僕は発展途上技術者

Scratch を使ってデータ処理、夏休み期間中のピーク時電力使用量をcsvファイルより抜き出す

長男が自由研究の題材として電力使用量を調べたいというので、東京電力のホームページより過去の電力使用実績データをダウンロードしてきてグラフにすることにしました。


ちょうどいい題材だと思ったので、Scratch でやったらと提案、数字のリストをグラフ化するところは、いろいろと手助けしながらもなんとか自分で進めていけそうなのですが、


» TEPCO : でんき予報|過去の電力使用実績データのダウンロード


からダウンロードできる csv データから必要なデータだけ抽出するところだけは大人力を発揮 :-)


2011/7/20,18:00,3834


といった形で日付、時刻、電力使用量が並んでいるデータから、ビーク時と思われる 14:00 の電力使用量だけを抽出するという処理を Scratch でやってあげました。



実行するとガシガシデータを処理してくれて、自動で動くさまをこどもたちも、「おー、Scratch が働いてくれてるー」と感心しながら眺めていました。




» 電力使用料を抜き出す(Scratch3 になって動かなくなってしましましたが。。)



文字列処理にも使えて Scratch の強力さを改めて思い知りました。



追記: 上記データを利用して作成された長男のプロジェクトを載せておく。電力使用量と最高気温との関連を調べていたようだ。



» 14時の電力使用量





» 東京 日ごろの最高気温




「かなぶん」が3歳〜小学3年生の女児向け雑誌「ぷっちぐみ」で紹介されました

» 「かなぶん」が3歳〜小学3年生の女児向け雑誌「ぷっちぐみ」で紹介されました | つくる社LLC


ということでさっそく買って来ました。


なんとなく並べてみました、MacBook Air と「ぷっちぐみ」。



おー、載ってる!



小学生低学年の女の子もスマートフォンを使いこなす、すごい時代になりました。


小学館様、「かなぶん」を見つけてくださった担当者様、どうもありがとうございます。


» ことばであそぼう ひらがな知育ゲーム「かなぶん(カナブン)」


» 小学館ファミリーネット|ぷっちぐみ


Scratch.app for iOS : Run any Scratch project on your iPhone/iPad

I made the joke Scratch project below. This is a story that my wish(or curse :-)) might come true a little.



このプロジェクトについてもっと知る


I sent an email to Mr. John M McIntosh(@squeaker68882), the developer of Scratch.app for iOS(Scratch.app existed a while in App Store until it was sadly rejected later) asking if there is a way to personally build the app on my iPhone and iPad. He kindly pointed me where I can get the source code.


I built it with Xcode. At first, the app could just start but any Scratch project did not run. I followed John's advice that probably URL for download the projects might be changed, so I changed the source code and I could finally made it run.



It is very nice that John also published the source on GitHub so that anyone can contribute.


Twitter / @squeaker68882: Scratch.app for iOS goes t ...


» johnmci/Scratch.app.for.iOS - GitHub


Anyone who has iOS Developer Account can git clone the source and build it for iPhone or iPad.


I am sorry that not everyone can do this, but if you have some friends who have the build environment, why don't you ask him/her?


I help a volunteer group that teaches Scratch to kids


» こどもプログラミングサークル‘スクラッチ’


and also hold the following Scratch Meetup.


» 大人のための Scratch 勉強会 #4 : ATND


If you have iPhone or iPad, catch me at that place and ask me to build the app for you.


Scratch のプロジェクトを iPhone/iPad 上で動かせる Scratch.app for iOS

Scratch で Apple と Steve Jobs を揶揄する動画をつくった願い(呪い?)が通じたのでしょうか?


» Please Mr. Jobs : 僕は発展途上技術者


iPhone/iPad 上で Scratch のプロジェクトを動かせる Scratch.app for iOS の開発者 John M McIntosh(@squeaker68882) 氏に、「Scratch.app が AppStore で却下されたのは悲しい。なんとか僕の iPhone/iPad で動かしたいんだ 」という旨のメールを送ってみたところ、快くソースコードを送っていただきました。


最初、Xcode でビルドしてみて動かしてみたところ、起動はするのですが、Scratch プロジェクトを動かすことができませんでした。「Scratch のサイトがアップデートされいくつか URL が変わっているので該当部分をいじれば動くんじゃないか」という John 氏のアドバイス通り修正してみたところ、動かすことに成功!



