世界の中心で愛を叫ぶ
7/10
残酷な話である。テープという形で死んでしまった愛する人の声がそのまま生き生きと残っていたら、その人を忘れろというのはどだい無理。その記憶を断ち切るには、大切な大切なそのテープを捨てるしかないと思うのだが、それもまた残酷な話である。
ネットでちょっと調べてみたら、ドラマの方が面白いという声が多い。確かに2時間の映画だけでは細部まで描ききれていないため、登場人物に対する思い入れがそれほど湧かない。映画やドラマを見ても絶対に涙するわけにはいかないと心に決めてはいるが、心では結構泣くことがある僕だけれど、「絶対に泣ける」と言われたこの映画では泣くことはなかった。
さて、ドラマの方は(心で)「泣ける」かどうか確かめてみたいところだ。
2005/02/10 01:00:25