Hour of Code については、数日前にスクラッチの生みの親 Mitchel Resnick 氏の下記の発言から、パズル形式のプログラミング教育に対する苛立ち、と読み取っていたことで余計な先入観を持ってしまっていたみたい。
We are strong proponents of children learning to code, but we have concerns about the motivations and methods underlying many of these new learn-to-code initiatives.
メインファシリテーター始め、スタッフの方々には直接伝えることができなかったのだけれど、帰り道次男にもし伝えるとしたら何て言う?と聞いたところ、「(スクラッチ歴、プログラミング歴はそこそこあるので)Hour of Code の教材自体は簡単過ぎて物足りなかったけれど、マインクラフトの世界観がうまく取り入れられていて楽しい。続きのもう少し上級向けのコースがあると良い」とのことだった。
イベント中にはなんだかんだで時間がなくできなかったので、僕はあとからマインクラフト版 Hour of Code を全14ステージやってみたのだけれど、レッドストーンを取れとかってゴールが設定されておりマインクラフトの知識前提なのね、と感じた。ブロックを使わないで放置しておいたままにしておくと警告が出て実行できないというところが、トライアンドエラーを妨げているような気がして、少し気になったところだ。
今年も Scratch Day Tokyo 2015 が大盛況と言ってんじゃないだろうかという盛り上がりで終わりました。 主催側だとステージ上でのプログラムがなかなか見られないのですが、今年はニコニコ生放送で全編放送されていたおかげで、 それのタイムシフト視聴で存分に楽しめることができました。いまさっき観終えたところです。
僕は昨年、一昨年に引き続き、こどもたちが自分で作ったスクラッチの作品を自分で紹介する Show & Tell を担当しました。さっそく振り返ってみたいと思います。
Show & Tellに参加したこどもたちの交流の機会をまったく用意することができなかったという昨年の反省があったので、 Show & Tellが終わって、参加者にもう一度整列してもらったあと、ステージ横に一度集まって写真撮影をする機会を設けました。 こうすることで参加者同士の顔を覚えたり、Scratch ID を交換するきっかけになったらと思ったのですが、お膳立てはここまで、 あとはこどもたちにおまかせしました。 倉本さん中心にOtOMOメンバーで用意したスクラッチIDが書かれたシール、実はプログラミングバトルとShow&Tellに出たこども達は ブルーのシールで一般参加者のオレンジのシールとは別だったのです。これによって誰が登壇者なのかがわかるような仕掛けになっていて、 これも交流の一助になることができたんじゃないかと思います。