午前中は、シアトルのコミュニティカレッジからの転入先(Transer という)として人気のあるワシントン大学を見てきました。どこか中世のお城のような荘厳な建物が多く、難関ではあるけれど、もしかしてここで学ぶことになるのかもと思い描くことができれば勉学に励む良いモチベーションになるのではないかと思う。カリフォルニアでの人気の Transfer 先である UC バークレーも見ることができたし、コミニュティカレッジがゴールではない息子にとって、その先の進路を何となく思い描けるようになったらいいなと思う。
ドタキャンとなってしまった Edmonds Community College、近くのスタッフらしき人を捕まえて事情を説明すると、日本人のスタッフがいらっしゃる International Students Service に連絡してくれ、その場所まで親切に連れてってくださった。残念ながら日本人の方は不在で、それならばこの人に相談すれば良いよと ESL(English Second Learning) の担当の方を紹介してくれた。
ESL(English Second Learning) の担当の方はものすごくゆっくり、長男がわかるように話してくれ、長男や僕からの質問に懇切丁寧に答えてくれる。全般的に Community Colleges の関係者は、アメリカではなかなか見られないくらいに親切丁寧で、長男が一人でもやっていけそうかどうか始めは心配であったが、諦めることなく、スクールカウンセラーへの相談や、チューターに教えを請うシステムを遠慮なく利用すれば、問題を一緒に解決してくれそうだという安心感を得ることができた。
Google Maps に出て来るレビューを見て、昼は学生が集まるワッフルが美味しいカフェを、夜は良さそうなイタリアンレストランを選んで行ったのだが、両方とも当たり、たいへんおいしく非常に良かった。約20年前カリフォルニアに住んでいた時は、アメリカで美味しい場所を探すのは難しかったのだが、Google がその状況を変えてくれた。
シアトルでは、Shoreline Community College を見学した。我々が日本人であるということで、キャンパスツアーの案内役の学生さんには日本人の方がアサインされていて、日本語で懇切丁寧に案内していただいた。今までの Community College のキャンパスツアーでは、ネイティブの学生が、容赦ない早口の英語で(アメリカには早口でハキハキ喋ることが賢さを示すという僕が思うに誤った考えがあるようだ)説明していたので、それらに比べて段違いのきめ細やかさを感じた。聞くと、入学希望者が中国人であれば中国人の学生が、香港の人であれば香港の学生がそれぞれ案内役にアサインされるとのことだった。
シアトルでも滞在先を Airbnb をしたのだが、オーナーの娘さんは日本で働いているという中国人の方で、さらに様々な Community College で中国語を教えていたということで、息子のことを全面的に応援してくれて、ここもここも訪れた方が良いと訪問の計画を一緒に考えてくれたり、行ってはいけない治安の悪い場所なども教えてくれて、とても助かった。Airbnb はカリフォルニアもシアトルも大当たりだ。
Problem
今思い出しても腹が立つのだが、シアトルでもカリフォルニアの時同様、Hertz のレンタカーを借りたのだが、入る保険のことでトラブった。あらかじめアメリカでレンタカーを借りるときに入る保険メモなどの記事を読んでいて、強制保険以外のオブションとしては(LDW はすでに Included になっている)LIS(追加自動車損害賠償保険)だけで十分と思ってそれだけを選んでいたはずなのに、外れの窓口を引いてしまって、PAIやロードアシスタントサービスなども付けてくる上に、いやこれらは選んだ覚えがないので外してくれと主張したら、州のLAWで決められているので外せないなどと言ってきた。僕もそこまで自信がなかったので一旦は認めてしまったことにも腹が立つのだが、一旦は引き下がったあと、ググったりして、やはりこれらはオプションであることを確認してもう一度窓口に並んだ。これらはLAWで決められているはずはない、特にロードアシスタントサービスに至っては、JAFでAAAのサービスが受けられるのを知っていると言っている間も、「No(JAFでAAAのサービスを受けられない)」などと言い続けていたが、しぶしぶ外させることに成功した。やり取りを録音でもしておけばもっと良かったのだが、絶対クレームのフォームで報告する。まあ、典型的なアメリカあるあるではある。
午前は特に予定が入っていなかったので、長男が生まれ僕らが2000 - 2004年の間住んでいた近辺の Walnut Creek ダウンタウンを訪れた。ここには今や Apple Store や Amazon Books、おしゃれなお店が並んでいて、古き良きアメリカの田舎町から、近未来のピカピカな田舎町に豹変していた。
Problem
WeWork で待ち合わせということで、Embarcadero Center の駐車場に車を停めて Google Maps が指し示す WeWork があるらしきビルを訪れたところセキュリティに止められる。WeWork にいるはずの友人の許可がないと入ることが許されないということで、電話して取り次いでもらったのだが、なんとビル違いであることがわかる。調べてみたら WeWork ってサンフランシスコ 市内に10ヶ所近く、Embarcadero Center の周りだけでも2ヶ所もあって、違う方の WeWork を訪れていた。完全に Google Maps に頼らずちゃんと住所まで確認しないとダメだ。
レンタカーのスピーカーにBluetooth接続でスマホを接続できることを発見。ハイウェイ飛ばしながら(といってもだいたいいつも5車線くらいある中で一番右をキープの安全運転)、長男が好きな King Gnu の最新アルバムをストリーミングでかけちゃって、いやあ便利な時代になったもんだ。20年前君がこの地で産まれた頃にはNapsterってのがあってだなあ、日本で流行っている楽曲のmp3ファイルを長いことかけてダウンロードしてきてせっせとDVDに焼いていたんだよ、と昔話を聞かせてあげた。