MakerFaire Tokyo 2018で、昨年に引き続きOtOMO の一員として「子どもプログラミング喫茶」の出展に協力してきたので振り返ります。
子ども向けのプログラミング体験メニューを喫茶店のようにご注文いただきご体験いただけます(各体験15-20分程度)。Scratchを中心にフィジカルコンピューティングやロボットプログラミングにもチャレンジできます。
http://makezine.jp/event/makers2018/m0148/ より
昨年の振り返りはこちら↓
MakerFaire Tokyo 2017 で出展した「子どもプログラミング喫茶」振り返り
Keep (今後も続けていきたいこと)
- 東京学芸大学附属国際中等教育学校 It is IT のメンバー始め、さまざまな方々の協力があって、メニューを提供する(プログラミングを教える側の)メンバーが今年はたくさんそろっており、昨年よりも増えた10あるテーブルで体験メニューを提供できるようになっていました。シフトを組んで余裕ある運営ができていたと思います。(とはいえ、それなりにきついのですが…)若いメンバーたちは、自分から考えて良く動いてくれていて、体力的にきつくなってきた年長者たちはだいぶ助かっていました :)
- メンバーも増えたが、提供できるメニューも増えていて、micro:bit や IchigoJam、フィジカルに動かせる mBot などバラエティに富んだ体験を提供できていたと思います。
- 例年、僕はマイクラ + Scratchのメニューを提供していたのですが、今年は、Scratch2MCPI に関する電子書籍 「Minecraft で学ぶ Scratch プログラミング」 を書かれた永岡さんに参加してもらい、マイクラ + Scratch のメニューはおまかせしていたので、機械学習とScratchをつなげた ML2Scratch のメニューや、見よう見まねで覚えた micro:bit や IchigoJam のメニューを自分でも教えてみました。Scratch を使った「クローンを使ったシューティング」のメニューでは、これをやりたいと言って選んでくれた子にはやや難しい内容だったので、内容を少し変えてその子に合わせてあげたりもしてみた。食べる人、飲む人にあわせてメニューを少し変更するというアドリブが要求される部分は、喫茶店のように注文されたものを提供するというメタファーとうまく合っていて面白さを感じることができた。
Problem (反省点)
- 関わる人が多くなり、今年は MakerFaire 側の後援もいただいているやや公式な企画ということもあり、きちんとオーガナイズされた企画として提供しなくてはいけないという要求があるのは確かです。決められた通りに進行しなくてはいけない、あるいはお客さんの不満となりえるようなリスクは取れないなどあります。とはいえ、MakerFaire なのですから、まずは Maker の自分たちが楽しむ、トラブルを楽しむ、リスクテイク・チャレンジを楽しむというのが本来の姿なので、うまくバランスを取っていければなと感じました。
- 例年痛感するのですが、他のブースをもっとまわって他の Maker と交流するという余裕がもっと必要でした。
- Tokyo 以前に開かれた MakerFaire Hong Kong、あるいは続く MakerFaire Singapore で自分の企画で出展してみてわかったのは、やっぱり自分でも出展しないと楽しくない。
Try (今後ためしてみたいこと)
- 来年は自分でも出展して、プログラミング喫茶にも協力と掛け持ちしたい。
- どのメニューがどのくらい注文されたのかの集計をきちんと取りたい。
2018/08/09 09:00:00