さらに、GitHub でソースを公開すれば興味がある人が貢献できていいのではないか、と進言してみたところ、すぐ公開されました。素晴らしいです。


Twitter / @squeaker68882: Scratch.app for iOS goes t ...


» johnmci/Scratch.app.for.iOS - GitHub


これで、iOS のデベロッパーアカウントを持っていて、実機で動かす環境を持っている人は、上記よりソースを git clone してビルドすれば Scratch.app を動かすことができます。


残念ながら一般のユーザーが誰でも使えるというわけにはいかないですが、まわりに実機でビルドできる環境を持っている人がいたら、お願いしてみてはどうでしょうか。


僕も、こどもたちにスクラッチを教える


» こどもプログラミングサークル‘スクラッチ’


で少しお手伝いをしていたり、


» 大人のための Scratch 勉強会 #4 : ATND


といった勉強会を主催しているので、そういった場で遠慮なく声をかけてください。お持ちの実機で使えるようにビルドします。


「はんだづけカフェ」で Scratch につなげて遊べる「なのぼ〜ど」を作ってきました

週末、末広町にある「はんだづけカフェ」に行ってきて、Scratch につなげてフィジカルコンピューティングが楽しめる「なのぼ〜ど」を作ってきました。


» おとなも なのぼ~ど を作ろう! « ちっちゃいものくらぶ


「なのぼ〜ど」は、簡単に言うと、ゲームなどが簡単に作れる教育用プログラミング言語の Scratch とつなげ、光センサやマイク、スライダなどで遊ぶことができるちっちゃいボードなのです。と言ってもややこしいので以下の動画を見て下さい。



これを自作することで低価格で作れてしまうのです(価格など詳細はなのぼ~ど 頒布はじめました « ちっちゃいものくらぶを参照してください)。しかも設計した @tomonnn1 さん直々の教えを受けながら組み立てていける、というぜいたくな機会でした。


では、さっそく写真とともにレポートしていきます。


はんだづけカフェは、末広町にある 3331 Arts Chiyoda という施設に入っています。着いてみて、外観をみると。。。あれ?これって学校です。



もとは中学校だった校舎がいい感じで改造されています。昔懐かしい手洗い所のところにフロアマップが描かれています。



はんだづけカフェはこんな場所。



今回、半田ごてなどの工具一式は貸していただけました。



こいつらをボードにはんだ付けしていくわけです。



まずは各種抵抗をはんだ付けしたところ。茶黒赤で 1KΩ とか、昔技術家庭の授業でやったなー。



ちょうど半分くらいまではんだ付けしたところで、@tomonnn1 さん直々のチェックが入ります。なんか先生にチェックしてもらっている生徒の気分、緊張します。



試験用の PC に USB ケーブルをつなげ、接続チェック。おー、ばっちり認識されてます。ポートのところの Profic なんちゃら、ってやつです。



その後は、いろいろとコツも教わり、スピードもアップ!!これで工場でバイトできるんじゃないか、とか勘違いしながら、順調にはんだ付けしていき。。。


完成!!かかった時間は2時間半くらいでした。



自分の Mac にドライバをインストールし、なのぼ〜どをつなげてすべてのセンサをチェック。全部ちゃんと動いたときは感動ものです。


今回こどもたちの都合がつかなかったので、我が家からは僕一人の参加だったのですが、ほかの参加者は親子で参加。こども達がはんだ付けをしていました。これまで何組かサポート、指導してきた @qramo さん、@tomonnn1 さんによると、大人は油断してよく間違えるが、こども達は注意深くやるから間違えない、とのこと。こども達が組み立ててきたなかで、これまで動かなかったことはなかったそうです。


こどもでも作れてしまう自作ボードを、こどもでもプログラミングできるゲームにつなげることができる。いやーすごい時代になりました。


なのぼ〜ど、作ってみたいというかたは、頒布もおこなっている


» ちっちゃいものくらぶ


をチェックするといいと思います。


うちの子にも Scratch やらせてみたいという方は、


» こどもプログラミングサークル‘スクラッチ’


