僕は発展途上技術者

面白いもの発見シリーズその2


バニラコークに引き続き、今日も面白いものを発見。Fry's というチェーン店がある。一言でいったら電気製品屋なのだが、普通の本やおもちゃなんかも売っていて、そして今日そこで発見したのが聴診器である。


自分の胸に当てて健康状態をチェックするためなのか、親が子供の健康状態をチェックするためのものなのだろうか。「何でも自分でやってしまおう」というアメリカの精神が現れている一品である。


試しに自分の胸にあててみたが良くわからない。調子が悪いと変な音が聴こえるんだろうか?1歳になる息子の胸にあてたら、なぜか大いに喜んでいた。


世界共通の話題


この1ヶ月はすっかりサッカーワールドカップ漬けである。日本代表は決勝トーナメントに進出できて良かったが、初戦で負けてしまったのは残念。4年後に期待である。


世界共通語が事実上英語なら、サッカーは世界共通のおしゃべりの話題である。会社で取る昼食はいつもフランス人とインド人の同僚と一緒なのだが、この1ヶ月は決まって昨晩の試合の話題から入る。フランス人がサッカーに興味を持つのは当然として(けれどもトーナメント進出ができなくなり一気に興味は冷めたようだが)、インド人の方はほぼ毎晩(アメリカでは夜11時から、一番遅い時間の試合が朝4時から)見ているほど意外にサッカー好きだったのだ。


国が違う人同士だと意外と共通の話題を見つけるのは大変なもの。たいがい1つの事柄に対して、日本ではこう、フランスではこう、インドではこうとお互いのお国事情を発表しあい、比較したり感想を言ったり驚いたりというパターンになりがちで、それはそれで面白いのだが、「君もそう思う、僕もそう思うよ」みたいな共感する楽しみに欠ける。そして話題の大部分は説明が占めてしまう。その点、サッカーは、詳しい説明抜きの共通の知識をもとに皆でああだこうだおしゃべりできる、仕事以外の共通の話題として最適なのである。


私の会社では、同僚の大多数を占めるのはロシア人なのであるが、彼らとももちろんサッカーの話題で盛り上がるのだ。ロシアに日本が勝ったとき、モスクワでは暴動が起きて日本人が暴行を受けるなんてことがあったようだが、アメリカに移民してきた彼らはまとも、「おめでとう、日本代表は強いよ」なんて言ってくれて皆良い人達である。どこの国の選手も「俺だ俺だ、俺にパスをくれ、俺がスターだ」というタイプばかりだったけど、韓国や日本のサッカーは選手一人一人が非常に熱心で、チームでプレーしている感じがユニークで新しい、と言ったロシア人女性の感想が私は結構気に入っている。そういうところにもお国柄が出るんだなあ、と非常に面白く感じた。


今晩、正確には明日の朝だが、三位決定戦が始まる。韓国にはぜひ頑張って勝って欲しい。


バニラコーク


を近くの Target(ダイエーのような量販店である)で発見。話の種に買ってみようと思ったのだが、12缶セットでしか売っていない。日本にいる友人がコカコーラ社がエイプリルフールに発表した冗談かと思ったほどのこのキワモノを、さすがに12缶で買う勇気はなく、今度バラ売りで見つけたときに買うことにして断念。味の感想などはまた今度書くことにします。


スター・ウォーズ エピソード2


今日は5月16日。さて何の日でしょう?題名を見れば一目瞭然でしょう。正解は「Star Wars Episode ?」の全米公開日です。子供の頃からのスターウォーズファンの私はさっそく見に行ってきました。


昨日すでにオンラインでチケットを買ってあったので、チケットが手に入らないという心配はない。劇場に着いたら、チケットカウンターに長蛇の列、を予想していたのに全然人がいないのでちょっと拍子抜け。席の心配をして始まる45分前に着いたのだが、館内に入ってもそれほど人はいない。まあ私が住んでいる所は田舎なので当然と言えば当然。12くらいあるスクリーンのうち5つが占められ、合わせて1日20回くらいやっているので、それほど混んでいないわけである。余裕で良い席に座れてうれしいのだが、ちょっとお祭り気分を期待していたので半分残念。ヨーダの格好をしている人が一人、今日が公開日だということを感じさせる程度。今年のハロウィンには、たくさんのアナキンやオビワン、ヨーダが見られることだろう。


