F906i を使い始めて3週間が経過。
そろそろいいところばかりでなく、イケてないところ、使いにくいところも書いておこうと思います。
その1 フィンガーポインター
» F906iのイケてないところを3つ - F.Ko-Jiの「一秒後は未来」
でも指摘されていますが、フィンガーポインターが使いづらい。
端末背面にある指紋センサーに指をあて、ホイールマウスのような感覚でフルブラウザをスクロールできるので、はじめは「これは使える!!」と思いました。
けれども、ちょっと使ってみると、違和感が。僕が携帯を操作するとき、キーを打つ親指はキーの上を移動できるようなかば浮いた状態になります。なんていうか親指はホールドするためには使われないため、残り四本の指でしっかりホールドする状態になります。その状態からフィンガーポインターを操作する場合、人差し指を端末の裏側で少し曲げた状態にするのですが、これがなんだか無理な体制というか、つりそうになるのです。
それに、ブラウザ上のテキストボックスとかで文字入力をしようとすると、親指を動かすのにつられて人差し指が動いてしまうのに反応して、カーソルがフラフラ動いてしまうのです。
結局フィンガーポインターの機能は無効にして使っています。スクロールは親指で上下左右キーを操作しておこなっているのですが、うーん、やっぱりちょっとまどろっこしいです。
上下左右キーの位置にポインターがあれば自然だと思うのですが、そうすると今度は上下左右キーをどうするか、って問題になってなかなか難しいですね。
その2 iモードから一発 Google 検索ができない
サーチキーはプッシュすることで即座にさまざまな検索ができる F906i の目玉と言って良い機能。「さまざま」と言っても僕はほとんどフルブラウザでの Google 検索しか使っていない。
しかし、これがiモードの画面を開いているときには、iモードでの検索か辞書の検索しかできなくなってしまう。
さしたる影響がないように思えたのですが。。。実は思わぬところで影響が。
僕の中ではF906iのキラーアプリケーションとなりつつあるウォーキングチェッカー、この万歩計機能と連動しておこなわれている「毎日一万歩あるこう!世界クイズの旅」が楽しい。
一万歩歩くとクイズのページにアクセスできる URL がメールで送られてくるのだが、結構このクイズが難しいときがあるので、なんとか正解しようとググりたくなる。ところがこのクイズのページは iモード上で開かれるため、検索できないのだ。あえなく不正解となってペナルティを課されるたび、Google 検索できなかったサーチキーを呪っている。
まあ、というのは半分冗談で半分本当なのだが、なにか技術的な問題か規制の問題があるにしろ、あるときには使えてあるときには使えなくなってしまうという機能はなにも知らないユーザーにはフラストレーションを与えると思います。
その3 プライバシーモード
イケてないというよりかは僕には不要という機能です。これらの機能が良いと言っている方もいるのでこれは完全に個人の主観だと思います。
特定の相手からの着信やメール受信をその内容はもちろん、着信や受信したことすら本人以外にはわからないようにするというこの機能。なにやら使う目的がちょっと想像できてしまうのですが、なんにしても僕は使わないです。
電話帳にロックとかもかけないです。
万一落としてしまってもいいように大切なデータは携帯電話には保存しておかないですし、見られて困るメールは即削除します。
マニュアルを見るとこれらの機能に結構なページ数が割かれていますが、僕には過剰な機能に思えます。
その4 レインボーキーイルミ
キーを押すたび、バックライトが七色に変わるのですが。。。
その3 にしてもそうですし、イミテーションコールやワンセグといった個人的にまったく使わない機能もそうなのですが、仮にこれらがオプションでそれぞれ価格がついていたとします。
僕なら迷わずつけないと思います。
最新の携帯電話にはさまざまな機能が付いていて本当にすごいなあ、と思うのですが、それぞれの機能にはしっかりコストがかかっていて、それはつまり価格にも反映されています。いろいろな好みのユーザーに対応して、結局全部装備したものを大量生産するほうが結果的にコストが低いのでしょうが、機能ごとに値段がついていて、それらを組み合わせて自分だけの携帯電話が作れるようになったらいいのに、と僕は思います。
たとえば僕だったら、電話+フルブラウザ+万歩計+GPS みたいな感じかな?ワンセグやiモード、携帯メール、カメラはつけないと思います。
イスラエルの
» modu - make new connections
という携帯電話は、最低限の機能をもったコア部分に、デザインとそれにともなう機能をあわせもつジャケットとよばれるモジュールをかぶせるような感じで使用できるようです。
こんなイメージで各機能が着脱可能な携帯電話がそろそろ出てきてもいいんじゃないかと思いました。
うーん、最後、ちょっと脱線しすぎてしまったかも。
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