で定期的におこなわれているワークショップに参加するといいかもしれません。


また、僕が主催で、大人のための Scratch 勉強会というのもやっているので、こどもに Scratch をやらせてみたい、あるいは自分がやってみたいという大人の方(Scratch はプログラミングを覚えたいという昔こどもだった方にもおすすめです)はぜひ。


» 大人のための Scratch 勉強会 #3 : ATND


» 大人のための Scratch 勉強会 #4 : ATND


Please Mr. Jobs


Learn more about this project


教育用プログラミング言語 Scratch で作ったジョークプロジェクトです。。


以前、Scratch Viewer for iPhone という iOS 上で Scratch のプロジェクトを動かせるアプリが一度は公開されたのですが、Apple の方針によりその後削除されてしまいました。(参考 ScratchがiPhoneにやってきた! « こどもプログラミングサークル‘スクラッチ’)


せっかくこどもでも簡単に使える UI を持っている iPhone や iPad なのに、Scratch が動かないなんて残念過ぎる、Jobs さんなんとかならないの?というのを表現してみました。


Scratch って何?興味あるって方は、下記やっていますので、気兼ねなくご参加ください。


» 大人のための Scratch 勉強会 #3 : ATND

» 大人のための Scratch 勉強会 #4 : ATND


RubyKaigi 2011 個人的お気に入りセッション

最後の Ruby 会議、RubyKaigi 2011 に参加して、個人的に聞けてとてもよかったと思ったセッションです。


まつもとさんのキーノート「三題噺: 振子とPGと百年の言語」

Ruby 会議は4回目でしたが、今年のキーノートが一番良かったです。知的でウィットに富んで楽しく、Q&A も面白おかしい。





Video streaming by Ustream


秋田ファビオ誠さん「Personal Dilemma: How to work with Ruby in Brazil?」

とにかく熱い。Rails 始めた頃の熱い時の自分を思い起こし、初心をわすれちゃいかんな、と強く思いました。





Video streaming by Ustream


松田明さん「たのしいRails」

これ見てとりあえず、git clone https://github.com/rails/rails.git





Video streaming by Ustream


「Hanako アプリ」が雑誌 Hanako に載ってます

個人として請けた仕事で開発に関わっている Hanako アプリが現在発売中 No. 996 の裏表紙の裏(なんていうんだ?)に載ってました。


picnikfile_UWq9Fq


普段は何やっているかわからないだろうけど、これでようやく奥さんに仕事を認めてもらえるだろうか。。。


» iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 Hanako アプリ


「Titanium mobileのARマーカー検出モジュール」を試してみました

» マシュマロにダイブ: Titanium mobileのARマーカー検出モジュール!


を頼りに Titanium mobile の AR マーカー検出モジュールを試してみました。


上記リンク先の説明通りやったら、./build.py の部分で Error が出たので、


» 阿部諒が試してみた!『Titanium mobileのARマーカー検出モジュール」編 その1 - りょうのはてな


を参考に、titanium.xcconfig の TITANIUM_SDK_VERSION と TITANIUM_SDK を自分の環境にあわせて修正し、ビルドし直したらうまくいきました。


何ができるかは、百聞は一見に如かず、貼りつけた動画をみてください。



印刷するのが面倒だったので、画面に映したマーカーに iPhone をかざしています。A のマーカーに反応して、小文字の a が iPhone の方でチラチラ表示されているのがわかります。


こんな簡単に AR アプリが自分で作れるなんて。。長生きしてて良かったです。


いろいろとアプリのアイデアが浮かんでくる!


