僕は発展途上技術者

PictureUpload


http://d.hatena.ne.jp/jishiha/20040610#p3 で書いた手前、写真をお手軽にアップロードするツールを公開しておく。


PictureUpload


とはいってもこのツール、他のツールをいろいろと組み合わせた上に、自分の環境に依存する部分(写真ファイルの名前など)がだいぶスクリプトに埋め込まれたままでとても汎用的なものではない。使用するには大幅なカスタマイズを覚悟の上で。


きちんと設定され動いている僕の環境ではとても快適に写真のアップロードがおこなえるようになった。GMail の使いやすいユーザーインターフェースに感化され、写真を Web サイトにアップロードし関係者(子供の写真を見てくれる家族・親戚)にメールで通知する、という「一連の手順をいかに少ないステップで終わらせるか」ということに工夫を凝らした。


「アップロードする写真の上で右クリック」->「送るを選択」->「作成したスクリプト(upload.pl)を選択」->「写真に関する説明を入力<リターン>」->「アップロードする場合には何でもいいのでキー入力<リターン>」


この5ステップで終了。選択した写真はアップロードされ、入力した写真の説明とともに Web サイトに表示され、通知メールも自動で送られるようになっている。


このシステム(というほどのものではないが)を作った収穫は以下の2つの便利なツールを見つけたこと。


LFTP http://lftp.yar.ru/ (ミラーリングに使用)


BlatJ http://www.piedey.co.jp/blatj/ (通知メール送付に使用)



第2Q目標達成度


id:tom の日記を見て思い出したように目標を振り返る。もう半年過ぎてしまったことに驚く。


△ 1日の内容を薄くしてでも、このはてな日記を毎日更新にする。


4月は発奮してほぼ毎日更新を試みるも、5月、6月とペースはどんどん落ちてまた週一か週二ペース。開き直って、書きたいときに書くということにした。


△ 早起き。6時前起床。


6時前起床はほとんどできていない。ただ、土日でも7時前には起床することが多くなった。しかしそれも、長男に起こされ、眠いなあと思いつつ遊び相手になっているというのが真相。



○ 1ヶ月に本3冊を読む。2ヶ月に1冊は洋書を。


文庫本にして全9巻の「指輪物語」を読了。映画 Lord of the Rings がすごく気に入っているので、原作をぜひ読んでみたかったので。その感想はおいおい書くとする。


洋書については Harry Potter and the Order of the Pheonix を恥ずかしながらまだ継続中。子供の本なのに。。。今月中には読み終えるつもり、必ず。


○ 新プロジェクトを立ち上げる。


自分の Web サイト を立ち上げるというのが、実はこの新プロジェクトのスタート。今年後半でこのプロジェクトを形にする。その実態はおいおい書く。


× 週末に最低1食、妻に代わって自分が料理する。


いかん、いかん。そんな目標立ててたっけと忘れていたほど。チャーハンでも良いから目標継続せねば。


× ゴルフ、スコア90を切る。


前回スコアが105。ほど遠い。


△ アイデアマラソンでアイデア数300個達成


まだ約70個。残り230個ということは、これまでの約3倍強のペースでなければ。


二人目の子供が6月に産まれたことを目標が達成できない口実にしている。「忙しいからできないんだ」と。でもこれまで義母や義妹が手伝いに来てくれていたので、実はそれほど忙しかったわけではないのだ。単に僕の意思が弱いだけ。


目覚ましの時刻を5時50分にセットして、気分をまた一新。何度でもリセットだ。



はじめての Pre School


最近の日記を読み返してみたら web だとか POPFile だとかサイバーネタばかり。というわけで久々にアメリカ生活日記を書いてみる。


Pre School とは、子供を半日とか数時間預かってくれる場所。日本で言ったら保育園、幼稚園かな?


アメリカの新学期は9月からなのだが、近所の Pre School のサマーキャンプなるもの(夏休み特別学期と言えばいいのだろうか)に今週から3歳になったばかりの長男が参加している。


初日と二日は妻が帰ろうとすると「いやだ」と言うので付き添い、三日目は預けるふりして妻は陰に隠れて観察していたところずっと泣き通し。四日目の今日はやっと元気良く遊んでいる、と昼頃妻から報告の電話があった。