会社の同僚に、「今日はスターウォーズを見にいくんだ」と言ったら、「レビューを見たけど評判悪いらしいよ」なんて聞いていたが、「I don't care」である。スターウォーズを見ることは、私にとっては楽しいに決まっているのである。5歳だった時に初めてエピソード4を見て感激したこと、フィギュアを買ってもらい夢中で遊んだこと、新聞紙を丸めて伸ばしライトセーバーのつもりで友達と遊んだこと、などの数々の思い出が映画が始まるのを待っている間に蘇ってきて、あと数分であのテーマ曲が聞けると思うだけでわくわくしてくるのである。


さて見終わった感想であるが、期待を裏切らなかった。エピソード1より面白いと思ったほど。内容については、これから見るかもしれない人のために、いっさい触れないけれども、見所がたくさんあって満足した。


全米公開日に見た私は、日本人の中でいったい何番目に早く見たのだろう、なんて想像してみた。直感で1000人くらいに入っているんじゃないかな、と。アメリカに住む日本人は796,700人、アメリカ人口 281,421,906 人の約 0.3 % だそうだ。エピソード?のデータはまだ見あたらないので、エピソード?の初日の興行収入2854万ドルを使うことにする。アメリカの映画館の料金は大人約8ドル、子供約6ドル、ざっと大人:子供=1:1 と考えてしまって、一人あたりの入場料を7ドルとする。初日の観客動員数は 2854万ドル/7ドル = 約400万人である。アメリカ人口に占める日本人の割合 0.3% そのままで、400万人の中に日本人が何人いたかを計算してみると 4,000,000 x 0.003 = 12000 人。なんだ結構多いではないか。



お銚子(徳利)の注ぎ口の秘密


お銚子でお酒を注ぐとき、注ぎ口を避けるのがマナーである、ということを聞いたことがあるだろうか?


会社でプロジェクトの完了を祝う打ち上げということで、日本食もどき(?)のレストランでランチを食べた。日本酒を頼んだ同僚達、彼らはロシア人なのだが、がお銚子とおちょこを興味深そうに眺めながら、「これはどう使うのが正しいんだ」と聞いてきた。私は学生の頃お酒の席で、お銚子でお酒を注ぐときには注ぎ口を避けるのがマナーだ、と聞いていたのでそれを得意気に説明した。同僚達は、「へえ、そうなのかあ」と驚いていたが、そこはチェスの国、数学の国、ロシアの方々である。次の瞬間には、「それはなぜなのか説明してくれ」ということになった。理由を知らなかった私は困ってしまい、宿題にしてもらった。


というわけで、うちに帰ってインターネットで調べてみると、「戦国時代、武将を暗殺するときは、お銚子の注ぎ口に毒を塗っていたことから、注ぎ口を避けるのがマナー」という説を発見した。ここここにあるけれども、まあ本当のところはわからない。けれどもそれらしい興味深い話なので、「こういう説もあるよ」ということで宿題の答えとして報告しておこう。


ちなみにお銚子とお銚子と書いてきたが、あの首のところがきゅっとしまったお酒を注ぐいれものは本当はお銚子ではなく徳利と呼ぶのが正しいようだ。ここを読んで知りました。


日本を離れてかえって日本のことを良く知るようになるものだ。


ETC の普及率を上げる作戦


毎日欠かさず見ている MSN ニュースに「高速道のETCレーン、賛否両論で公団も頭抱える」という記事があった。高速道路の料金所を現金などの支払いなしで通過できる ETC というものが日本で始まっていることを初めて知ったが、そのETCがなかなか普及していないとのこと。そして利用者の少ないETC専用レーンが渋滞をさらに悪化させているとして一般車から苦情がでているとのことだ。


普及しない理由ははっきりしている。ETC を利用するには車載器を車のダッシュボードなどに取り付けるのだが、これが3万-5万円、登録料に約3000円、取り付け代に約5000円だそうだ。冗談かと思う。


ここカリフォルニアにも Fastrak という同様のシステムがあり、私も使っていて大変便利に思っている。アメリカでは高速道路は無料だけれども、橋を渡るときにはお金を払う。サンフランシスコと言えばゴールデンゲートブリッジ、この橋を渡るにも $3 必要で、こうした橋の料金所で Fastrak は利用できる。


この Fastrak の気になるお値段は、というと、無料。登録料だって無料だし、取り付けは自分でおこなう。約10cm四方の薄い正方形の機械をバックミラーの裏の邪魔にならないフロントガラスの内側に強力な両面テープで貼るだけだ。その上、私が良く利用するベイブリッジの料金は$2なのだが、最近まで Fastrak 利用者は特別料金 $1.85 だった。渋滞を緩和するためには、なによりも利用者を増やすことが必要だ、ということがわかっている州の当然の戦略だ。


