僕は発展途上技術者

イーロン・マスク - 2月に読んだ本

- ほって置いてお蔵入りしそうになっていたのですが、せっかく途中まで書いていたので、そのまま公開します -

» イーロン・マスク-未来を創る男-アシュリー・バンス

とにかく壮絶な人。テスラも凄いと思うが、同時に、国際宇宙ステーション(ISS)に世界で初めて商用宇宙船をドッキングさせた、民間ロケット会社 スペースX を作っているのが凄まじい。

でもその偉業の裏には、穏やかとは言えない家族環境、ティーンエイジ時代の酷いいじめ、特異な性格、周りの特に自分よりも無能と思える人への冷酷な態度、があることを知ると複雑な気持ちになる。

社会に多大な影響を与えるプロダクト・事業を生み出すことを一般には社会的な成功とし、達成した人をお手本とみなして、例えば将来プログラマーになりたいというこども達に、「お、未来のスティーブ・ジョブズ(厳密には彼はプログラマーではないんだけど)」あるいは「目指せマーク・ザッカーバーグ」もう少しすれば「イーロン・マスクを目指しましょう」なんて言うことになると思う。20代30代までまだいけるんじゃないかと思っていた自分も純粋な憧れ、自分もそうなりたいという思いがあったことは否定できない。

でも、それが「時間」なのかあるいは何か違うものなのか、何か有限なものがあって、大成功のためにそれをたくさん使ってしまえば、他のところに自ずと犠牲がでてしまうということなのだろう。その犠牲を覚悟している人たち、あるいはうまくバランスをとれている人は良いのだが、配分が自分とあっていない人はつらい。本当はそこまでやりたくないのに、周りの状況からそうせざるをえなくなってしまったとか…

プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

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