異国の地で何やらわけのわからない言葉をしゃべる先生や子供達の中に、生まれて初めて放り込まれ、本人にとってはきっと大冒険であったに違いない。


大人の自分に置き換えてみたら、未開の地に単身乗り込み、見たことない生き物に囲まれる体験とほぼ同じレベルではないだろうか。


いやはや立派なものだ。



Gmail で無限にアドレスを取得


Gmail の操作感、特にショートカットが気持ち良くてプライベートでほぼメインにして使っている。その Gmail の裏技とでもいうのだろうか、受信用エイリアスを作って無限にメールアドレスを持つことができる、という情報を見つけた。


受信用エイリアスを利用する (Gmail Maniacs より)


無限といっても自分のアカウントに任意の文字を + サインの後に続けて設定できるというものだが、それでもいろいろと使い方が考えられそう。


この情報を紹介している、http://www.gmail-maniacs.net/ というサイトもすっきりしたデザインで良い。Gmail ユーザーとしては注目のサイトだ。



折り紙でCDジャケット


A4用紙1枚でCDケースを作る方法


(http://slashdot.jp/articles/04/06/22/0029254.shtml?topic=42 より)


海外で仕事をしているので、オフィスでいらなくなった紙を使って鶴をちょちょいと折って見せると「さすが手が器用な日本人、すごい」と賞賛される。折れるのは鶴だけなのだけど。


上で紹介したCDケースは、さらに実用的であるという点、それにこちら(アメリカ)では紙といえばレターサイズなのだが、それでもちゃんとできる所が優れもの。裏紙でも良いし、会社のロゴとか日本の新聞とか色んなものを印刷した紙で作ったりすれば楽しそう。



大容量だけがすごいわけではない GMail


先日 GMail のインビテーションをいただいた。メールが 1GB まで保存しておけるという大容量ばかりが強調されているけれど、GMail のすごいところはそれだけではない。シンプルだけれでも良く考えられたデザイン、ユーザーの利便性に配慮した様々な工夫、さすがは Google だ。これらによって実現した圧倒的な使いやすさがある限り、他の Web メールのサービスが 1GB あるいは 2GB と単に容量だけを増やしても太刀打ちできないだろう。


GMail の「ここがすごい」を列挙してみる。



  1. ロゴがかっこいい。ロゴだけならユーザーでなくても http://gmail.google.com/ で見られるはず。封筒の上の M、シンプルだけど良い。

  2. Conversation と呼ばれる同一の件名に対してやりとりされたメールをまとめて表示できる機能。要は掲示板のスレッド表示。何でこれまでどこもやらなかったのだろう。とっても見やすくて便利なのに。

  3. ショートカット機能。ブラウザの上で例えば c と入力しただけで新しいメールが作成できたりする。普通のアプリケーションでなら良く見られる機能だけれど、それを Web メールで実現しているのが新しい。どうやって実現しているのだろう?

  4. メールアドレスの補完機能。数文字タイプしただけでそれらを含むアドレスをあて先に表示してくれる。これも普通のアプリケーションでなら良く見られる機能だけれど、Web メールでやってしまっているところがすごい。これもどうやっているのだろう?と思ってちょっと調べてみたら、こんなページを発見。これを使ってなんか面白いものができるかもしれない。

  5. メッセージを折りたたんだり、広げたりできる機能。どういうことかと言うと、たとえば自分が送ったメールに返信されてきたメールに、最初に自分が送ったメールの全文が末尾に引用されているとする。引用部分は - Show quoted text - というリンクに置きかえられていて(折りたたまれている)、必要なときだけクリックして広げられるようになっている。邪魔にならなくて良い。この折りたたみ機能、いろいろなところに効果的に使われている。

  6. Conversation の画面で、やり取りされたメールの日付の横に、何日前に送られたものなのかが、例えば、(5 days ago) のように表示されている。これが具体的にどうすごいのか説明できないのだけれど、何となく「新しい」、「すごい」と感じた。


以上、いたく気に入って、GMail のアドレスをメインにしてしまおうか(もう実際にはメインとして使っている)と思っているのだが、苦言があるとすれば、国際化対応・日本語対応の甘さ、それにスパムフィルタリングだ。何より肝である検索機能に日本語が使えないのが痛い。それに送ったメールは UTF-8 なので、受け取る環境によっては文字化けして読めない。日本語はやっぱり ISO-2022-JP でないと駄目だ。また、スパムフィルターが実装されているのだけれど、英語・日本語に関わらずスパムがどんどんすり抜けてしまう。POPFile のようにベイズ推定にすればいいのにと思う。あるいは POPFile とどうにしかして連携できないものだろうか。


国際化対応は本サービスが始まるころ、あるいは GMail 日本語版が出る頃までには直っていることに期待。以上の苦言はフィードバックとして Google に送っておこうと思う。せっかくベータテストに参加しているのだから。



画像をぼかす


自分の Hotmail の画面をキャプチャして日記に載せるためにメールアドレスなどをぼかす。Pixiaというフリーソフトウェアを使った。



GMail の招待状は Hotmail アカウントに届くか?