Scratch Day 2011 in Tokyo に参加してきました

プログラミング言語「Scratch」にここ最近こどもと一緒にはまっています。


Scratch はプロックをつなげていく簡単な操作でゲームなどのプログラムをつくることができます。また、つくった作品は Scratch のサイトにアップロードしてすぐに世界中に公開することができるところが大きな魅力。


» Scratch | Home | imagine, program, share


その Scratch を愛する人たち、あるいはこれからやってみようという人たちが一同に会する Scratch Day 2011 in Tokyo というイベントが土曜日にあったので、9歳長男、6歳次男、そして長男の友だち一人を誘って参加してきました。



青山の会場に着いたら、そのおしゃれな感じにびっくり。青山学院アスタジオというところで、学生寮の跡地に建てられ、「青山から文化を創造し、社会に発する」というコンセプトで建てられた施設だそうです。なっとく。



階段を降りて地下に降りていくと会場です。



いたるところにこのかわいいPCが置かれていました。OLPC、一般には100ドルノートPCとして知られる開発途上国のこども向けに開発されたPCで、もちろん Scratch も動きます。



Scratch でロボットを動かしたり、



こんなものまで!?


イベントでは「セミナー」「ポスター展示」「ワークショップ」がおこなわれました。


セミナーでの各セッションは Ustream でも配信され、以下のリンク先のアーカイブから閲覧することができるので、興味を持たれた方はぜひ!


» USTREAM: Scratch Day 2011 in Tokyo: http://scratch-ja.org/scratch-day-2011-in-tokyo MITが開発した教育用プログラミング言語環境「Scratch(スクラッチ)」。すでに世界中で80万人が利用し、180万個の作品が作られています...



Scratch とはどんなものなのかを知りたければ、上に貼りつけた阿部先生の 「Scratchの最新動向」をまず見ておくことをおすすめします。


実は今回、イベントに協力しているこどもプログラミングサークル‘スクラッチ’の定期ワークショップに最近こどもと一緒に参加させていただいている関係で、何かお手伝いできないかと思い参加させてもらったのです。


僕自身は ust 配信をほんの少しお手伝いしたり、こどもプログラミングサークルのブースに立ち会っていたり。



上は、そのこどもプログラミングサークルのブースの写真で、ブースでは Scratch を体験してもらったり、こどもが作った作品を展示するということだったのですが。。その趣旨を無視してひとの作品で遊んだり、自分の作品に手を加えていたり。。。



ブースに大人がやってきたと思ったら、Scratch の説明しつつ、自分の作品を説明、というか自慢?していたり。。



こちらは午後におこなわれたこどもワークショップ。未来のスーパーハッカー達が何人も。。



懇親会にもこども同伴というところが Scratch Day らしいところ。その懇親会でも、ノートパソコン開いて、次はどんなゲーム作るか談義に花を咲かせてました。


こども達もそして一緒に連れてきた長男のお友達も、帰りの電車でずっと Scratch の話をするほどとても楽しかった一日だったようです。素敵なイベントにしてくださった関係者の方々に感謝です。


Scratch をもっとはやらせたい


これから社会に出て行く人たちやこども達には、読み書きソロバンと同じかそれ以上に、プログラミングは必須のスキルだと僕は本気で考えています。


それなのに、Scratch のサイトのユニークユーザー数国別ランキングをみると日本は23位。人口やネット利用者数を考えると残念なくらいの低さです。


» scratch.mit.edu - Quantcast Audience Profile


せめてお隣り韓国のユーザー数(日本の3倍強)にまずは並んでほしいものです。


というわけで、これから Scratch のコミュニティを応援し、どんどん Scratch を宣伝していきたいと思っています。


まずはできることをやろうと思い、Scratch のことを動画で紹介するサイトを作り始めました。


» ScratchCasts(動画でスクラッチを紹介)


Scratch を勉強しようというこども向けというよりかは、どちらかというと僕のように自分のこどもに Scratch を使わせたいと思っている親視点で、Scratch をどう教えるかを紹介したものになっています。


Scratch を使いこなすクリエイティブなこどもを増やすには、Scratch を教えられる大人も増やす必要があるんじゃないかと思ったからです。


こういうネタで紹介したらいいんじゃないかというご意見や、もし賛同していただけて動画作りに協力してもよいという方がいらっしゃいましたら、コメントくださってもいいですし、連絡先までご連絡いただけたらと思います。


プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

オンラインコンテンツ: 大人のためのScratch

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

Email: webmaster at champierre dot com

Twitter @jishiha

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