こういう状況を知っていれば、日本の ETC 車載器の料金が冗談と思えることをわかってもらえると思う。きっと日本道路公団は ETC を普及させたくないと思っているのに違いない。


車載器は無料にした上で、専用レーンをどんどん増やし、渋滞を横目にスイスイ通り過ぎていく ETC 利用車を一般車に羨ましがらせる。これが ETC の普及率を上げる至極当たり前の作戦である。


骨髄バンクと純血主義


今日もまたプロジェクトXネタである。第81回 2月26日放送「決断 命の一滴」を見た。日本初の骨髄バンクを作るプロジェクトの物語だ。非常に感銘し、単純(?)な私は、自分も骨髄移植のドナーになって人の役に立ちたいと思った。


パソコンに向かいインターネットにつなげ、検索サイトで「骨髄バンク」を検索したら、すぐに財団法人骨髄移植推進財団を探しあてた。思い立ってすぐに目的の情報が得られるというのはインターネットの威力だ。インターネットがなかった頃だったら、番組を見て「ドナーになりたい」とちょっと思ったとしても、どうすればドナーになれるかという情報にたどりつくまでにその思いは消えてしまいかねない。例えば知人に白血病患者がいるといったよほどの強い動機があれば別だろうが。


ドナーの登録をするには、まず案内を送付してもらい、近くの保健所に連絡し採血してもらって、白血球の型を調べるのだそうだ。ところが案内の送付先は日本に限られているようだし、日本の保健所にだって在米の私じゃ行けない。そのあたりを聞いてみようにも連絡先はフリーダイアル(アメリカからは0120フリーダイアルにはかけられない)だし電子メールのコンタクト先が見つからない。どうやら日本に住んでいないと協力できないのかとあきらめかけていたら、アメリカの骨髄バンクNMDPのサイトを探しあてた。


アメリカに住んでいるんだからアメリカで協力できる。考えてみたら当然である。しかしそこで頭をよぎったのは、「私は日本人だから、日本の患者の役に立ちたい。別にアメリカ人の役に立ちたくない」という思いである。浅はかである。愚かな純血主義が私の中にもあるようだ。しかしすぐ、以前日本で勤めていた会社の、威勢の良い後輩の言葉を思い出した。狭い日本だけの視点で考えるのではなくグローバルな視点を持とうという意味で言ったと思うのだが、「我々は日本人ではない。地球人だ」という言葉。


日本人だろうが、アメリカ人だろうが関係ない。誰かの役に立てれば良いのである。それに調べてみたら、アメリカの骨髄バンクと日本の骨髄バンクは提携しているらしい。つまり、詳細はまだわからないけれども、きっと日本の患者が白血球の型がマッチするドナーをアメリカの骨髄バンクからも探せるということなのだろう。それに白血球の型は、似ている人種同士でマッチする確率が高いらしく、在米日本人はもとよりアメリカに住む多くのアジア系の人達の助けにだってなるかもしれないのだ。NMDP にドナー登録しよう、そう思った。


家族の了解を得るなどしなくてはいけないし、そんな軽く決断できるものではない。まだドナー登録をすると決まったわけではない。とりあえず NMDP のサイトを調べてドナー登録に向けた一歩を踏み出そう。


プロジェクトX


プロジェクトX を見た。面白いという噂を聞いていたので、日本にいた友人に頼んで録画してもらったビデオを送ってもらったのだ。噂通り面白い。


まとめて6話くらいビデオに収録されているうち、今日見たのは、第79回 2月12日放送「ゆけ チャンピイ 奇跡の犬」第80回 2月19日放送「突風平野 風車よ闘え!」だ。「チャンピイ~」は日本初の盲導犬の誕生物語、「突風平野~」は町を苦しめる突風を逆に利用して風力発電を成功させた山形県立川町の物語である。


すでに欧米では活躍していた盲導犬を日本で誕生させた。また、風力発電はアメリカではすでに盛んで、そのアメリカから巨大風車を輸入した。二話とも、すでに欧米にあったものを日本に取り入れて成功させたという点が共通している。そこに気付いたとき、少し寂しい気がしたが、この、欧米で成功しているものを日本で模倣するという手法は、インターネットなどで欧米の情報を得ることが格段に簡単となった現在でも、まだ十分通用しそうである。


