています。というか、ネーミングのみならず、○○講座は欠かさず読んでいますし、a++様には開発合宿ではいろいろと教えてもらってインスパイアされまくっています。


ひと月で作るにはかなり重かったのですが(実は2月ごろから着手。3月にリリースすると予告していましたが。。。)、自分が使いたいサービスだったのでがんばって作りました。


「ちょっと面白い場所に行ってきましたよ」といった内容のブログを読んで、「お、ここ行ってみたいな」と思うことがあります。


でも、そういうのって結構忘れてしまって、せっかく休日がきても、「どこ行こうか?」とあてがないまま近場のいつも良く行く場所で済ませてしまったりします。


あるいは、僕の場合結構多いのが、テレビのグルメ番組とか見てて、「うわ、おいしそう。ここ行きたい!」と思うこと。


でも、やっぱりこれも忘れてしまうんですよね。


こういった日ごろ行きたいと思った場所を記録しておき、簡単に参照できるようなサービスがあればなと思っていたので、それを形にしてみました。


使い方は簡単。とくにブックマークレットを使う方法がすごく手軽なのでおススメです。


例に挙げるのは、「『はじめまして』の名刺展」に行ってきたよ という idea * idea の記事。(実際、これを読んで「行きたい」と思ったのですが、結局忘れちゃいました。)


このサイトを自分の「あとで行く」リストに登録する方法をご紹介します。


2.jpg


このページを開いているときに、あらかじめ設置しておいた「あとで行く」ブックマークレットをポチッとクリックすればいいのですが、その前に便利技のための準備を。


ページ中、場所を指し示すキーワードとなる部分をマウスで選択、ハイライトさせておきます。


住所が最適ですが、下図のように「印刷博物館」のような施設名でもうまくいくことがあります。(Google Maps の Geocoding 次第です。)


3.PNG


それから、「あとで行く」ブックマークレットをポチっとクリック。


4.PNG


そうすると「あとで行く」の画面が開きます。


チェックボックスになっている「分類」をポチポチ選び、自分でも入力したりしてから、「リストに追加」ボタンを押します。


5.jpg


次の画面では Google Maps を利用して、サイトが示す場所を登録するのですが、さきほど「印刷博物館」を選択していたおかげで、あらかじめ「印刷博物館」の候補と思われる場所にマーカーが立っています。


この場所であっていれば、ほとんど何もする必要はありません。


「更新」ボタンを押すだけです。


6.jpg


以上で終わり。


あとは休日が近づいたときに、自分のリストを眺め、次行く場所をリストの中から選べばいいのです。


これって、あらかじめ2分で終わるタスクをリストアップしておき、空き時間ができたらそのリストの中からタスクを選んでこなすというライフハックの手法と似てるな、と思ったりします。


今回かなりがんばって作りこんでみたので、工夫した部分を紹介させてください。



  • ユーザー登録って面倒ですよね。それに個人の運営するウェブサービスだとかなり信用してもらえないと登録してもらえなそう。そこで、はてな認証APIを使ってユーザー管理ははてな株式会社に丸投げしました。はてなユーザーなら登録なしに即使えます。信用の話に関しては、僕よりはてなの方がはるかに信用できますでしょ。ユーザー登録の仕組みといった面倒な実装も不要、プライバシーポリシーとか書かなくてよいしで、良いことばかりです。

  • 良く知っている人何人かに声をかけてあらかじめリリース前に使ってもらったのですが、軒並み好評だったのが、最寄り駅表示機能。これには、SimpleAPI 第2弾 最寄り駅Webサービス を使っています。第1弾の ウェブサイトサムネイル作成API も使っていて SimpleAPI づくし。簡単に利用できてすばらしいです。

  • 以前、百式 PR Board のユーザビリティ会議に参加させてもらって、ユーザビリティがいかに大切か、そしてサイトのユーザビリティ向上にはユーザビリティテストが非常に効果があることを学びました。今回、(ごく普通のネットユーザーである)妻に協力してもらい、サイトを触ってもらって、その様子を横から眺め、わかりにくい部分などを聞き出すというユーザビリティテストの真似事をやってみました。「タグって何?意味不明」という言葉から、「タグ」⇒「分類」と言い換えてみたり、日ごろネットに親しみ過ぎてしまって気が付かなくなっている部分を数多く指摘してもらいました。これからもこの試みは続けていきたいと思っています。

  • [あとで行く]というタグを付けておくと、はてなブックマークから「あとで行く」に自動でブックマークがインポートされます。気になるサイトをブックマークする習慣があるはてブユーザーには、はてブに加えて「あとで行く」にブックマークするという二度手間になることなく使っていただけます。


やっぱり、自分が使いたいサービスを作るのが一番です。開発のモチベーションがものすごく高くなります。


とはいえ、もちろんできるだけ多くの人にも便利に使ってもらいたい。


機能要望やバグ報告があればこの記事にコメント、トラックバックしていただいてもいいですし、Lingr にサポート用会議室を用意したので、よろしければどうぞ。

("サービスをひとつにまとめよう!"Plnet.jp から拝借したアイデア。こちら知人がやっている個人のサービス。便利です)


» 「あとで行く」サポート会議室 (at Lingr)


現在はコンタクトフォームよりお問い合わせを受けております。


» 行きたい場所を簡単登録、位置情報付きブックマークサービス「あとで行く」


プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

オンラインコンテンツ: 大人のためのScratch

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

Email: webmaster at champierre dot com

Twitter @jishiha

最近のエントリー

アーカイブ