GMail キーワードつながりで次のような情報を知った。


Hotmailユーザー、Gmailへの招待状メールを受け取れず--報告相次ぐ


http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20069255,00.htm


「論より証拠」というわけで実際に自分のGMailアカウントからインビテーションを一つ無駄にする覚悟で、自分のHotmailアカウントを招待してみたところ、問題なく受け取れた。(証拠のスクリーンキャプチャを本日の日記のトップに載せたが小さくてわかりにくいか?)


この記事が出てから急遽 Hotmail 側で対応したのか、それとも不確かな記事だったのか?拒否されるのを期待していたのだがちょっと残念。


なお、上記 GMail がつねに UTF-8 でメールを送ってしまう問題のため、GMail から送った日本語のメールは Hotmail の Web メールの画面からは読めなかった。



Hermes


http://homepage1.nifty.com/asagi/hermes/



電車男氏とエルメス嬢のエピソードを女性の視点から記述した小説。



(http://www.rubyist.net/~matz/20040612.html#p03 より)


電車男、はやってますね。こんなフィクションまで登場してしまって、少し実物の本人達には気の毒かなあ、とも思うのだが、やっぱりついはまって読んでしまう。2ちぇんねるのログから想像力を駆使してこんな読みやすい軽快な文章をかける能力って素直に尊敬します。


「電車男」を読むきっかけを与えてくれたAbacus::blogにお礼がてらトラックバック。もうすでにご存知だったかな?



スパムメールはどこまで排除できるか


スパムメールはどこまで排除できるか(総合評価)


スパムメールはどこまで排除できるか(検証1 強度の効果)


スパムメールはどこまで排除できるか(検証2 学習の効果)


スパムメールはどこまで排除できるか(検証3 日本語への対応度)


スパムメールはどこまで排除できるか(分類技術)


(記事を読むには無料のアカウント登録が必要です)


へべれけ日記で何日か前に知ったのだが、Nikkei BP へのログインのしかたで相当てこずり今まで読めなかった。アカウントは以前とったはずだったのにログインできない。悪戦苦闘の末にようやく既存のアカウントに上記の記事が載っている ITPro の登録を追加しなければいけないということが判明。記事を読みたいと思った人のうち相当数の人が途中で脱落すること請け合いの相当わかりにくいシステムだ。


まあ愚痴はこのくらいにして、記事自体は僕は好きだ。この記事は以前見本誌を送っていただいた日経バイトに載ったものなのだが、僕はこれが今まで雑誌に載った POPFile 関連の記事の中で一番気に入っている。



ただし,少量の学習でも有効に働いたソフトが一つだけ存在した。POPFileである。初期状態ではMozillaと同じく何のフィルタリングもしないが,学習すると他のどのソフトよりも高い判定率を示した。これは,POPFileの学習の仕組みが他とは違うことに起因する。




一方日本語の判定性能を見ると,正当なメールとスパムメールの両方をすべて正しく判定できた製品はなかった(図7[拡大表示])。どちらもそれなりに正しい結果を出せたのは,Norton AntiSpam ,ウイルスバスター,POPFile の3 製品。あとはほとんどスパムと判定したり,その逆の結果となるものばかりだった。たとえばOutlook やMozilla は,スパムメールをスパムと判断できたものは一つもなかった。



このように、POPFile について好意的に書かれているってのもあるが、スパムフィルタリングについて結構つっこんで書かれていて興味深い。


掲げられた課題に対しては、自分なりの考えを編集部あてにメールしたのだが、課題の二つ目「日本語に即した処理を充実させる必要がある」については、「insert.pl の日本語対応」「iso-2022-jp 以外のメールへの対応」「件名の分かち書き」といった機能追加で、記事が出版されたときからは少し進歩していると思う。



プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

オンラインコンテンツ: 大人のためのScratch

Amazonから図書館検索 Libron、iPhoneアプリ ひらがなゲーム かなぶん を作っています。

Email: webmaster at champierre dot com

Twitter @jishiha

最近のエントリー

アーカイブ