実際、番組自体もこの手法を使っている。視聴者を感動させるための少々大袈裟なナレーションはアメリカのテレビ番組を連想させる。例えば、ソルトレイクオリンピックの放送で、競技の前に流れるアメリカ選手の生い立ちを伝えるミニドラマのナレーションのよう。タイトルの「プロジェクト」というのも、まさにアメリカンである。アメリカ人はこの「プロジェクト」という言葉を本当によく好んで使う。会社での仕事はもちろんのこと、週末おこなう庭の雑草取りだって、家の壁のペンキ塗りだって、掃除も洗濯も料理も、これ全部立派なプロジェクトなのである。


実際、番組自体もこの手法を使っている。視聴者を感動させるための少々大袈裟なナレーションはアメリカのテレビ番組を連想させる。例えば、ソルトレイクオリンピックの放送で、競技の前に流れるアメリカ選手の生い立ちを伝えるミニドラマのナレーションのよう。タイトルの「プロジェクト」というのも、まさにアメリカンである。アメリカ人はこの「プロジェクト」という言葉を本当によく好んで使う。会社での仕事はもちろんのこと、週末おこなう庭の雑草取りだって、家の壁のペンキ塗りだって、掃除も洗濯も料理も、これ全部立派なプロジェクトなのである。


トラック野郎


今月引越しをしたので、こちらの引越し事情について書こう。


引越しが面倒というのは日本でもアメリカでも一緒だが、こちらは金銭面のハードルが低い。日本で引越しをすると、敷金2・礼金2 に不動産屋に手数料1、そして最初の月の家賃と、合計すると家賃の約6ヶ月分近くぶっとんでいくのだろうが、こちらでは敷金1(安いところだと0.5とか)と最初の月の家賃だけというのが普通。アパートに引越しをする場合、普通直接管理人とやり取りをするので手数料はなし、そして礼金という仕組みはない。


また、引越しの作業も、自分で行って安上がりに済ますのが結構メジャーだ。まずはダンボールや紐を用意して荷造り。私たちは後述する U-Hall でいくつかダンボールや紐・ベッドやソファーを覆うカバーを買い、さらに近くのスーパーで余ったダンボールをもらってきた。スーパーで買い物をして店を出たときに、ダンボールをいっぱい持っているおばちゃんがいたので、妻が「どこで手に入れたの?」と聞いたところ、店で余ったやつをもらえるんだ、と教えてもらった。


トラックは U-Hall でレンタルする。これには最初驚く。「こんなトラック、俺が運転していいのかよ?」って。トラックの大きさによってレンタル料は違う。また走った距離に応じて料金が加算されるので、大きなトラックにすればレンタル料は高いが、少ない往復で済むため、加算される料金は少ないといった具合。しかしでかいトラックを運転できる自信がない私は迷わず一番小さいのを選ぶ。小さいとはいえ気分はトラック野郎である。不自然なほどののろのろ運転、後ろが全然見えないので誰かに後ろに立って見てもらわないとろくにバックもできないトラック野郎である。


家具など大きなものを運ぶのは友人に手伝ってもらう。これでトータル$100くらいで済んでしまうのである。


このように一回の引越しにかかる費用は大したことがないから、皆どんどん引越しする。特に春は多い。暖かくなってきたし気分一新ということなのだろう。もちろん今住んでいるところに満足している人はずっとそこに居るのだろうが、あそこのアパートは間取りがほぼ一緒なのに今住んでいるところより家賃が安い、だとか、今のアパートの管理人は怠慢で気に食わない、となるとすぐ移ってしまえるのである。乗り換えが容易だから、需要と供給の関係がきちんと働く。家賃を不当に高くすれば、住人は出ていってしまうし、新しい借り主は見つからない。妥当なところまで下げない限り、住人は見つからないのである。こうして、どのアパートも相応の家賃に落ち着く。これぞ資本主義である。



A-LOG


この日記は、以前 http://www.blogger.com 上で A-LOG という名前の BLOG で書いていたときのものです。




アメリカで生活していて、「おー!」と思ったこと、日本と違うなあと思ったことなどを書いていきたいと思う。タイトルの A-LOG は America Log、あるいは American Life Log を意図してつけた。Log とは日誌のこと。地域の新聞には Police Log なんてのがあり、前日起こった細かい事件までが一つ一つ書かれている。私たちはサンフランシスコ郊外の Walnut Creek というところに住んでいたのだが、そこはアメリカの中では非常にのどかで安全なところ。いかに安全かはこの Police Log を見ればわかるのだが、ある日の新聞の Log には、「家で怪しげな物音がするという通報。かけつけてみたらアライグマだった」だとか、「夜10時、アパートの前のゴルフ場でゴルフをしている人がいるという通報。急行するも誰もいなかった」といった事件しか載っていなかった。



プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

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